ありがとうございます！
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コメント(214)
大変いい質問をありがとうございます。
当院では、血液像の技師間差は日々各技師さんのレベルにあった症例標本をカウントしていただき調整しています。
理想的な血液像における技師間差是正取り組みとは？
1）貴職場にて絶対的な形態学精通技師がおられる時
毎朝の鏡検トレーニングをされておられる施設がありました。
2）皆和気藹々の施設
カウント結果乖離になるような標本に対して、ある程度血液像が読める方をコアとして、暫定結果を提示。皆でカウントして討議する。
上記2点を考えても、形態という主観が入りやすい検査項目のためΧ二乗検定は適しないような気がします。
もし、適したら発表もんです。
施設内標準化に向けて頑張ってください！
当院では、血液像の技師間差は日々各技師さんのレベルにあった症例標本をカウントしていただき調整しています。
理想的な血液像における技師間差是正取り組みとは？
1）貴職場にて絶対的な形態学精通技師がおられる時
毎朝の鏡検トレーニングをされておられる施設がありました。
2）皆和気藹々の施設
カウント結果乖離になるような標本に対して、ある程度血液像が読める方をコアとして、暫定結果を提示。皆でカウントして討議する。
上記2点を考えても、形態という主観が入りやすい検査項目のためΧ二乗検定は適しないような気がします。
もし、適したら発表もんです。
施設内標準化に向けて頑張ってください！
>>[178]
>CMMLのマルクで単球がエステラーゼ染色で染まらない事はあるのでしょうか？
>若しくは極弱く染まる事はあるのでしょうか？
よく経験します。
個人的には、MDSからCMML様の血球分化成熟状態になった方に経験します。
エステラーゼ染色は染まった時は臨床的意義が判断できるのですが、弱く染まった時や染まらない時は判断できません。
理由としては
a)染色手技が不備であった時
b)各種細胞が典型的な細胞染色結果を呈さない
が、挙げられます。
もともと、血液疾患で正常な分化成熟をきたさない細胞が対象となることもあるので、ご指摘のことが生じることは想像しやすいと思います。
因みに、この様な症例に遭遇した際は、エステラーゼ染色の基質を変えることをお勧めしております。
非特異的エステラーゼのα-NB→α-NAへと変えて染色してみてください。
まれに、染色結果が増強する症例に遭遇します。
ただ、α-NAはα-NBに比べて、全体のバックグラウンドが高めに出ますので、素の判定にはご注意くださいな。
>CMMLのマルクで単球がエステラーゼ染色で染まらない事はあるのでしょうか？
>若しくは極弱く染まる事はあるのでしょうか？
よく経験します。
個人的には、MDSからCMML様の血球分化成熟状態になった方に経験します。
エステラーゼ染色は染まった時は臨床的意義が判断できるのですが、弱く染まった時や染まらない時は判断できません。
理由としては
a)染色手技が不備であった時
b)各種細胞が典型的な細胞染色結果を呈さない
が、挙げられます。
もともと、血液疾患で正常な分化成熟をきたさない細胞が対象となることもあるので、ご指摘のことが生じることは想像しやすいと思います。
因みに、この様な症例に遭遇した際は、エステラーゼ染色の基質を変えることをお勧めしております。
非特異的エステラーゼのα-NB→α-NAへと変えて染色してみてください。
まれに、染色結果が増強する症例に遭遇します。
ただ、α-NAはα-NBに比べて、全体のバックグラウンドが高めに出ますので、素の判定にはご注意くださいな。
確かに、当院では本態性血小板血症の患者さんでハイドレア（代謝拮抗薬 (DNA合成阻害剤)を使用されておられると、血液像で大型の分葉核球（過分葉核球やmacropolycyte）を認めています。
僕も教科書的に調べてみたのですが、しっくりした回答が得られませんでした。
想像ですが、顆粒球系細胞は骨髄球までは細胞分裂しますが後骨髄球以降は細胞分裂しないことはご存知だと思います。
macropolycyte（写真）については、骨髄球→後骨髄球時に2つの細胞に分裂できずに、1つの細胞の中で2つの核が成熟した結果認められる細胞像だと考えています。
過分葉好中球については、一考察程度にとどめておいてください。
この様な状態の患者さんの骨髄には、その前段階の「巨大後骨髄球および巨大杆状核球」が存在しております。DNA合成はもはや停止されていて、造血ビタミンは無用 なので、すでに崩壊している裸核か、骨髄内で細胞死を迎える細胞（無効造血の一部）となることが多いです。
しかしながらまれに巨大杆状核球が分化成熟した時に、1つの核の持つDNA量が多いせいか「過分節核（５〜８分節）」となって末梢血液へ出てきてしまうのではないかと考えました。
う〜ん、いまいちですね。こんな考え方もあるのかな程度にとどめておいてください。
僕も教科書的に調べてみたのですが、しっくりした回答が得られませんでした。
想像ですが、顆粒球系細胞は骨髄球までは細胞分裂しますが後骨髄球以降は細胞分裂しないことはご存知だと思います。
macropolycyte（写真）については、骨髄球→後骨髄球時に2つの細胞に分裂できずに、1つの細胞の中で2つの核が成熟した結果認められる細胞像だと考えています。
過分葉好中球については、一考察程度にとどめておいてください。
この様な状態の患者さんの骨髄には、その前段階の「巨大後骨髄球および巨大杆状核球」が存在しております。DNA合成はもはや停止されていて、造血ビタミンは無用 なので、すでに崩壊している裸核か、骨髄内で細胞死を迎える細胞（無効造血の一部）となることが多いです。
しかしながらまれに巨大杆状核球が分化成熟した時に、1つの核の持つDNA量が多いせいか「過分節核（５〜８分節）」となって末梢血液へ出てきてしまうのではないかと考えました。
う〜ん、いまいちですね。こんな考え方もあるのかな程度にとどめておいてください。
ハギーさん 貴重なご意見ありがとうございます。
個人的な経験でお答えします。
PAS陽性赤芽球は、成熟時に細胞質にPAS陽性物質が産生され陽性になってると考えています。
その際、陽性所見は細胞質に顆粒状もしくは顆粒状に染まります。
しかしながら、脱殻した細胞にもそのような所見を認めるのは経験ないですね〜。
もし可能でしたら、写真に撮ってUpして頂けないでしょうか？
一度見てみたいです。
もし、赤血球膜の辺縁のみに限局して縁取ったように観察されるようでしたら、アーチファクトの可能性も考えられます。
逆に赤血球細胞質内に認められるようでしたら、その写真を基に形態に詳しい知人に相談してみようと思います。
お手数かけますが、染色態度を確認させてくだされば幸いです。
個人的な経験でお答えします。
PAS陽性赤芽球は、成熟時に細胞質にPAS陽性物質が産生され陽性になってると考えています。
その際、陽性所見は細胞質に顆粒状もしくは顆粒状に染まります。
しかしながら、脱殻した細胞にもそのような所見を認めるのは経験ないですね〜。
もし可能でしたら、写真に撮ってUpして頂けないでしょうか？
一度見てみたいです。
もし、赤血球膜の辺縁のみに限局して縁取ったように観察されるようでしたら、アーチファクトの可能性も考えられます。
逆に赤血球細胞質内に認められるようでしたら、その写真を基に形態に詳しい知人に相談してみようと思います。
お手数かけますが、染色態度を確認させてくだされば幸いです。
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