民主党埼玉政治スクールコミュの●菅直人内閣総理大臣誕生

●社民連時代の菅直人が｢朝まで生テレビ！｣に出演していた時の事である。
　テレビを観ていた私は
　｢なんか眠そうな顔してメンドクサそうに話すけど饒舌な人だなぁ｣
　と言う印象を持った。

　程なくして菅直人が厚生大臣に就任した。
　｢あ、あの時の人が大臣になったんだ。こりゃ期待できるぞ｣
　と直感的に思った。
　だから当時問題となっていた薬害エイズの患者団体が
　菅を攻撃するようなスローガンを掲げていた事に対して
　｢それはちがうだろう？｣と思っていた。
　　
　そして歴史的な薬害エイズ問題の解明である。
　｢やってくれた！やっぱりあのヒトは凄い人だ｣
　率直に驚き感動した。　

　　　　　　　　　　　　　　　＊　＊　＊　＊　＊

　今、菅直人が党の新代表に就任した。(10年6月4日金 12時25分)
　日本の政治史上初めての非世襲、市民運動出身の総理大臣の誕生である。　

　９０年代話題になったヲルフレンの著書、｢日本/権力構造の謎｣などにより
　｢政治が官僚をコントロールできず、意思決定の責任主体が存在しない」
　と言う｢日本病｣の病巣が明らかにされたが、
　｢説明責任｣や｢政治主導｣｢官僚制｣の問題が誰にでも意識される所になったのは
　彼の著作とともに同時期の菅直人の活躍によるところが大きい。
　
　これで日本も変わる。
　今は明治維新、敗戦時のＧＨＱ改革にに匹敵する時代である。
　｢飽和と形骸｣が横行する日本の｢終わりなき日常｣も終わりにしよう。