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凄いぜ!大竹伸朗コミュの☆2月24日から開催してます!(大竹伸朗ブログ)

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長いのですが(^_^;)携帯からも読めるように
全文を載せておきます。

NAOSHIMA STANDARD2のブログより
http://210.159.75.166/xoops2/modules/news1/article.php?storyid=46

■2007-2-5・大竹伸朗です。

大竹伸朗です。まずはこの場を御借りして昨年
「直島スタンダード2」前期、「全景1955―2006」展
はじめその他全国7カ所でやった展覧会に来ていただいた
すべての方々に感謝したいと思います。
本当に有り難うございました。東京での「全景展」終了直後には
実はココ直島に来てました。
 で、昨日再び直島に来ました。ちょっと来すぎですかね。
目的は遂にというか「女神の自由」を直島の家に設置するためです。
んで、今これを「直島スタンダード2」展運営事務所である
農協オフィスってところで書いているわけです。いやのんびり
ソファに寝転んでアサヒ芸能読んでたら、ブログになんか
書け書けってな視線に負けてスタッフさんの机御借りして
仕事みたいになっている次第なんですよ。
のっけから「今回私の作品は・・・」とか「スタンダード2の意義」
とか、アサヒ芸能読みかけなもんで考える気に
なかなかならんのですよ、わかって下さい。
いやね、先日宇和島で知り合いの土建業のオヤジが
いきなり家に来て「ジンナイは許せん!なんでジンナイが
ノリカなんだ!!」ってえらく怒っていたんですね。なんか
下半身で怒っている感じにグッと来ましたね。
 そのオヤジの中にあった労働者とお笑い芸人といった
禁断のヒエラルキー領域に足を踏み込みやがって、といった
明らかに「オスの怒り」をココ農協で思い出していたいた
ところで手元のアサ芸(アサヒ芸能)に関連記事が
出ていたわけです。
同じオスとして事態をきちんと把握しておかないとまずいですからね。
なんかわかるんですよ、その怒りは。
 しかし聞く所によるとこのブログを必死に読んでいる人も
多いということで、こんなことではいかん、何か真剣に
書かねばとは一応思っているわけです。まあ今回は力を抜いて
気軽にいってみようじゃないか、とそんなことが心の片隅に
疼いているんですけど、あんまし知性のなさがポロリというのも
嫌だと思っていてなかなか心の塩梅に難儀しています。
 ここへたどり着くには宇和島から高松まで4時間かけて
電車に揺られ一時間ばかしフェリーに乗り継いでやって来ることが
多いのですが、宇和島はしっかし遠いところですわ。
守谷浩の「ぼくは泣いちっち」がガツンときますね、って
言ってもわかんねえだろうな・・・。
 直島に来る時はいつも出がけに車内でなんの本を読もうか
考えるのですが、たいていは結局柔らかめなものに手が伸びますね。
今度直島に行くときは是非集中してジョイスの「ダブリン市民」
を読もうとかプルーストの「失われたときを求めて」にしようとか
トーマス・マンの「魔の山」がいいのではとか一応は頭を
かすめますが一瞬ですね、一瞬で却下です。オレは今かなり
無理しているなとワレにカエるわけです。こりゃあすぐカエります。
そんなん一瞬で寝てしまうことミエミエですわ。
 ああそおいえばつい2,3週間前ですが、テレビで昭和歌謡
の女王「青江三奈」のドキュメント番組をたまたま観たんですね。
素晴らしかったですね。僕が青江三奈の歌声を耳にしていたのは
小中学校の頃、昭和40年前半の時代ですね。当時もちろんビデオ
なんぞ家庭にはない時代でして、憧れの外人ミュージシャンの動く
御姿なんぞを目にする機会は極稀な出来事でして、
そりゃあ「ナウ・エクスプロージョン」だ「ソウル・トレイン」
だに「グランドファンク」出るっていった日にゃあ何時だろうが
起きていたもんですよ。恋い焦がれるミュージシャンが動くって
ことに特別なことがあった信じられない時代だったわけですね、
話の前提として。で、動く「青江三奈」映像にも彼女が日本人で
あるにも関わらず何かそんな事が頭に蘇って来たわけですよ。
改めてオレは「青江三奈」にドップリ影響を受けていたんだ、
そうかオレはかなり「青江三奈」が好きだったんだと再確認
