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災害地名研究所コミュの西相模の災害地名 ?

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1994年12月8日発行。
タウンニュース社
神奈川県西部地区限定発売。

小田原大地震・大水害を示す
西相模の災害地名
中井町                  
中井(なかい)中村と井の口が一緒になった町。
井ノ口(いのくち)ヰ(川)のクチ(口)で川の源流の    意味。
比奈窪(ひなくぼ)ヒ(水路)ナ(の)ある窪地。
遠藤(えんどう)エ(江)ノ(助詞)ト(処)の転で小   川、用水路、溝、湿地など水気のあるところを表   す。
古怒田(こぬた)沼地、湿地。
田中(たなか)段丘などの棚状の土地。
久所(ぐぞ)クゾ、地崩れる場所。
鴨沢(かもざわ)洪水氾濫のときは流水道になる沢。
境(さかい)サカ・傾斜地。
境別所(さかいべっしょ)川のある傾斜地。
北田(きただ)キダ、段丘の土地。
藤沢(ふじさわ)フジ・急傾斜地で崩れる沢。
雑色(ぞうしき)段丘のある場所。
半分形(はぶがた)
岩倉(いわくら)イワ(石)・クラ(崖地)。
松本(まつもと)

秦野市
大竹(おおだけ)崖地、大きい崖地。
大槻(おおつき)ツキ(小高いところ)崖地。
渋沢(しぶさわ)渋はシバ(崖)シボ(萎)んだ地形、   水さびのある川。
金目(かなめ)川が曲流するポイントからカネ(曲)目、   曲辺。
鶴巻(つるまき)ツル、ずる、擦れる。マク、捲られる。   崩壊地名。
矢名(やな)堤、土手。山の際。
蓑毛(みのげ)ミ(接頭語)・ヌケ(抜け)で崩壊地形、   侵食地形。
名古木(ながぬき)ナガ(流)ヌキ(抜く)で崩壊地形、   侵食地形。
平沢(ひらさわ)崖地の沢。
曽屋(そや)ソ(場所)・ヤ(ヤツ、小さな谷、湿地)。落合(おちあい)おち(落)で傾斜地、崖。川の合流点。尾尻(おじり)ヲ(峰)シリ(尻)で峰の裾。尾根筋の   末端。
今泉(いまいずみ)
三屋(さんや)
菖蒲(しょうぶ)
千村(ちむら)
戸川(とがわ)
栃窪(とちくぼ)
八沢(やざわ)
羽根(はね)
菩提(ぼだい)
堀川(ほりかわ)
堀西(ほりにし)
掘山下(ほりやました)
曲松(まがりまつ)
松原(まつばら)
三廻部(みくるべ)
柳川(やながわ)
今川(いまがわ)
入船(いりふね)

厚木市
厚木(あつぎ) アツ・キ、アツ・ツキ、崖地、崩壊地   形。崩れやすい川岸。
恩曾川(おんぞがわ)
玉川(たまがわ)
愛甲(あいこう)
船子(ふなこ)
岡田(おかだ)
愛名(あいな)
上依知(かみえち)
堂坂(どうざか)
猿ケ島(さるがしま)
山際(やまぎわ)
関口(せきぐち)
金田(かねだ)
妻田(つまだ)
及川(おいがわ)
三田(さんだ)
川入(かわいり)
棚沢(たなざわ)
荻野(おぎの)
鳶尾(とびお)
飯山(いいやま)
古沢(ふるさわ)
七沢(ななさわ)
小野(おの)
岡津古久(おかつこく)
長谷(はせ)
温水(ぬるみず)
恩名(おんな)
戸室(とむろ)
子の神(ねのかみ)
酒井(さかい)
戸田(とだ)
落合(おちあい)
長沼(ながぬま)

