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湯浅芳子コミュの必読書など

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とりあえず、最重要と思われるあたりを列挙。
間違いがあったらごめんなさい。

・『百合子、ダスヴィダーニヤ――湯浅芳子の青春』沢部仁美
・『孤高の人』瀬戸内寂聴
・『百合子の手紙』湯浅芳子
・『いっぴき狼』湯浅芳子
・『狼いまだ老いず』湯浅芳子
・『伸子』宮本百合子
・『一本の花』宮本百合子
・『二つの庭』宮本百合子
・『道標』宮本百合子

宮本百合子の著作は、青空文庫でかなり読めます。
入手が難しいのは、湯浅の著作かな。
古本を探すしかないと思います。

コメント(26)

参加してくださった方がいらっしゃるから・・・というわけではないけど、
ちょっと感想など。

『孤高の人』を半分ほど読んだんですが、
湯浅の魅力などを語っているのか、
湯浅周辺で彼女の被害にあった人の弁護を書いているのか、
よくわからない(笑)
死んだ人のことをそんな一方的に書かなくても・・・。

瀬戸内寂聴が初めて湯浅に会ったのが、湯浅が60歳のときとからしいので、
ちょっとぐらい頑固なばあさんになってても仕方ないような。
それとも昔からそんなんなのか!?
そりゃ、『百合子、ダスヴィダーニヤ』の湯浅像ほどかっこいい人とは思わないけど。

なんだかちょっと林芙美子を思い出してしまいましたよ。
吉屋信子じゃ物足りないけど、
芙美子や湯浅は強烈すぎるかも。エピソードが。
補足。

でも、百合子と別れてから50年近くたっても
軽井沢の別荘の百合子の部屋をそのままにしてたこととか、
犬の名前がリリー(つまり百合)だったこととか
(『いっぴき狼』では「リリ子」と書かれていて、
「百合子」のこととは気付かなかった)、
そういうエピソードが読めたのはよかったです。
しつこいですが、『孤高の人』読み終わりました。
最後のほうはわりといいことが書いてあった。
なんだかね、どこか憎めないって感じなのだろうか。

湯浅から、新宿ゴールデン街のプーサンのママ宛てのハガキには笑った。
「とても美味しい佃煮を有難う。犬のリリーがたいそう喜んで食べました。近いうちにまた行きます」
リリーが世界でいちばんかわいかったから、これはほめ言葉らしい(笑)
『狼いまだ老いず』をネットから古本屋に注文してたんだけど、
「在庫を探しているが、まだ発見できていない」とのこと。
早く読みたいけど、1ヵ月は我慢して待つことに。
1ヵ月後に、他店のがなくなってないといいけど・・・。

あんまり関係ないけど、
仕事の合間に神田の古本屋を少しのぞいて、
『青鞜の女 加藤みどり』を買いました。
早くゆっくり古書店めぐりしたいなー。
 瀬戸内寂聴『孤高の人』は単行本になってたんですね。このコミュで初めて初めて知りました。たしか『ちくま』か何かに連載されていたんですよね。
 狼シリーズの二冊、私はがんばって両方とも入手しましたが、なかなか忙しくて読めません。感想が書けないのが情けない。
 それと必読書ですが、中村智子『宮本百合子』なども加えてもいいのかもしれませんね。
>あむばるさま

書き込みありがとうございます!

おっしゃる通り、『孤高の人』は1990〜1997年に
『ちくま』に連載されていたもののようですね。
単行本のタイトルに「湯浅芳子伝」とでも付ければいいのに、とか思いますが、
付けたところであんまり変わらないですかね・・・。

『いっぴき狼』は、いろんなところに書いたエッセイなどの寄せ集めって感じですが、
やはり「人と文学」とか「百合子追悼など」などの項目が興味深かったです。
『狼いまだ老いず』は、もうちょっと「自分のことを書き残す」ことに
重点が置かれているらしくて、私としてはそちらのほうが早く読みたいところ。