したわけです。昭和41年NHK紅白の「恍惚のブルース」絶唱
モノクロ荒映像はそりゃあもう鳥肌もんでしたぜ、兄貴。
 そんなこんなでまあ最近濃いお付き合いをいただいている
音楽達人湯浅学さんに、その番組に出てきた川内康範氏の
1967年出版の小説「恍惚」についてお聞きしたら速攻で
その本が送られてきてすごく感謝感激したんです。そんな小説
があったこと自体驚きでした。でです、なんでその本が気に
なったかというと、その小説の登場人物の一人の名前に「青江三奈」
というのが出てくるんですよ。どうもそこから彼女の芸名に至った
らしいんですね。また彼女は東京の人だったんですね。
それもなぜかジワッと印象的でした。
 子供の頃のイメージでどこか東京から遠いところから
来た人だと勝手に思っていたんでちょっとびっくりしました。
彼女には服の趣味、髪型含めて都会と地方の混ざり具合から
覗く独特な世界をガキの頃から感じていたんですね。
そのミックス具合にクッキリと「青江宇宙」といった独特の
闇が立ち上がっていて見ているこちらの立ち位置がフラフラ
揺らぐ感じがするんですよ。
 「全景展」にも出品した「青江三奈」を描いた絵があるんですが、
受けたインタヴューではその聞き手のほとんどの人から
「レトロな」とか「演歌的」とかそんな紋切り型フレーズしか
飛び出しませんね。自分にとって「青江三奈」を描くって
ことはそんな闇の先に揺らぐ「未来的なイメージ」が強いんですね。
レトロとは全く逆な印象を彼女の空気感に感じるわけです。
言って説明する立場にはありませんがね。とにかく自分に
とっては「未来」の象徴でもあるわけです。
 子供の頃は「茶髪」っていうとまっさきに「青江三奈」でしたね。
「元祖茶髪」のおねえさんですよ。彼女の歌う「上海帰りのリル」
カバー曲はそれは本当にビビりますよ。なぜか曲の空気感に
青山ミチの「恋のブルース」に似たテイストを感じますね、いつも。
声質とか歌手としてタイプは全く違いますけどなんか自分の中では
重なるんですね。この「恋のブルース」ババババ♪は美空ひばりの
「河童ブギウギ」のギャー♪にも匹敵するインパクトあります。
ババババでギャーですね。多分二人の間の闇の部分に触れあう
ものがあるのかもしれませんね、勝手な思い込みですけどね。
その他にも「青江三奈」にはたくさんの名曲名唱があるので
皆さん是非高松からフェリーに乗るときはそれらを聞きながら
直島に上陸してください。全く惜しい人を若くして亡くしたもんですね。
 で、前回直島に来る列車内ではそんなこんなで「歌謡曲」の本を
読みました。日本歌謡の巨人「西条八十」さんの自伝は初めてでしたが
いろいろと感動しましたね。あと昨年10月に出た
「日本レコード文化史」(倉田喜弘著)とか「小林旭読本」とかですね。
いやそれぞれ貴重な本です。前回来た時は、スタンダード2宣伝を
かねてFM岡山に出させていただいたんですが、早速さっき出て来た
美空ひばり12歳の時のデヴュー曲(昭和24年)「河童ブギウギ」と
笠置シヅ子の「セコハン娘」(昭和21年)をリクエストしました。
まあ今回の作品家「舌上夢/ボッコン覗」もセコハン(セコンドハンド)の
家っちゃあそうですからね、特に意味はないんですがねへへ、へ。
なんでも「セコハン」に本質は宿っている気がしますね。なんか全く
「スタンダード2」展から内容逸れまくってますね、まあどうでもいいで
すよね、こうなったらもう知ったことじゃないですね。こういうことが
実は一番作るものに深く関係しているモンですよ、言い訳って
やつですけどね。時々フェリー内に明らかに直島デート決め込んだ
「ハチクロカップル」とかに出会います。「ハチクロ」って実は
全く知らなかったんですけど、去年の夏直島でボッコン制作中東京
からわざわざ来てくれたみうらじゅんさんとリリー・フランキーさんに
教えてもらったんです。へえ、そんなことになってるの、
ふうんといかに自分が世間のことに疎いか反省しましたね。
そう言えばみうらさん、先週「笑っていいとも」出てましたね。
ディラン仕込みの水玉柄シャツが素敵でした。今「かまどうま」
らしいです、キテるのは・・・。「ブレーク虫(ちゅう)」って
いうらしいです。そんな話を何人かにしてみたんですが、
「かまどうま」あんまり知らないんですね。関東の虫なんですかね。
言ってみれば肌色してデカめのチョイと嫌われるタイプの
バッタの一種、別称ベンジョコウロギとでも申しましょうか。
