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ゴスペルハウスコミュの「借金を赦された人のたとえ」2021.01.24

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ゴスペルハウスメッセージ 2021.01.24
「借金を赦された人のたとえ」 マタイ18:21-35

21 そのとき、ペテロがみもとに来て言った。「主よ。兄弟が私に対して罪を犯した場合、何回赦すべきでしょうか。七回まででしょうか。」
22 イエスは言われた。「わたしは七回までとは言いません。七回を七十倍するまでです。
23 ですから、天の御国は、王である一人の人にたとえることができます。その人は自分の家来たちと清算をしたいと思った。
24 清算が始まると、まず一万タラントの負債のある者が、王のところに連れて来られた。
25 彼は返済することができなかったので、その主君は彼に、自分自身も妻子も、持っている物もすべて売って返済するように命じた。
26 それで、家来はひれ伏して主君を拝し、『もう少し待ってください。そうすればすべてお返しします』と言った。
27 家来の主君はかわいそうに思って彼を赦し、負債を免除してやった。
28 ところが、その家来が出て行くと、自分に百デナリの借りがある仲間の一人に出会った。彼はその人を捕まえて首を絞め、『借金を返せ』と言った。
29 彼の仲間はひれ伏して、『もう少し待ってください。そうすればお返しします』と嘆願した。
30 しかし彼は承知せず、その人を引いて行って、負債を返すまで牢に放り込んだ。
31 彼の仲間たちは事の成り行きを見て非常に心を痛め、行って一部始終を主君に話した。
32 そこで主君は彼を呼びつけて言った。『悪い家来だ。おまえが私に懇願したから、私はおまえの負債をすべて免除してやったのだ。
33 私がおまえをあわれんでやったように、おまえも自分の仲間をあわれんでやるべきではなかったのか。』
34 こうして、主君は怒って、負債をすべて返すまで彼を獄吏たちに引き渡した。
35 あなたがたもそれぞれ自分の兄弟を心から赦さないなら、わたしの天の父もあなたがたに、このようになさるのです。」

ゴスペルハウスの日曜礼拝は、「大人も子どもも一緒にたとえばなしの日」です。

今朝、掃除をしているときのことです。
ほまれ(11歳)と結(6歳)がケンカをはじめました。
その理由は、「どちらがクイックルワイパーで、どちらがコロコロをするか」です。
はたから見るとしょうもないことで、人は争いを始めます。
相手の方が悪いと決めて、もめるのです。

聖書は、「赦しなさい」「裁くな」と言います。
このたとえばなしも、赦すことについてです。
ペテロの質問から、イエスさまは語り始めました。

まず、タラントとデナリという単位のおさらいをしましょう。
1タラントは、6000デナリです。
ですから、1万タラントは、6000万デナリです。
1デナリは労働者の1日分の日当にあたるので、1万タラントは6000万日分の日当です。
6000万日は、およそ16万4271年です。
1デナリ(日当)を1万円と考えれば1万タラントは6000億円、5千円と考えても3000億円です。

1デナリを5千円とすると、このたとえ話はこういうストーリーです。
王に3000億円の負債のある家来が、清算になって返済できずに懇願すると、王はかわいそうに思って負債を免除した。
赦された家来が出ていくと、50万円を貸している仲間に出会った。
家来は返済を求めるが、仲間は待ってくれと懇願した。
しかし家来は赦さず、返済するまでその人を牢に入れた。
それを知らされた王は怒って、家来を返済するまで獄吏に引き渡した。

今や、デタラメな政治家が政治の実権を握っているので、3000億円、6000億円の無駄遣いにも驚かなくなってしまいました。
しかし、とうてい個人では返しきれない負債です。
16万年分の日当ですから、一生どころか、1600生(一生を100年として)の負債です。

それでも王は、それを赦しました。
彼がひれ伏し、嘆願したからです。
彼の一生を、いえ、1600生を、1600回の命を赦したのです。
それは、彼の生涯に渡る、完全な赦しです。

しかし彼は、自分が100デナリ貸している相手を、赦すことができませんでした。
赦された1万タラントが6000万デナリですから、60万分の1です。
たったの、0.00017%です。

なぜ彼は、赦すことができなかったんでしょうか。

今、このことを説明する良い例が、日本にあります。
政府に税金を優遇され、大企業は空前の内部留保を持っています。
しかし、サラリーマンの平均賃金は減少の一途です。
それはなぜでしょう。
端的に言うと、「赦され続けるわけがない」からです。
悪い政権が、一時的にえこひいきしているだけだと、知っているからです。
バブル崩壊のときのようなしっぺ返しが来ると、バブル経済のときのように自社の利益だけを優先したいと、考えてしまうからです。
政権がいい加減だから、赦され続けるわけがないから、が主因です。

赦された家来は、「王はいい加減であり、自分は赦されてはいないかも知れない」と考えたのです。
一生どころか、1600生を赦されているのに、完全に赦されているのに、それを知らなければ、それを受け入れなければ、赦されていないのと同じ状態です。
だから、彼は赦されていない人のように振る舞い、100デナリの借金を赦すことができなかったのです。
この王は誠実で、日本政府とは雲泥の差があるのにも関わらず。

ところで、日本人の特性なのか、学校教育の結果なのか、日本人は従順に従うことを美徳とする場面が多いような気がします。
信仰者が「赦す」ということを意識するあまり、悪政に対しても無批判で従順という姿も、よく見かけます。
私は、巨悪に加担して、弱者を顧みない姿勢は、良くないと思うのです。
赦すということと、悪に対して寛容・無批判というのは、まったく別のことなのです。

さて、赦せない自分を見つけたら、赦せない自分と出会ったら、祈りましょう。
十字架の前で祈りましょう。
イエスさまのつけられている、血みどろの十字架の前で祈りましょう。
したたる血と、苦しみとうめき声の、十字架の前で祈りましょう。
そこで、あなたは、赦されているあなたを発見するのです。
神様の愛で、イエスさまの命で、あなたは赦されているのです。

その赦しの中で、その愛の中で、その生命の中で、生きていくのです。
恐れを持たず、広い心で、心から赦され赦す愛を、生きていくのです。
これが、神様があなたに求めるいのちです。

あなたは、赦されています。
16万年分も、赦されています。
完全に赦されているのです。
そう、赦された者として、生きていいんです。

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