FOOTBALL 欧州移籍マーケットコミュの8月のマーケット-７

8月のマーケット-７


※アヤックスからマドリーへの最後通告

アヤックスはレアル・マドリーに対し、スナイデルの獲得を望むのならば、チャンピオンズリーグの予選3回戦が行われる水曜日までに3000万ユーロの移籍金を支払わなければならないと伝えたようだ

レアル・マドリーからオランダ代表MFスナイデル対する2400万ユーロのオファーを受けたことを認めたアヤックスは、スナイデルの移籍交渉に応じる姿勢を見せたが、2400万ユーロのオファーは受け入れられないとして、3000万ユーロの移籍金を要求。また、アヤックスのテン・カテ監督は、水曜のチャンピンオンズリーグ予選3回戦でスナイデルを起用したいと考えているため、それまでに結論を出すよう、レアル・マドリーに最後通告を行ったようだ。

一方、スナイデルを放出した場合、大幅な戦力ダウンが懸念されるアヤックスだが、同チームのテン・カテ監督は、「チームの選手がこのようなオファーを受けたことを我々は誇りに思うべきだ。レアル・マドリーは世界でも有数の名門クラブであり、彼（スナイデル）はアヤックスのユース・システムによって見出された選手なんだよ。だから、彼がチームを去ることになれば、新たな選手に昇格のチャンスが与えられるということ。それに我々は、依然として優秀な選手を多く抱えているし、タイトルを獲得する優勝候補の一角なんだ」と語り、この移籍問題を悲観的には考えてないようだ。

※ビルバオがデル・オルノの獲得を断念

フローレス監督の心変わりがビルバオの計画を台無しに…

2005年に約1200万ユーロの移籍金でビルバオからチェルシーに移籍したデル・オルノだったが、昨夏にバレンシアに加入。しかし、そのバレンシアでも怪我に苦しみ、昨季は5試合の出場にとどまった。

そして今季、バレンシアのプレシーズン・ツアーのメンバーからデル・オルノが除外されたため、（事実上の戦力外通告を受けた）同選手の獲得にビルバオが動き、完全移籍を視野に入れたレンタル移籍でデル・オルノを獲得できると考えていた。

ところが、先週になってバレンシアのキケ・サンチェス・フローレス監督が突如デル・オルノをチームのトレーニングに復帰させ、同選手に自身の今後は白紙の状態であることを伝えたため、ビルバオの計画は全てが水の泡となってしまった。

※セビージャ：3500万ユーロでもダメ！

アウベス獲得に必死のチェルシーにセビージャは肘鉄

10日、セビージャのデル・ニド会長は、アウベスに対するチェルシーのオファーがこの数日に2度届いたことを認めた。1度目は3200万ユーロ、2度目は3500万ユーロだった。

「我々は3500万ユーロのオファーを断った。その前は3200万で交換選手を含めないものだった。最初の連絡は火曜日で、2度目は水曜日だった」と、会長は明らかにした。

デル・ニドはアウベスにチェルシーからのオファーを検討すると約束している。
「私は選手がクラブとの契約を全うすると確信している。これが嫌がらせでも金銭問題でも個人的な問題でもない」

「もし、市場価格以上のオファーが来たら」アウベスの移籍を考慮すると会長は言うが、それは4500万ユーロ以上の契約金を指しているに他ならない。

また、デル・ニドはドラグティノビッチの契約延長に関し、「まだ契約にサインはしていないが、我々は合意に達している。彼は今後4年間セビージャで働く」と、数日のうちに終結すると加えた。

※「ダイアーが欲しいなら、もっと金銭を」ニューカッスル会長が反論

ＭＦキーロン・ダイアーの移籍を巡り、ウェストハムとニューカッスルの関係は悪化しているように見える。

ウェストハムは、ニューカッスルから同選手を迎えいれる寸前だった。しかし、直前になって交渉が決裂。ダイアーは家族の問題で移籍を希望しており、ウェストハムの練習にも参加していた。

メディカルチェックも完了している。だが、ニューカッスルは移籍金の額を吊り上げた。その後、ウェストハムのチェアマンであるマグヌソン氏は、激しくニューカッスルを非難している。

だが、ニューカッスルのクリス・モート会長は、次にように反論した。

「ニューカッスルの背番号８は、彼のものだ。それは今季も続くことで、問題はない。イングランドの代表に選ばれる選手だ。クラブに大きな貢献ができる大切な選手なんだよ」。

「彼の妻と子供は、確かに移籍を望んでいるかもしれない。それが、ウェストハム移籍の可能性に繋がった。しかし、実際にウェストハム移籍が近づいたとき、気分が悪くなったんだ。だから、キーロンに残って欲しいと思った。彼が欲しいのであれば、より多くの金銭を支払うべきだ」。

※フィオレンティーナ、オビンナに加えクアレスマ獲得も考慮（ガゼッタ・デッロ・スポルト紙）

移籍金500万ユーロでオビンナを獲得へ

チェーザレ・プランデッリ監督は失望などしていない。８月末までに、移籍市場で最後の猛攻を仕掛けるからだ。パンタレーオ・コルヴィーノSDは現在、2選手の獲得に動いている。

まずはオビンナの引き抜きから。フィオレンティーナはすでに同選手と報酬面で折り合いをつけており、現在は待機中である。聖母被昇天の祝日（８月１５日）の後、オビンナ本人がキエーヴォのカンペデッリ会長とインテル経営陣（同選手の所有主）に、ヴェローナを離れる意志を明白にするつもりのようだ。またヴィオラ側は、同選手の獲得の最終オファー額である500万ユーロの準備をしているのである。

だが、フィオレンティーナはオビンナ以上に重要な事を頭に思い描いている。MFクアレスマだ。フィオレンティーナはこのカンピオーネ獲得の為、激戦を勝ち抜かなければならないのである。問題となるのは交渉を進めているクラブが、チェルシーとレアル・マドリードであることか。８月末にこの2クラブがよそから選手を引き抜くのであれば・・・。同選手の移籍金は4000万ユーロと言われているが、コルヴィーノSDが更に恐れているのは、チェルシー、及びレアル・マドリードがこの高額な移籍金にも交渉可能であると判断している点である。

フィオレンティーナはクアレスマの代わりとなる選手も模索している。この数日で、ヴィオラ幹部はPSG所属のジェローム・ロタンに焦点を合わせた。

※ジュルー、バーミンガムにレンタルブルース監督：「ヴェンゲルが認めてくれて嬉しい」

アーセナルに所属するDFヨアン・ジュルーは、レンタルでバーミンガムに加入することになった。

今夏、一部に昇格してくるバーミンガムは、プレミアシップで戦える陣容を整えたいと考えている。チームを率いるスティーブ・ブルース監督は、この夏、１０人目の補強をジュルーに決めた。

同選手はプレミアシップで２１試合に出場。バーミンガムを残留に導くために、十分な質を備えた選手だろう。

アーセナルを指揮するアーセン・ヴェンゲル監督は、２００８年１月までレンタルの許可を与えた。ただ、状況によってはシーズン終了まで延長となる可能性がある。

バカリ・サニャが加わったことにより、ジュルーの成長は妨げられるかと思われたが、レンタル移籍は同選手に出場機会を与えるだろう。

ブルース監督は、優秀なＤＦを手にしたことを以下のように喜んだ。

「彼は１０年間くらいアーセナルで活躍するだろう。私は本当にそう感じている。アーセン・ヴェンゲルが認めてくれたことを嬉しく思うよ」。

「ボールに対して強く、偉大な能力を持っている。非常に良い選手だ。ＤＦとしてはもちろん、ＭＦでも活躍するだろう」。

※ジュルー、バーミンガムにレンタルブルース監督：「ヴェンゲルが認めてくれて嬉しい」

アーセナルに所属するDFヨアン・ジュルーは、レンタルでバーミンガムに加入することになった。

今夏、一部に昇格してくるバーミンガムは、プレミアシップで戦える陣容を整えたいと考えている。チームを率いるスティーブ・ブルース監督は、この夏、１０人目の補強をジュルーに決めた。

同選手はプレミアシップで２１試合に出場。バーミンガムを残留に導くために、十分な質を備えた選手だろう。

アーセナルを指揮するアーセン・ヴェンゲル監督は、２００８年１月までレンタルの許可を与えた。ただ、状況によってはシーズン終了まで延長となる可能性がある。

バカリ・サニャが加わったことにより、ジュルーの成長は妨げられるかと思われたが、レンタル移籍は同選手に出場機会を与えるだろう。

ブルース監督は、優秀なＤＦを手にしたことを以下のように喜んだ。

「彼は１０年間くらいアーセナルで活躍するだろう。私は本当にそう感じている。アーセン・ヴェンゲルが認めてくれたことを嬉しく思うよ」。

「ボールに対して強く、偉大な能力を持っている。非常に良い選手だ。ＤＦとしてはもちろん、ＭＦでも活躍するだろう」。

※ブラジル代表アレックス、チェルシーと3年契約

８月１０日、イングランド・プレミアシップのチェルシーがブラジル代表ＤＦアレックスと３年契約を結んだと発表。

チェルシーが、ブラジル代表ＤＦアレックス（２５）と３年契約を結んだことを明らかにした。ウェブサイト上で１０日に発表した。
　同選手の移籍手続きは、英国の就労許可取得のため１週間あまり遅れていた。
　アレックスは、ブラジルのサントスでプロデビューを飾り、オランダのＰＳＶのリーグ３連覇に貢献した。先月の南米選手権（コパ・アメリカ）で優勝したブラジル代表のメンバーでもある。