伊勢原市
伯母様(おばさま)ヲ(接頭語)・ハサ(狭)・マ(間)   、オバ(ウバ、奪う、崖地)・サ(狭)・マ(間、   場所)いずれも崖地を表す。
大山(おおやま)
糟屋(かすや)
石田(いしだ)
坂本(さかもと)
子安(こやす)
日向(ひなた)
北原(きたはら)
富岡(とみおか)
粟窪(あわくぼ)
高森(たかもり)
見付島(みつけじま)
小稲葉(こいなば)
平間(ひらま)
下谷(しもや)
上谷(かみや)
沼目(ぬまめ)
池端(いけばた)
大竹(おおだけ)
板戸(いたど)
白根(しらね)
三ノ宮(さんのみや)
谷戸(やと)
尾根山(おねやま)
比々多(ひびた)
栗原(くりはら)
神戸(ごうど)
串橋(くしはし)
笠窪(かさくぼ)
坪内(つぼうち)
善波(ぜんば)
馬渡(まわたり)
大句(おおく)

平塚市
平塚(ひらつか) ヒラ・ツカ、高い所と崖地の有る地   形。
入野(いの)
入部(いりぶ)
飯島(いいじま)
出縄(いでなわ)
大島(おおしま)
岡崎(おかざき)
片岡(かたおか)
城所(きどころ)
金目(かなめ)
豊田(とよだ)
公所(ぐぞ)
鍋島(なべしま)
河内(かわち)
真田(さなだ)
真土(しんど)
千須谷(せんずや)
高根(たかね)
高村(たかむら)
土屋(つちや)
寺田縄(てらだなわ)
徳延(とくのぶ)
豊田打間木(とよだうちまき)
豊田小嶺(とよだこみね)
長持(ながもち)
根坂間(ねさかま)
日向岡(ひうがおか)
万田(まんだ)
横内(よこうち)
天沼(あまぬま)
榎木(えのき)
老松(おいまつ)
追分(おいわけ)
大神(おおかみ)
久領堤(くりょうづつみ)
黒部丘(くろべがおか)
須賀(すか)
諏訪(すわ)
菫平(かすみだいら)
千石河岸(せんごくかし)
浅間(せんげん)
袖ケ浜(そでがはま)
立野(たつの)
達上ケ丘(たつかみがおか)
堤(つつみ)
唐ケ原(からがはら)
撫子原(なでしこはら)
馬入(ばにゅう)
花水台(はなみずだい)
纏(まとい)
吉際(よしぎわ)
久保(くぼ)
窪沢(くぼさわ)
浅井窪(あさいくぼ)
田子窪(たごくぼ)
萩窪(はぎくぼ)
姥ケ久保(うばがくぼ)
寺窪(てらくぼ)
舞窪(まいくぼ)
西窪(にしくぼ)
八重久保(やえくぼ)
猿山(さるやま)(レイクウッドCC) 
琵琶(びわ)
雨宮(あめみや)
天の間(あまのま)
峰松(みねまつ)
桜沢(さくらざわ)
根府川(ねぶかわ)(富士見CC)
根岸(ねぎし)
野惣我()
滝萩()
滝山(たきやま)
柳町(やなぎまち)
片岡(かたおか)
稲荷谷(いなりだに)
吉沢(よしざわ)

大磯町
生沢(いくさわ)
石神台(いしがみだい)
月京(がっきょう)
黒岩(くろいわ)
たれこ谷戸(たれこやと)
虫窪(むしくぼ)
 クボ(窪、久保)は、周囲より低く窪んだ低地、谷間、凹みを表す地形の言葉である。
 また、クボ(窪)の語源は、クキ(漏)・ホホ(含)の義、ウツホ(空)の義、クリ(繰)・ホレ(鑿)の義等の諸説がある。
 また、ツボ(坪、壷)ツビ(膣、陰門)、スボミ(窄)等からの関連も有るという説も有る。
 「災害地名」の見方では、『大窪』とは「古期箱根山」の火砕流や土石流の堆積した「小峰丘陵」の崩れやすい崖地を背負った低地の湿地、という事を表すので、地震の時の崩壊対策としては、出来る限り、崖地の側には家を建てないようにしたいものである。
西久保(にしくぼ)
猪狩 (いのかり)
 『狩野』(かの)は古くは「苅野」(かりの)とも書き、「苅野庄」(狩野庄)内36村の原村で足柄平野の北西端、「箱根山」の「明神ヶ岳」の山腹に位置し、北側を「狩川」が流れる。
 カリ(苅)・ノ(野)、カケ(欠)・ノ(野)の略で、崖地、傾斜地などの崩壊地を表す地名である。
 カノ(狩野)地名の地形は山裾や山腹の緩傾斜地に付けられている場合が多く、山水の出易い、地滑りの多い場所で、多くはその後を畑地にしている所が多い。

