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国鉄があった時代コミュの寝台急行 銀河 物語 第1夜

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昨日、日記に書いた内容の転載です。

急行銀河というのはやはり特殊な列車であって、急行でありながら最初に20系客車を使った急行であり、20系当時は、急行でありながら唯一、特急並みの絵入りのマークが入った急行だったし、24系になってからももしかしたらそうだったかな?

ということで、特急と何ら遜色のない別格扱いの列車だったといえるのですが、実はこの銀河という列車、本当に東海道線の王子様であり、東海道線以外を走らなかった、【正確には昭和40年代に山陽本線まで足を伸ばした時期がありますが。】ということで、今日から3日に分けてお話をしてみたいと思います。

銀河、国語辞典でこの言葉を引いてみると

>銀河系の外に存在するとみなされる、広がりをもって観測される天体。渦巻星雲・棒渦巻星雲・楕円星雲などの種類がある。これらは宇宙の構成単位で、銀河系もこの種の天体の中の一個と考えられる。以前は銀河系外星雲といった。アンドロメダ銀河の類。小宇宙。島宇宙。ギャラクシー。

といったことしか出てこないのですが、ここでは黒猫本舗禁制、じゃなかった。謹製国鉄次点によりますと、以下のようになっています。

「銀河」

古くは、戦前の17・18列車を前身とする寝台急行列車の名称
戦後すぐの混乱期の頃に、15・16列車として、当時の急行はそのほとんどが無名だった頃に、堂々と「銀河」という愛称を持ち、さらに1・2等しか連結しない列車として運転。
さらに特筆すべきは、当時の特急列車と同じ行灯式のテールサインを最後尾に付けて運転したことであった。

と記述されています。
作成者が、いい加減なblackcatなので、・・・

それはさておき、前置きが長くなりましたが真面目に始めたいと思います。

急行銀河、誕生編

急行銀河は、国鉄が誕生した昭和24年9月15日の改正で、「特急へいわ」などとともに、誕生した急行列車でした、当時急行列車に愛称がつくといったことはなく、それ以前に臨時急行で「流星」という列車名が使われたという記録もあるそうですが、正式に国鉄で急行に愛称を付けたのはこの列車が最初でした。
 特に、「銀河」の特徴をあげると、その豪華さでした、戦前に運転されていた「名士列車」(名刺列車ではありませんよ。)と呼ばれた、列車の流れを汲むものでした。

名士列車のお話は、始めると長くなるので明日以降にさせていただきますが、運転開始当時の「銀河」は、全室寝台、それも、1等・2等寝台のみという豪華版の7両編成でした。
【当時は3等車まであったので、以下のこの列車が豪華であったか理解いただけると思います。】
 そして、最後尾には現在の銀河のテールマークの原型となった銀河のテールサインが取り付けられたのです。
 しかし、昭和24年まだまだ戦争の混乱が続くこの時機、一般庶民は固い向かい合わせの座席に窮屈な思いで一夜を過ごすのに対し、ほとんど乗客のいないガラガラの列車が東京から大阪に、はたまた、大阪から東京に走るというのはあまりにも効率が悪く、運転に開始から僅か9日間で、3等車を連結することが決定、その際、せっかく作ったヘッドマークも外されることとなり、長らく宮原機関区の倉庫の片隅に置かれていたそうですが、いつかそれも消えてしまったとのこと。
 昭和49年7月号の鉄道ジャーナルに、当時の銀河のヘッドマークを復刻したイラストが掲載されており、興味のある方はご覧になってください。

 そんな訳で、名士列車の流れを汲む銀河は、運転開始から10日後には3等車を連結した一般列車と同じ扱いになってしまうのですが、これは当時の流れとしては止むを得なかったのかもしれませんね。
 翌年の25年には、他の急行列車のも積極的に愛称をつけることとなり、このとき、「月光」「彗星」「あかつき」「明星」などの列車が誕生しました。
 この中では、彗星がもっとも早く寝台専用列車ということで、寝台車のほかに夜行列車としては珍しいビュフエが連結された他、明星には急行でありながら個室寝台が連結されるなど、肝心の名士列車の流れを汲む「銀河」よりも、後から誕生した列車の方が豪華な設備を持つという逆転現象が昭和30年代には起こっていました。
 もはや戦後ではないと言われた、昭和30年代には、夜の東海道は、鉄道のゴールデンタイムであり夜行バスも飛行機も発達していない頃ですから、大変多くの列車が運転されていました、昭和37年頃の全盛期では、銀河を初めとして、明星・彗星・あかつき・金星・すばる・よど、といった多くの夜行列車が運転されていました。
 昭和38年には、東京〜大阪間のみを運転する寝台専用列車【寝台車を主体に編成された列車】は、「銀河」・「明星」・「彗星」・「月光」・「金星」・「あかつき」・「すばる」となり、、「東海道寝台急行7人衆」等とも呼ばれていたそうです。

なお、明日は、新幹線開業後の銀河とその仲間たちについてお話したいと思います。

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