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Gaia・ガイア 動物の世界コミュのキュウリウオ目・シシャモ・ワカサギ・シラウオ・カラフトシシャモ

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●シシャモ(柳葉魚) Spirinchus lanceolatus は、キュウリウオ目キュウリウオ科に属する魚。食用とされる。世界中でも北海道南部の太平洋沿岸の一部でしか獲れない。漁獲高の減少のため、現在「シシャモ」として食卓に上るものの多くは輸入品のカラフトシシャモ(カペリン)である。「シシャモ」はアイヌ語のsusam(スサム、語源はsusu(スス)=柳・ham(ハム)=葉とされる)に由来する。アイヌの伝説に拠れば飢えに苦しんでいたアイヌを哀れんだ神が柳の葉を流したところそれがシシャモになったという。回遊魚であり、10月に産卵のため川を溯上する。この時期の卵を持った雌は子持ちシシャモといい、酒肴として珍重されているが、食通や事情通の間では「雄の方が身の味はよい」とされ、実際脂ののった身の味は雄の方が上である。雄雌共に大きい(太い)ほど味がよい。多くは一夜干しにされるほか、糠漬けにもされる。また、10〜11月の漁期のみであるが、地元ならではの楽しみ方として刺身や寿司ネタとしても供される。北海道勇払郡むかわ町の町魚に指定されている。


●ワカサギ(公魚、鰙) Hypomesus nipponensis は、キュウリウオ目・キュウリウオ科に分類される魚。日本の内湾や湖に生息する魚で、美味な食用魚でもある。

★特徴
成魚の全長は15cmほど。体は細長く、各ひれは小さい。背びれの後ろには小さなあぶらびれがある。また、背びれは腹びれより少しだけ後ろについていることで近縁種のチカと区別できる。本来の分布域は、太平洋側は千葉県以北、日本海側では島根県以北の北日本で、日本以外ではカリフォルニアにも分布する。ただし水温や塩分には広い適応力があり、食用魚としての需要も高いことから、日本各地の湖やダムなどでも放流された個体が定着している。いまや南西諸島と伊豆・小笠原諸島を除く日本各地に分布域を広げている。内湾、汽水域、湖などに生息する。食性は肉食性で、ケンミジンコやヨコエビ、魚卵や稚魚などの動物プランクトンを捕食する。一方、敵は人間以外にも肉食魚や鳥類など数多い。地域にもよるが産卵期は冬から春にかけてで、この時期になると大群をなして河川を遡り、水草や枯れ木などに付着性の卵を産みつける。卵は1mmほどで、1匹の産卵数は1000-2万粒にも達する。寿命は1年で、産卵が終わった親魚は死んでしまうが、北海道など寒冷な地域では2年魚、3年魚も見られる。富栄養化などの水質汚濁に対する適応力が高く、そのような湖沼でふつうに見られる。水質良好であることを表現する意図で「ワカサギが住める○○湖(沼)」といった解説がなされることがあるが、むしろ「ワカサギしか住めない」とみる方が妥当な場合があることに留意すべきである。★ワカサギの穴釣りの光景冬期(10月から3月程度)が漁期で、釣りや刺し網、地引網などで多く漁獲される。中でも寒冷地での釣りは、凍りついた湖面にアイスドリルという専用の道具、またはつるはし等で直径15-20cmほどの穴をあけ、その穴からワカサギを釣り上げるもので、「穴釣り」と呼ばれ日本の冬の風物詩のひとつともされる。長野県の野尻湖や諏訪湖などでは、ストーブを備えた「ドーム船」とよばれる船に乗りこみ、船内から釣る漁も行われている。成長した親魚では骨が太くて硬いが、小ぶりなものは骨も細くて柔らかく、丸ごと食べられる。天ぷら、フライ、から揚げ、マリネ、南蛮漬けなど、いろいろな料理にされる。
★別名
アマサギ(山陰地方)、オオワカ、コワカ、サイカチ、サギ、シラサギ、シロイオ、メソグリなどなお、漢字で「公魚」と書くのは、かつての常陸国・麻生藩が徳川11代将軍徳川家斉に年貢としてワカサギを納め、公儀御用魚とされたことに由来する。
■近縁種
★イシカリワカサギ Hypomesus olidus(Pallas, 1814)
ワカサギに似るが、体色が全体的に黒っぽい。朝鮮半島からカナダまでの北太平洋沿岸地域に分布するが、日本では北海道だけに分布する。北海道に生息するものは完全な河川・湖沼陸封型である。準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)(2007年)。
★チシマワカサギ Hypomesus chishimaensis Saruwatari, Lopéz & Pietsch 1997
1997年に発表された新種で、名のとおり千島列島に分布する。
★チカ Hypomesus japonicus Brevoort, 1856
全長20cmほどになり、ワカサギよりも大型。背びれは腹びれより少しだけ前についていることでワカサギと区別できる。ワカサギと違って淡水域には入らず、沿岸域で一生を過ごす。東北地方の太平洋岸と北海道、日本海北部沿岸、千島列島、カムチャツカ半島まで分布する。
他にも北アメリカ西岸部に Hypomesus pretiosus と Hypomeus transpacificus の2種類が分布する。


