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ヴァイオリニスト椙山久美コミュの椙山久美+アンサンブル・ムジーク'08.8/31のコンサートを聴いて

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今日、当コミュニティのイベントの方で事前案内していたコンサートに行ってきました。
以下、椙山久美さんについては1部分のみですが、日記からコピーをさせて頂きます。
・・・・・・
今日8/31(日)14:00〜、浜松福祉交流センターホールにて行われた、アンサンブル・ムジーク弦楽合奏団コンサートに行ってきた。
同楽団の演奏会はこれで4度目。それぞれに発見があり、今回も楽しませて頂いた。最近の4回のコンサートでは、最も完成度高かったと思う。指揮者ゲッツ・ハルトマンのリーダーシップの賜物だろう。

過去3回のコンサートの感想は、古い順に以下の通り。
?http://mixi.jp/view_diary.pl?id=329840241&owner_id=3341406
?http://mixi.jp/view_diary.pl?id=549693402&owner_id=3341406
?http://mixi.jp/view_diary.pl?id=697442216&owner_id=3341406

今回のプログラムは、
・A・ブルックナー:弦楽のためのアダージオ ヘ長調(S・スクロヴァチェフスキー編曲弦楽合奏版)
・F・メンデルスゾーン:弦楽8重奏曲 変ホ長調op.20
<休憩>
・F・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 二短調
・E・エルガー:弦楽のためのセレナーデ ホ短調op.20

ブルックナーは交響曲しか聴いた事がない。しかも、私、大のニガテである。何だかどれを聴いても、”大股歩きの巨人”が目に浮かぶようで(苦笑)。
これは元曲が弦楽5重奏曲。その第3楽章を編曲したもの。交響曲とは全く趣が違う。
頭のゆっくりとした歌い出し、美しいハーモニーについ涙が出そうになる。食わず嫌いはいけないと実感。
?で言ったアンサンブルにおける中域の弱さが克服されて、実にバランスが良くなったと思う。

メンデルスゾーンのオクテットは16歳の時の作品。
第1Vnにハルトマンが入った。第2がコンサートミストレスの小沢規子。全、Vn4+Va2+Vc2の8本。
4楽章構成で、章毎の性格の違いがきっちり出ている。
第4楽章はブレストのフーガ。8人のフーガは実に圧巻だ。素晴らしい盛り上がりで一気に駆け抜けた感じ。
ハルトマンは指揮台にいる時と違い、大汗をかいて弾いているのが面白い。でも意外に繊細な音で、自分1人でグイグイ、ゴリゴリ走るという感じの演奏ではない。アンサンブル重視。

休憩後のメンデルスゾーンのVnコンチェルトは、以前私の立ち上げた椙山久美さんのコミュニティのイベント案内でも触れたが、有名なホ短調のそれではない。
参→http://mixi.jp/view_event.pl?id=32455562&comm_id=1853332
13歳の時の作品だが、やはり天才の作品であって、幼さというような部分は微塵もない。
3楽章構成だが、通してバロック風の透明な落ち着きがあり、後、バッハの「マタイ受難曲」を復活演奏したのが20歳の時だから、その下地は既にあったとも言える。
2楽章から切れずに入る第3楽章のアレグロは、ガボットである。

ソロの椙山久美さんのVnは朗々として素晴らしく歌う。
前のハルトマンの大汗を思い出してしまう。大汗の割に繊細な音だったが、久美さんは涼しげな顔で、歌はよく通り本当に気持ちいい。
ところどころでのちょっとした溜めも、カデンツァの自由なテンポも、センスがあって、いやみを感じさせない。
コンサート後、いつもレッスンでお世話になっているお母様のS先生に、今日の楽器は何ですか?と尋ねたら、今日はヤスモノを使っているんですよ〜。弓はヤ○ハのカーボンだし・・・、と、ちょっと苦笑いしながら驚くようなお話し。詳しい事は、今度のレッスンで訊いてみたい。

最後のエルガーは、彼のアルカイックへの憧れみたいなものを感じさせる、水明な小品。
第1楽章のシチリアーノのリズムが悠久の時代を想わせる。

アンコールは2曲、1曲目はイングランド民謡の『グリーン・スリーヴス』のメロディを組み込んだもの、2曲目は舞曲風、中間部にワルツを挟む。
曲名は2曲とも残念ながら知らない。今日のコンサートに行っていた方でご存知の方がいらっしゃいましたら、お教え下さい。

アンコールをやってくれるのは嬉しいのだが、正直に言うと、?で書いた意味で、ちょっと心配した。
しかし、杞憂だった。
2曲ともしっかり自分達のものにしていた。
この合奏団の懐の深まりに、一層喜びを大きくして帰路に着いた。

ps.
S先生のレッスンを一緒に受けているYさんが、当合奏団に加わった。今回は初めての出演で、2ndVnでとても緊張した面持ちだった。
練習中から、ブルックナーのアンサンブルについて、感激してお話しされていた。
次のレッスンであったら、またいろいろ裏話も聴かせてもらおう。
・・・・・・ 
念の為、日記のurlは以下の通りです。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=919078173&owner_id=3341406
 

コメント(2)

アンコール曲、教えて頂きました。
以下の通りです。

1曲目、G・ホルスト:『セント・ポール組曲』op.29-2よりフィナーレ。
'07年1月のコンサートでは、この全曲をプログラムに採り上げている。

2曲目、A・ドポルザーク:「8つのワルツ」op.54から1番のイ長調。
もともとはピアノの為の作品。
 
今日、S先生のレッスンで、当日の杉山久美さんのヴァイオリンについて訊いてきました。
 
イタリアのマルケッティ製作のものだそうで、貸与されたものでなく、ご自身が、在欧時に購入したものだとの事。

私、マルケッティについては、全く知識を有しません。
ネットで調べてみましたが、殆んど引っ掛かりませんでした。

ご存知の方がおいででしたら、お教え下さいませ。
 

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