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エビデンスに基づいた服薬指導コミュの抗菌剤におけるPK/PD理論

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PK/PD理論とはpharmacokineticsおよびpharmacodynamicsを考慮して薬物投与計画を立てることであり、これにより効率的な治療の実施、副作用の軽減および耐性菌の出現防止を効率的に行うことが可能となります。

お恥ずかしいながら、私がこの概念を知ったのはまだ2年ほど前の話です。

内科医らにとってはかなり以前から知られていたようですが、今の薬剤師国家試験では問われているのでしょうか?

コメント(6)

PK/PD理論の中で、投与間隔を規定する重要な要因としてPAE(post-antibiotic effect)があります。

PAEとは抗菌薬が細菌と短時間接触した後に細菌の増殖を一定時間抑制する効果です。これにより、血中濃度がMICを下回っても抗菌効果が持続します。この効果は、薬物が除去された後も抗菌薬が標的分子を持続的に抑制することに起因するものと考えられています。

さらに、PAEで興味深い点は、MIC以下においても抗菌薬は薬理作用を発揮するということです。これは2つのphaseに考えることができます。一つは、MIC以下での薬理作用、もう片方は高濃度の薬物にさらされた後のMIC以下での薬理作用です。
前者;そもそもMICは増殖を抑制する濃度であり、MICに満たなくても細胞増殖能以外の要因に影響を及ぼすために起こります。例えば、細胞膜の疎水性や接着能を変化させたり、リボソームの局在を変化させたりします。興味深いことに、細菌が標的となりやすくなったり、貪食細胞の活性化などにより、免疫増強効果もあるようです。(もちろんこれら効果は薬物および細菌の種類に依存)
後者;いったん高濃度の薬剤にさらすことで細菌内の標的分子を飽和させ、それ以降はde novoに合成される標的分子を阻害する機構によります。例えば、ペニシリンはPBPsの活性部位に共有結合することで、持続的にPBPsを阻害します。いったん高濃度のペニシリンを与えることでPBPsがほとんど不活性化されるので、その後は新規に合成されるPBPsを低濃度のペニシリンによって十分抑制することが可能となります。

以上、Int J Antimicrob Agents. 17:1-8, 2001., J Bacteriol.167:535-43, 1986., J Antimicrob Chemother. 58:444-8, 2006., J Chemother. 16:238-43, 2004.を参考に独自の解釈を加えて記しました。
補足

PAEは、厳密には、抗菌作用を示した後に薬物を除去しても薬理効果が持続することを示します。ここでは広義の意味を考えてみました。

なお、上述の「前者」の効果をsub-MIC effect、「後者」をpostantibiotic sub-MIC effectと呼びます。

(Int J Antimicrob Agents. 17:1-8, 2001)
でも現場では結構  

クラビット3T 分3 ○日
なんて処方みますけど・・・

厚生省が早く添付文書改訂するようにすればいいとは思います。
この理論は出るのではないかと思います。
ここ数年盛んに言われだしていますから・・・・

で、現場はクラビットは分1にかわっています。

感染制御専門薬剤師講習会でもニューキノロンやアミカシンなど、添付文書どおりでは具合が悪い点を指摘されていました。

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