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俺はその夜多くのことを学んだコミュの『 リオブラボー 』(59年米)監督:ハワード・ホークス

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ジョン・ウェイン、の魅力はおよそこの世の全ての
駆け引きを許さない、時として野暮な男気。

それが彼の硬質なワイルドさとタフネスな存在感を作
り出しているような気がする。

それは文句なく完全なまでに、この映画に表現されて
いるのは、ハワード・ホークスが監督ということも
重要なエレメントである。

三つ数えろのハンフリー・ボガードのように、
男が惚れる男を描くのが実にうまい。

憧れるのではなく、惚れる。

だけど、僕の個人的な勝手な解釈ではあるが、
ホークスが本当にこの映画で描きたかったのは
ディーン・マーティンだった気がしてならない。

ジョンのタフな正義漢、はっきり言って誰もついて
いけません、に対し、かつて名フェリフだったが
悪い女に騙されて挙句アル中、挙句かつて物乞いまで
した彼は、敵にも嘗められまくる。

今一歩、自分に自信が持てない姿は、血の通った
人間臭さと哀愁を感じさせる。

彼のその”かっこ悪い”男の演技の巧さは、さすが
彼が長年コメディアンとして活躍したキャリアの
賜物だと思う。

ネイサン一家との対決の前夜、詰所でマーティンが
ソファに横になり足を組みながら、”ライフルと愛馬”を
いかにも疲れて眠たげに歌うシーンが最高にクールに
描かれている。

迷い、傷つき、そして汚れながら生きる男の姿、
そこには、硬質なタフネスも絶対の自信からくる
タフな余裕のかけらもない。

カッコ悪い男の哀愁、そこにも男の魅力はある、と
教えてくれたような気がする。

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