微妙に気持ち悪いちゃあ気持ち悪いんですね。とにかくいいとこ
ツキますね、みうらさんは、常に。
 で、最近の話なんですが、まあ自慢ちゃあ自慢ですけどね。
そのみうらじゅんさんから2006年度「みうらじゅん賞」を
いただいたんですよ。聞いたところによると、高田純次さんや
ギャル曽根さん、菊人形さんと同時受賞だそうで本当に有難く
名誉なことだと感謝しています。高田純次さんは先日テレビで
偶然お見かけした時、寿司食っていたんですが、寿司をまず口に
ポイと放り込んでから醤油飲んでましたよ、いや感動しましたね。
これが俺の寿司の食い方だと、そんなこと2,3回繰り返してから
「大将、あがりちょうだい!」ってむせてましたよ。あの人が年上
だと思うと大いなる希望がわいてきますね。また話が逸れちゃった。
ハチクロだハチクロカップル、どうでもよくなってきましたね。
まあいいや、で、いつもではないんですよ、いつもでは、時々
ですけどね、私も50過ぎた大人ですから、でもねガツンと、
コーンとまあ後ろから空き缶とか投げてみたくなる衝動に駆られると
きもある・・・あるっちゃありますね、正直。純粋なやきもちですけど
ね。まだやきもちってあるんですよ。フェリー上のカップル、
羨ましい限りですね。
 フェリーとかに乗っている時間はすごく好きですね。昔しばらくいた
香港でのフェリーの思い出が深く残っています。
 海とか小島を見るともなく眺めているとこんな平和なフェリーとかに
時々すごく意地悪でとにかく無意味に余計なことをしでかす安全靴履いて
常時待機している危ないオヤジとかいると結構スリルがあっていいのでは
ないだろうか?とか思うときがありますね。
 いきなりテレビの前で踊りだすとか、やたら話しかけるとかね、微妙に
相手が引く感じをニヤニヤとついてくる係りのオジサンとかね、
そんなことも結構たまにはいいかなあとか。そうですね、高田純次さんと
かいるとバッチリですね。
フェリーが似合うオヤジって結構いいと思いますね。それも迷惑に似合
うってことですけどね。これは並みの人間じゃ勤まらないです。
高田純次さんの域に達した人でなければ無理な話なんですけどね。
 ところでこの文章の核心部分ですね、やっと。ついにここまで来まし
た。長すぎるイントロですね、フェラ・クティの曲みたいっちゃあ怒られ
ますかね。
本日2007年2月5日(大安)正午前、つい2時間前、
通称「はいしゃ」、作品「舌上夢/ボッコン覗」の一番奥の間に約7メートル、
重量約2トンの立体像「女神の自由」が無事設置完了しました。なぜか
ポッと力道山と闘ったルー・テーズの顔が一瞬浮びました。
なんなんですかね、よくわかりませんが・・・。
 昨年夏、直島での作業中の歯医者内でふと思いついた女神の横顔からは
や半年、「絶対に女神をココに入れるのだ!」を胸に抱いて、多くの方々
に多大な御迷惑をおかけし、とうとう今日の日を迎えることが出来まし
た。凄かったですよ、フェリーニ映画、たしか「甘い生活」でしたっけ?
キリスト像をヘリ運送するシーンが頭をよぎったとか言っちゃ言い過ぎで
すか。臭いですねちょっと・・・.とにかく皆さん怪我もなく無事屋根外
してクレーンで吊ってバッチリ設置できました。
今日は大勢のプロフェッショナルの方々のお力を御借りして作業完了する
ことができました。有難うございました。
 「スタンダード2」展の前半観ていただいた方も是非「女神の自由」に
再びご対面いただけると有難いです。絶対後悔はさせないインパクトが
出たと思います。「女神」設置と同時に家全体に体温がスッと通った
印象がありました。血液が流れ出したと言いましょうか。特に「全景展」で
これを目にした人はまた新たな印象を持たれると確信しています。
 またどこかでお会いできる日を楽しみにしています。直島にもこれから
ちょくちょく来ると思うので、見かけたら声でもかけてください。
もっといろいろうだうだ書きたいんですけどね、今興味あることとか夢中
になっているすごくくだらないこととかですけどね。まあちょっと調子に
のり過ぎている感じもあるので今日はそろそろおあとがよろしいようでま
た次回ということで・・・。
 皆さん身体には十分気をつけて下さい、とか書くとココから
「身体に悪いことについて」といったテーマをウダウダやりたくなるんで
すよね。


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