中村智子って『百合子めぐり』を書いている人なのですね。
百合子関連だと、まだまだたくさん出てきそうですね。
平林たい子の『宮本百合子』とかもありますし。
もっとも私は、湯浅に関連する部分以上には、百合子に興味がもてないのですが・・・。
あと、田村俊子関連とかもありますね。

最近の本だと、こんなのがあります↓
●『「わたし」を生きる女たち』楠瀬佳子、三木草子
http://books.rakuten.co.jp/jinbun/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=1708007&rbx=X
●『百合子・重治覚書』近藤宏子
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4784505202/3w-asin-books-22/250-1192145-1629042
今日、『宮本百合子全集 −別巻2− 対談・座談会』を、
楽天のオークションで800円で落札しました。わーい。
確か定価は3200円とか。
湯浅や野上弥生子などの対談が載ってるらしいです。

『青鞜の女 加藤みどり』を読んでいますが、どうもあんまり・・・。
たくさんの資料にもとづいて事実を書くわけでもなく、
伝記的小説というほど心理描写が細かいわけでもなく。
加藤みどりがどうという問題じゃなくて・・・。うーん。
上記の『宮本百合子全集』届きましたが、
湯浅が出てくる対談は1つだけでがっかり。
百合子がしゃべりまくっていて、湯浅はそんなにしゃべってません。
1940年代以降の、コミュニストの対談がほとんどです。

『宮本百合子全集』の中では、
あとは湯浅芳子宛書簡が入っている別巻1を入手しなければ。

土曜日に神保町の古本屋をめぐってきました。

『宮本百合子 家族、政治、そしてフェミニズム』岩淵宏子(2800円→1000円)
『田村俊子』瀬戸内寂聴(1961年刊行で350円→1800円)

あと、三省堂で文庫本を購入。

『林芙美子・宮本百合子』平林たい子
『尾崎翠集成(上)』中野翠編

今は、『宮本百合子 家族、政治、そしてフェミニズム』を読んでいます。
「百合子を真に独自な作家にしたマルクス主義の受容が、同時にまた、
百合子文学のさまざまな可能性を奪ってしまった」というところは、
禿同って感じです。

「従来は、転換以降の作品を高く評価する傾向が強かった」という部分は
?と思いましたが、これはこの10年間で評価が変わったからなのかな?
現代の文学少女からすれば、文学における政治の優位性とか言われたら、
当然それは違うだろうと思いますが。
瀬戸内寂聴は、なんとなくルックスと声(しゃべり方?)が苦手で(笑)
ずっと読んでなかったんですが、
芳子関係から始まって、いろんな女性文学者の評伝を読むようになりました。

『孤高の人』は、実際に湯浅芳子と接している人の話だけに、
リアルな感じはしますねー。
変に芳子を賛美するだけじゃなくて、
悪く思った部分も素直に書いているところが、
かえって良いのかもしれませんね!

『百合子、ダスヴィダーニヤ』の芳子は
どうもかっこよく書かれすぎていて・・・。
久々の書き込みです。

ようやく『狼いまだ老いず』を入手しました!
最初に注文したところでは、
「在庫があるはずなのに見つからなくて探している」
と言われたまま何ヶ月もたってしまったので、
そこは断って別のところから買いました。

ちょっと読みかけましたが、これからじっくり読もうかと。
また感想など書き込みまーす。
さやさん、始めまして。ぴよぴよ(浜野佐知)です。最近ミクシィに参加したのですが、湯浅芳子のコミュに出会ってうれしいです。私も参加させてくださいませ。「百合子ダスビダーニャ」の映画化はもう5年越しに頑張っていますが、資金集めに四苦八苦しています。でも、脚本は出来たんですよ。『越境する女たち−名前のない愛の実験−』というタイトルです。原作者の沢部ひとみさんが、湯浅芳子役には歌手の笹野みちるさんがいい、というので、明日、沢部さんと一緒に笹野さんに会います。少しずつですが、進んでいますので、楽しみにしてくださいね。これからもどうぞよろしく。あ、そうそう、「神田川ひよこ」というのは、私の愛猫(18歳・時々噛み付く)ぴよぴよの本名です(笑)。
>ぴよぴよさま
おっと!最近停滞気味の湯浅コミュに、
浜野監督にご登場いただけるとは思ってもみませんでした!!
書き込みどうもありがとうございます!!
実は2日前に『女が映画を作るとき』を買わせていただいたばかりなので、
さらに驚きです!