井戸窪 (いどくぼ)
漆ケ窪 (うるしがくぼ)
榎窪 (えのきくぼ)
栗原 (くりはら)

二宮町
『一色』(いっしき)
『川勾』(かわわ)は、「酒匂川」の(匂)は、匂(さぎ、さき)とも読み、ソギ(削る)の転であり、崩崖などの崩壊地形、侵食地形を言うのである。
 「匂」は、本来は、「勾」(わ)と言う字であり、また、「勾」は、川岸が曲がって居る状態を表す意味があり、川が曲流する様や、そのような場所を表す意味のワ(曲)・ダ(処)が、ワダ(和田)と変化して、サカ(逆)・ワダ(和田)となり、その下の(ダ)が省略されてサカワに略されたのである。
 また、サク(削られる)・クワ(食われる・侵食される)の意味で、サク・クワが、サクワ、サカワと転じたもので、やはり、「酒勾川」流域が、台風や集中豪雨のような水害により、削られたり、食われたりして、侵食される様子を表しているのである。
『塩海』(しぼみ)
『山西』(やまにし)は、「小田原市」と「二宮町」にまたがり、「大磯丘陵」南西部の海岸に位置する。
 縄文時代には「手台遺跡」として集落が有り、室町時代には「中村氏」の館が有った事が知られ、古くは「梅沢の里」として知られていた。
 地名の由来を単純に、「大磯丘陵」の連山地の西側、という意味に捕らえてしまっているが、「災害地名」の観点からは解釈が違う。
 全国の地名を調べると、「東西南北」は方角を表す意味とは異なる「美称名」として使われている場合が大半である。
 ニシ(西)は、動詞ニジム(滲)の語幹の清音化で、山水が滲み出てくる湿地を表す意味として使われる言葉である。
 また、動詞ニジル(躙)の語幹の清音化で、「崩壊地形」、「侵食地形」を表す言葉でもある。
『山西』は「古期箱根火山」の噴火による火砕流の堆積物が形成した「大磯丘陵」と、「国府津〜松田線の断層丘陵」とが、「中村川」(押切川)により、「氾濫原」と「河岸段丘」とを形成しているので地盤が非常に崩れ易く、弱い場所なので要注意である。
『妙見』(みょうけん)
『谷戸』(やと)『谷津』(やつ)は、 ヤツ(谷津)は、ヤ、ヤチ、ヤト、ヤタなどと呼ばれ「低湿地、沢」を表す地名用語である。
 多く「谷」の字を用いるのは、台地に入り組んだ樹枝状谷が湿地であるため「ヤツ=谷」という認識になったものである。
 また、ヤ、ヤチ型の地名は、一般に「東日本」、特に「東北地方」に多く見受けられる「方言地名」で、「アイヌ語」の語源の地名から来ていると言われているが、実際には「中国地方西部」や、「四国」、「九州」にも同系の地名は散在しているので、全国に見受けられる地名である。
 各地には、「湿地」を表す地名として、「萢、谷内、谷地、矢地、八知、屋地、八千、谷地、谷治、矢津、弥次、八津、夜市、八道、谷田、八ツ」等の文字が当てられているのが多く見うけられる。
 従って、地震等の災害時には、「古期箱根火山」の火砕流や土石流の堆積した崩れやすい洪積層が作った丘陵が背後に有るので、崖下の住民は崩落に注意を要する場所である。

『梅沢』(うめざわ)
『越地』(こいじ)
『釜野』(かまの)


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