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エビデンスに基づいた服薬指導コミュのEBMとは

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エビデンス・ベースト・メディシンevidence based medicineの略称で、「根拠(証拠)に基づく医療」と訳される。数多くの確実な臨床試験で有効性の根拠がはっきりしている薬や治療法をいう。

EBMは、1991年にカナダ・マクマスター大学の教授ゴードン・ガイアットGordon Guyatt(1953― )が提唱し、医療界に浸透した。その概念はガイアットの師のデビッド・サケットDavid Sackett(1934― )が1970年代から構築しつつあったといわれる。本来は広く関連文献を調べ、目の前の患者への適応を判断し、診療することであったが、しだいに個々の診療内容がどの程度、疫学的、統計的に効果を保証されているか、といった意味で使われることが多くなっている。日本の医療界には1990年代後半に導入され、専門誌「EBMジャーナル」(中山書店)が創刊された1999年(平成11)ごろからかなり一般的になった。

証拠(エビデンス)には段階がある。もっとも評価が高いのは、無作為化で比較した臨床試験データが多数ある場合で、その次は一つある場合、以下、臨床試験データや治療前後の比較報告、症例報告、専門家の意見、の順番になっている。無作為化の臨床試験とは「二重目隠し試験」とよばれるもので、患者をくじ引きで2グループに分け、医師にも患者にもどちらに当たるかを知らせず、片方に評価目的の薬、片方に別の薬や偽薬を与える。医師や患者の思い込みを排除し、治療効果を確認する。ただし、患者にも医師にも歴然とわかる治療法は評価が1ランク落ちることになる。

厚生労働省は厚生省時代の1999年度(平成11)から標準治療として、EBMにかなった診療ガイドラインづくりを始めた。学会独自も含め、多くのガイドラインが完成している。

EBMは診療の参考にはなるが絶対的なものではない。第一にデータ蓄積までに時間がかかるので、特定の医師しかしていない新しい治療は、たとえ有効でもEBMではない。また、日本の漢方薬のような多数成分の複合治療は高レベルのEBMにはならない。質のよい臨床試験はお金がかかるので、資本力の強い製薬企業などに有利、といった欠陥がある。

一方、EBM全盛のなかで、反省や反発もある。EBMを補う考えとしてNBM(エヌビーエム=ナラティブ・ベースト・メディシンnarrative based medicine)も重要視されている。NBMは多数の統計ではなく、個々の患者との対話を重視し、病気の背景を理解し、全人格的な対応をする医療である。narrativeは物語の意味だが、無理に訳せば「対話に基づく医療」となろう。結局はEBMとNBMの組合せが大切である。

(Yahoo!百科事典)

コメント(1)

よくまとまっていて分かりやすかったので引用してみました。

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