『越境する女たち−名前のない愛の実験−』というタイトルは、
湯浅芳子と宮本百合子の関係のイメージにぴったりですね!
しかも芳子役が笹野みちるさんとは、
なるほど、と思ってしまいました。いろんな意味で。
めちゃくちゃ楽しみです!!
もし私に何かできることがあれば、何でもお手伝いさせてください!

実は、札幌に住んでいたころ、いろんな偶然の重なりで
『百合祭』の桃谷方子さんにもお会いしたことがあります。
何度かお酒をおごっていただき、
「さやちゃん」とかわいがっていただきました・・・。
さやさん、こんにちわ。『女が映画を作るとき』買っていただいてありがとう! また感想を聞かせてくださいね。それにしても、桃谷さんとお知り合いとは!!世間は狭いですね〜。『百合祭』を札幌の渡辺淳一文学館で1週間上映した時(01年秋・渡辺淳一は嫌いですが安かったので・・笑)さやさんは札幌にいらしたのかしら?毎晩酒豪の桃谷さんに呼び出され、ススキノで朝を迎え・・、私はもうヘロヘロでした(笑)。

「淋しくはない。孤独だけれど淋しくはない。同じ魂の人間もいるし」。湯浅さんの死の直前の言葉ですが、私はこの言葉に出会って、映画化を決意しました。映画化実現に向かって頑張りますので、どうかご協力くださいね。
『女が映画を作るとき』、半分ぐらいまで読みました。
映画にかける熱意がひしひしと伝わってきます・・・。

私は2000年春〜2004年春まで札幌に住んでいましたが、
桃谷さんに仲良くしていただいていたのは、2004年ごろだと思います。
桃谷さんらしいエピソードに思わず笑ってしまいました!
このへんの内輪話は、またメッセージでお話しさせていただきますね。

実は、今年の東京国際L&G映画祭には何度か行ったのですが、
浜野監督のオープニングトークには行けませんでした。
今度関東で上映会など行われる際には、必ず顔出させていただきますね!
 必読書かどうかは分かりませんが、最近出た百合子関連の本です。

 岩淵・北田・沼沢編『宮本百合子の時空』(翰林書房、2001・6)
 多喜二・百合子研究会編『いまに生きる宮本百合子』(新日本出版社、2004・9)
 『国文学 解釈と鑑賞 特集 宮本百合子の新しさ』(至文堂、2006・4) 

 「解釈と鑑賞」の特集号は今日買いましたが、黒澤亜里子・沢部ひとみ・岩淵宏子による県談「愛と生存のかたち――湯浅芳子と百合子の場合」は、湯浅芳子に焦点を当てていて、なかなか興味深かったです。映画の話も出てくるので、要チェックですね。
>あむばるさま
ありがとうございます!
書店には毎日のように行ってますが、
『国文学 解釈と鑑賞』の宮本百合子特集には気付いてませんでした。
ちょっと大きめの書店に行ってチェックしてきます!

人の感想などを読んで、
ますます土曜日の上映会行けなかったことが残念でならず
ヘコみ気味のさやでした。
行かれた方、ぜひ感想などお聞かせください・・・。
『国文学 解釈と鑑賞』買いました!
まだ鼎談しか読んでませんが、沢部さんが出ているせいか
百合子の話というより芳子の話でしたね!
文学的にどうこうというより、芳子ファンとしてよかったです(笑)

