ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

死刑制度 death penalty コミュの凶悪犯罪という「罪」と死刑という「刑罰」はバランスできているか?

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
(℃_°) warMartさんのおすすめがあり、これまで私が書いた死刑に関する日記を転載させていただきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[死刑の方法]
 私は専門家ではないが、死刑執行の方法はさまざまのようだ。我が国のように、絞首刑のほか、電気椅子、麻酔薬の過量投与など。

かつてはギロチンのような方法もあった。

このような方法には、残酷な印象を与えるものもあるが、いわば安楽死である。

映画「スパルタカス」では、スパルタカスは磔の刑に処せられる。これは相当残酷で、死亡するまでに10日ほどかかるという。スパルタカスの妻を演じたジーン・シモンズ(ヴァリニア)は、磔(はりつけ)になったスパルタカスの足元で「早く死んで」と祈る。これは「苦しみが早く去るように、死んでください」という意味である。

磔の刑はいわば見せしめの刑であり、考えられる一番苦しい、残酷な刑である。

現在では、磔のような残虐な刑は認められないが、犯罪被害者遺族にしてみれば、絞首刑のような「安楽死」ではなく、磔にして何日も苦しんでから死んでほしいと思うことだろう。

ところで、NHKに「こころの時代」という番組があるが、この番組の基調は「いかに生きるか」ということであり、「ヒトはいずれ死ぬ」ということが、その背景にあるように思う。

ラテン語の「メメント・モリ」は「死を想え」ということとされている。日本でもそうだろうが、中世のヨーロッパでは戦争や疫病が日常茶飯事で、常に死神が背後にいるような状況だったのだろう。

動物は、おそらく、「死を想う」ということはしない。だから「いかに生きるか」ということも追求しないで生きている。


ともかく、人類の「死亡率」は100%である。

善人であろうが、悪人だろうが、みんな、死ぬ。

どんな人間も、生まれた時から死刑に処せられており、その「執行」が猶予されているだけともいえる。

刑事訴訟法によれば死刑は刑が確定後6か月以内に執行しなければならないとされているが、実際には、死刑執行までの期間ははるかに長いとされている。しかも死刑囚が、病気であると死刑執行は延期される。

だから、死刑が執行されず、その前に死亡するケースもあるだろう。

まして法務大臣が、帝銀事件の平沢貞通のように、死刑執行を躊躇するようなケースでは最終的に死刑囚が天寿を全うするケースもある。

冤罪が争点となっている袴田事件の袴田巌死刑囚も強い拘禁反応によって心身喪失状態にあるとされている。袴田巌死刑囚がすでに76歳であるとことを考えると、この事件が冤罪か否かに関わらず、寿命を迎えるかもしれない。

オウム真理教の浅原彰晃も詐病という説もあるが、一般には心身を病んでいると認識されており、このような状態で、法務大臣が彼の死刑執行を命じることができるのか、強い関心を覚える。


ともかく、人類の死亡率100%であるのに、死刑を執行するというのは「死期を早める」ということに過ぎない。

統計によれば8割ほどの人が死刑存置を支持しているようだが、人類の死亡率が100%であることをこの人たちは忘れているのではないだろうか?

人類が死亡しないのであれば、死刑も意味を成すように思うが、誰でも訪れる死を早めることに過ぎない死刑が、凶悪犯罪の被害者の経験した「悔しさ」「苦痛」そして「失われた未来」「家族親族友人の悲しみ」に見合ったものだろうかという疑問を持つのだ。


ところで、上記の「メメント・モリ」、Wikipediaで調べてみると「当時『メメント・モリ』の趣旨はcarpe diem(今を楽しめ)ということで、『食べ、飲め、そして陽気になろう。我々は明日死ぬから』というアドバイスであった。これの起源は聖書にあり、イザヤ書22:13には『食べ、飲もう。我々は明日死ぬのだから』。ホラティウスの詩にはNunc est bibendum, nunc pede libero pulsanda tellus.(今は飲むときだ、今は気ままに踊るときだ)とある」と書かれている。そう考えると、哲学的な意味合いよりは、刹那的、快楽主義的な面が感じられる。

しかし、与えられた人生を享受するということは重要なことである。

Quality of Life(生活の質)という言葉がある。

たとえば、食事をとれなくなった患者さんに対して胃に管を挿入して栄養補給をする胃瘻という延命処置法があるが、多くの医師は「食べることの楽しみ」を奪われ、胃瘻を施されてまで、延命したくないという。

つまり「生きることの質」というのは極めて重要であり、凶悪犯罪被害者に対しての刑のありかたも、「生きることの質」の観点から考えてもいいように思う。

2012年05月27日の日記を改変
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1848073369&owner_id=18079363

コメント(94)

ターボー閣下さんの意見に対して、とりあえず大きな疑問がある。

>ともかく、人類の死亡率100%であるのに、死刑を執行するというのは「死期を早める」ということに過ぎない。

>統計によれば8割ほどの人が死刑存置を支持しているようだが、人類の死亡率が100%であることをこの人たちは忘れているのではないだろうか?