●シラウオ(白魚)は、硬骨魚綱・キュウリウオ目・シラウオ科(Salangidae)に分類される魚の総称。狭義にはその中の一種・Salangichthys microdonの和名である。ただし、時にシロウオと混同される。東アジアの汽水域周辺に生息する半透明の細長い小魚で、食用にもなる。体は細長いが、後ろに向かって太くなり尾びれの前で再び細くなるくさび形の体形である。死ぬと白く濁った体色になるが、生きている時は半透明の白色で、背骨や内臓などが透けてみえる。シロウオとは生態や姿がよく似ていて、料理法もほぼ同じで混同されやすいが、シロウオはスズキ目ハゼ科で分類上は全く別の魚である。区別点はシラウオの口はとがっていて、体型がくさび形をしている。 シラウオのうきぶくろはシロウオほどはっきり見えない。 シラウオには「あぶらびれ」(背びれの後ろにある小さな丸いひれ)がある。これはアユやシシャモ、ワカサギなどと近縁であることを示す。 などがある。 シロウオは他のハゼ類と違い、ほとんど仔魚のような形で成熟するが、シラウオは仔魚の形から変態し、他のサケ類と同じように鰭ができる。このことからシロウオはプロジェネシス、シラウオはネオテニーといえるかもしれない。春に川の下流域や汽水湖、沿岸域など汽水域の砂底で産卵し、ふ化した稚魚は翌年の春まで沿岸域でプランクトンを捕食しながら成長する。冬を越した成体は産卵のために再び汽水域へ集まって産卵するが、産卵した後はオスメスとも1年間の短い一生を終える。シロウオと同じく春に川をさかのぼって産卵するとみられていたが、一生を汽水域で過ごすとの説もあり、詳しい生態の調査が待たれる。古来より沿岸域へ産卵に集まる頃の成魚が食用に漁獲され、早春の味覚として知られる。かつては全国で漁獲されたが、現在では漁獲が東日本に偏っている。漁はシロウオと同じように四角形の網を十字に組んだ竹で吊るした「四つ手網」がよく使われるが、霞ヶ浦などの大きな産地ではシラウオ用の刺し網や定置網などもある。


●カラフトシシャモ(樺太柳葉魚・学名Mallotus villosus Müller 1776)は、サケ目キュウリウオ科マロータス属の海水魚。英名は capelin。北太平洋、北大西洋の極北海域、オホーツク海、ベーリング海に生息し、日本では、北海道のオホーツク海沿岸にも回遊する。シシャモと同様に産卵期の雌の腹腔は肥大した卵巣で満たされるが、河川に遡上するのではなく、浅海域で大群を成し、波打ち際の砂礫底に押し寄せて産卵する。現在のところ日本国内に産卵地は発見されていない。

★流通上の問題
日本国内では1970年代以降、同じキュウリウオ科の日本固有種・シシャモの代用品として、シシャモの名で流通してきたが、シシャモとはかなり味が異なり、またキュウリウオ科の中の系統的位置も必ずしもシシャモに近いとは言えない。シシャモとの最も確実な区別点は、鱗の大きさである。シシャモは鱗が大きく、体側の側線沿いに並ぶ鱗を数えると61-63であるのに対して、カラフトシシャモははるかに鱗が小さく、側線沿いの鱗を数えると170-220にもなる。カラフトシシャモの和名自体は、同じキュウリウオ科で一見したときの姿が似ているものが、日本国内や沿岸域に分布する魚にシシャモ以外はないために名づけられ、古くから魚類学や水産学の現場では使われていたものである。しかし、1970年代、シシャモの漁獲量の激減に伴い、流通現場ではカラフトシシャモをシシャモの代用品として流通させるようになると、北海道東南部沿岸に固有のシシャモより世界的な資源量ははるかに大きかったため、かつてのシシャモの流通量をはるかに上回る量で流通するようになり、それまで郷土食材、あるいは比較的高価な魚として流通し、全国的にはそれほど知名度が高くなかったシシャモを圧倒、1980年代には居酒屋チェーン店がメニューとして採用するなど、大衆魚としての地位を獲得した。しかし、このような事態は、シシャモの特産地であった北海道鵡川町などの住民らに、郷土の特産品を汚されるような悪感情をもたらし、カラフトシシャモの和名すらシシャモのまがい物を名乗るものとして忌み嫌われるに至った。カラフトシシャモがデザインされたアイスランドの貨幣食品表示の厳格化に伴い、2000年頃から英名を仮名表記したキャペリン、カペリン、和名のカラフトシシャモといった名称で流通するようになり、ようやくシシャモの代用品として扱われてきた経緯が広く知られるようになってきた。カラフトシシャモはアイスランドでは貨幣のデザインになるほど親しまれており、本来味の劣る魚ではない。日本では「偽物のシシャモ」、「シシャモの代用品」と認知されてしまったことで、不当に低く評価される風潮が生まれてしまった。先述のように北海道のオホーツク沿岸にも回遊してきているが、日本国内では漁獲は行われておらず、日本に流通しているものの主体は大産地からの輸入品である。 近年、原産国ではカラフトシシャモの乱獲が進み、資源の枯渇が危惧される為、当該国では資源保護をうたい、漁獲制限を実施し始めている。日本におけるカラフトシシャモの主な輸入国は、ノルウェー、アイスランド、カナダ等が挙げられる。

★カラフトシシャモの雄
本家のシシャモの雄は、淡泊な味わいがあることから市場にも流通するが、カラフトシシャモは100%メスで、いわゆる「子持ちシシャモ」として流通する。カラフトシシャモの雄はペットフード等の加工品に回るほか、水族館における海獣類への餌などに使用され、日本では食用として市場に流通することは希である。1980年代、カラフトシシャモがまだ高価な食材であった頃は、キズがついた雌の卵を取り出し、注射器で雄の口から押し込み人工的な子持ちシシャモの製作を試みる業者もいたようだが、取り扱い業者が増えると瞬く間に流通価格が下落し採算が合わなくなったため、近年では流通していない。



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[ 撮 影 日 ] 2008.03.09

[ 撮影場所 ] 山梨県立富士湧水の里水族館

[動物名など] ワカサギ
[ 撮 影 日 ] 2008.03.09

[ 撮影場所 ] 山梨県立富士湧水の里水族館

[動物名など] ワカサギ

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