それにしても、沢部さんと黒澤さんの
大学時代から一緒に研究できる関係がうらやましかったです。
私も院生ばっかりの勉強会に出たりしてましたが、
学部では同じようなことやってる人がいなかったので・・・。
はじめまして。大学で宮本百合子を専門としているもの
です。
その黒澤さんが宮本百合子の『道標』について講演した
ときの記録が「立命館大学国際言語文化研究所紀要」
16巻2号(2004年10月)で読めます。本自体は大学図書
館などでしか読めないかもしれませんが、立命館大学HP
 → 図書館・研究所・センター → 国際言語文化研
究所→ 研究活動 → 紀要 とたどっていけばネット
上で全文読むことが出来ます。
それを読むと、宮本百合子がいかにひどいか分かります
よ(笑)。
みなさんのお役に立てて幸いです。
そんなに簡単に検索できるとは知りませんでした。自分が
通っている大学ながら、いつも知りたい情報を探すのに苦労
してましたよ。

海の月さん。大学への進学率が50%を超えた現在でも、社会
には大学で得た高いリテラシーをいかす受け皿がなかなか整
備されていないな、と思います。ネットの発達がある程度そ
れを補ってくれる。ネットは怖いなと思う面もたくさんある
ので僕は肯定ばかりもできないのですが、こうして今まで知
らなかった人たちと湯浅芳子や宮本百合子について語れるこ
と、これ自体はまぎれもなくネットの恩恵ですよね。これに
は僕も感激です。

もりえさん。僕は『伸子』から入ったので、後期の作品を読
んで、湯浅芳子というモデルがはっきりしているのに、この
あつかいはひどいな、と思っていました。しかし、紹介した
黒澤さんの講演を聞いたとき、百合子にとって20年以上を経
ても湯浅芳子の存在を無視し得なかったという主旨のことを
おっしゃられて、ああそういうことだったかと思い、少し読
み方が変りました。前回は簡単に「百合子のひどさ」と書き
ましたが、「咲き揃う女/母/労働者」はそのひどさの背景を
考える上でとても勉強になりました。

よかったら、また読んだ感想でもきかせてください。
もりえさん。百合子研究者(の卵)として、あなたのように百
合子を受け取った方と議論できることを光栄に思います。(少
し言い方がかたくるしいでしょうか? 文章を書くときの癖で
す、ごめんなさい)

百合子は自らの家庭への反発もあり、これまでと違った、何か
新しい共同体のあり方を模索していた。そして一時期は湯浅芳
子との関係にその可能性を感じていただろうと思います。しか
しやがて社会そのものの変革の可能性を求めて共産主義へとひ
かれていった。だが、共産主義には芳子との関係を肯定的にと
らえる余地はなかった。

『伸子』のときも、自分の成長欲求をとても普遍的なもの、大
きなものとして表現しています。それは、「女性」が現状の規
範に異議申し立てをしていく戦略だったのではないかと思いま
す。戦略とは言いましたが、どこまで意図的だったのか、むし
ろ性格・性質によるところが大きかったのではと思っています
が。異議申し立ての仕方としては、他にも徹底的に規範から逸
脱するという方法もある。性的な放埓とか、有島武郎の『或る
女』がすぐに思い浮かびますが。しかし百合子はそうはしなか
った。現状より高いもの、理想的なものをもって今を批判し破
ろうとした。その行き着いた先がマルキシズムだったのではな
いか。
だが、その「理想」とされるものがもっていた問題性、それも
百合子は同時に抱え込むことになった。

一九三〇年にソ連から帰って、プロレタリア作家として活躍を
はじめた百合子の作品からは、湯浅芳子的な人物が影をひそめ
たように思える。まったく出てこないわけではないのですが。
それが、戦後の作品にまた復活する。それもこのように激しい
形で。ひょっとして百合子の中で己の理想と、湯浅芳子の存在
がきしみはじめていたのではないか。そのきしみが意外と大き
いことに、不安のようなものを覚えたのではないか。

黒澤さんの講演など聞いたりして、現時点ではこのように考え
ています。長々と失礼しました。湯浅芳子のコミュニティなの
に、百合子の話ばかりしてごめんなさい。

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