>人類が死亡しないのであれば、死刑も意味を成すように思うが、誰でも訪れる死を早めることに過ぎない死刑が、凶悪犯罪の被害者の経験した「悔しさ」「苦痛」そして「失われた未来」「家族親族友人の悲しみ」に見合ったものだろうかという疑問を持つのだ。

死刑が死期を早めるに過ぎないのであるなら、殺人だって死期を早めるに過ぎない。
もしそれが安楽死であるかどうかを問題とするなら、安楽死させる殺人を行う人は罪に問わないのだろうか?

そして被害者の「失われた未来」ってのは、矛盾しているのではないのか?
死亡率は100%だ、と言うのなら、未来とは死である。
死期を早めるという事に過ぎない、とそう自分で言ってる。
という事は、永遠に死なない人が殺されてはじめて「未来は失われる」はずだ。
もしくは、永遠に生かされるか。

更に、死刑でも死刑囚だって「悔しさ」は感じてるだろう。
「家族親族友人の悲しみ」は、それらの人がいれば、死刑とか殺人に関わりなく存在するのではないのか?

つまり、天涯孤独の人を安楽死させれば、残るのは悔しさだけなので、無罪放免といったことになる。
悔しさを感じさせたってだけで刑罰に処せられてたらたまんないからな。

という事は、何人かで襲い掛かって、首にロープをかけて吊って殺せば、殺人で捕まえてはいけないという事だ。
更に言えば、一人だけ殺すより家族全員首を吊って殺せば、悲しむ家族がいなくなるぶん罰が軽くなるんだ?
親族友人までことごとく皆殺しなら、更に罰が軽くなる。


殺人は、「殺したかどうか」で判断すべきだと思う。
もちろん、苦しめて殺せば、その残虐性を問う必要はある。
逆にそれだからこそ、死刑に残虐性を求めてはいけないのだと思う。

そして殺人は、社会のより良い存続を阻害するものである。
故にそれは排除に努めるべきである。
絶対的終身刑は排除とは言えない。
場所や管理を必要とするからである。

死刑をなくし、「絶対的終身刑」が最高刑になれば、受刑者は全ての法から自由になってしまう。
つまり、脱走して更なる殺人を犯しても、何のデメリットもないという事である。
仕事のために渡された道具で、他の受刑者を殴り殺しても、看守を刺しても、何のデメリットもない。
故に普通の刑務所並みの造りでは、危険を防げない。
立地も造りも今まで以上の経費を必要とする。

ライファーズの統計によると、労役は刑として与えられてはいないが、希望者は多いという。
理由は、仕事の達成に喜びを感じるからである。
その上、残業は常になく、完遂しなくても何のペナルティもない。
やりたい日はやればいいし、土日以外でも休みたい日は労役を希望しなければ良い。
作業の途中でもやりたくなくなれば、作業を拒否しても何のペナルティも与えられない。
ほとんど気晴らしみたいなものだ。

労役を義務化すればいい、と言うかもしれないが、義務化したところでやらないことに対してペナルティが与えられない。
体罰も拷問も禁止されている。
食事の差し止めなんて持っての他だし、独房に閉じ込めるのも日数に限界がある。

何せ、最高刑に処せられているのだから、それ以上の罰は与えられない。

逆にそれが出来るように法を変えるなら、刑罰における時代は逆戻りしてしまう。
より最悪の未来である。

絶対的終身刑を死刑の代わりにしろと言う人達は、まずは現在の絶対的終身刑を写したドキュメンタリーである「ライファーズ」を見てからにして欲しい。
そこにはたくさんの問題点が指摘されている。

まあ、例に漏れず、死刑反対のビデオみたいに、受刑者が中心であるところには問題も感じるが、「とりあえず、一生閉じ込めておけば全く問題なし」という全くの考えなしよりマシだ。


ターボー閣下さんは、もうここには書き込む気はないのだろうか?
>>[57]

具体的にどうするべきだと言うの?
小説以外の長文を読むのも苦手ですし、長文を書くのも
苦手なので簡潔に述べます。
自分勝手な理由で残酷な殺人を行った者に更正の余地などなく、
死を以って罪を償う以外の方法はないと思います。
したがって死刑存続派です。
>>[60] 残酷な殺人者に人権など必要ない。そして私の意見を貶す権利は誰にもない。
>>[62] いいや、殺人者など最早人ではない。
したがって当然どんな形で貶されようが問題ではない。
>>[64] 言いたい事が皆目分からないんだが。殺人者を憎む事の何が問題なんですか?
何処が間違っているのか見当も付かない。
あんたは愛する人を殺された方の気持ちが分からないのか?
よく殺人者を擁護する気持ちになれるね。
あんたも人じゃないって事か。
それから人様に向かって「お前さん」とは何事だ。
お前呼ばわりされる筋合いはないし、あんたより格下になった覚えもない。
>>[59]

荒らしは放っておいてください。

まあまあ同意ではありますが、感情で刑罰を決めるべきではありません。
それでは廃止派が「人殺しだから、死刑はやめろ」と言うのと変わりません。

感情で判断するなら、近しい人を優遇し、そうでない人を差別してしまう事態にも陥ります。

あなたが「人を殺すようなヤツは人じゃない」と思うのは自由です。
感情的には理解できます。
でも、それを死刑存置の理由にすべきではありません。

どう思いますか?

ログインすると、残り87件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

死刑制度 death penalty  更新情報

死刑制度 death penalty のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング