聖書のおはなし小部屋コミュの献身　５．

※キリストへの道ｐ43-51

■意思の力とは何であるかを知る。

　『私はどうすれば神に自らをささげることができるでしょう」と、尋ねる人が多くあります。そして、自分を神にささげたいと望んでいながら、道徳的力が弱く、疑惑の奴隷となり、罪の生活の集荷に支配されています。どんな約束も決心も、砂のなわのように弱く、自分では自分の思想、衝動、愛情を制することができません。こうして約束を破り、誓いを裏切って自分の誠実さに自信がもてなくなり、神は自分を受け入れてくださらないのではないかと思うようになります。
しかし絶望するには及びません。ただ必要なのは、本当の意思の力とは何であるかを知ることです。意思の力とは人の性質を支配している力決断力、選択の力です。すべてはただ意思の正しい行動にかかっているのです。』

■神に仕えることを選ぶ

　『神は人間に選択の力をお与えになりました。つまり、人がそれを用いるようにお与えになったのです。わたしたちは自分の心を変えたり、また自分で愛情を神にささげることができません。けれども、神に仕えようと選ぶことはできます。意思は、神にささげることができます。そうすれば、神は私たちのうちにお働きになって、神の喜ばれるように望み、また行うようにして下さいます。こうして性質は全くキリストの霊に支配されるようになり、キリストが愛情の中心となり、思想もまた彼と一致するようになります。』

■クリスチャンになることを選ばない人々

　『善と清さを望むのは正しいことですが、そこでとどまるなら何の役にも立ちません。クリスチャンになりたいと望みながら、滅びていく人が多いのです。彼らは、神に自分の意思のをささげるところまでこないからです。つまり彼らは、今クリスチャンになることを選ばないからです。』

■服従は生活を変える

　『意思を正しく働かせるならば生活は全く変わってしまいます。意思をキリストに全く服従させることによって、どんな主義よりも力よりも、はるかに優った力に自分を結びつけることになるのです。そして、天よりの力を得て、しっかりとたつことができ、絶えず神に服従することによって新しい生涯、すなわち信仰の生涯を送ることができるようになるのです。』

アーメン！！

（献身・完）