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リスクマネジメント実践研究会コミュのビッグ3の経営危機

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アメリカの自動車ビッグ3の経営危機の行方は、今年のアメリカ、そして日本の経済を考える上で、非常に大きな問題ですね。

リスクマネジメントを考える上でも、今回のこのビッグ3の問題は、とても良い事例と思います。

GMを始め、米国ビッグ3と言えば世界最大級の企業です。それが、政府援助が無ければいずれも実質経営破綻の状態です。

リスクマネジメントの最大の目的は、企業を倒産させないことですから、その意味ではビッグ3はリスクマネジメントに失敗したわけです。

リスクマネジメントの本場と言われるアメリカですから、ビッグ3には当然いずれも相当規模のリスクマネジメント担当部署が存在するものと思います。それがまったく機能しなかったということですね。

ビッグ3の経営トップは、議会の公聴会の場で醜態を晒し、無能経営者の代表のような目で見られていましたが、いずれも今回の経営危機の原因を金融危機による急激な需要減と発言し、自社の対応の遅れを認めていませんでした。

しかし、ビッグ3の経営危機の本質は、売れる車を作ることが出来なくなったということでしょう。

日本やドイツの車と比較して、魅力もなく燃費も悪くて割高な米国車は、今回の金融危機を迎える前から売上不振に陥っており、GMを始めビッグ3は軒並み巨額赤字を続けていました。

新大統領のオバマは、選挙戦の際に自動車業界の支援を受けたことが勝因と言われていることから、ビッグ3を断固救済する方針のようですが、この根本原因が解決されない限り、政府援助だけでビッグ3を支えきることは難しいのではないでしょうか。

以前のトピックで書いたように、一般的に企業にとって最大のリスクは、売上・利益が減少すること、つまり、商品が売れなくなることなのです。今回のビッグ3の経営危機はまさにその典型例と言えます。

リスクマネジメントは、日本ではまだまだ認知されていませんし、本場のアメリカでも、リーマンブラザーズやAIG、そして今回のビッグ3に見られるように、本質的に有効な理論や手法が確立されているとは全く言えない状況です。

企業にとって真に重要なリスクは何かを見極め、それに対して有効な手立てを講じるのがリスクマネジメントですが、繰り返し書いている通り、それは経営そのものであり、極めつくすことなど不可能とも言える、永遠の経営テーマなのです。

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