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馬淵澄夫代議士コミュの今週のまぶちNEWS(09.5.2)

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タイトル『薄皮まんじゅう方式?!』


 4月27日、衆議院に史上最大規模となる
補正予算が提出され政府による財政演説が行われました。
そのタイミングを狙ったかのように、
その日の夕方、国土交通省は突如、高速道路新規建設の
前提となる「国土開発幹線自動車道建設会議」、
通称「国幹会議」を開発しました。


◆いきなりの開発

 国幹会議とは国土交通省の諮問機関で、与野党の
国会議員10人と、有識者10人の計20人で
構成されます。新規に建設される高速道路の概要を
定める「基本計画」や、それに続く着工の前提となる
「整備計画」の策定など、高速道路建設の主要な手続きは、
法的に国幹会議の議を経ることが必要とされているのです。

 開催は、平成19年12月依頼、1年4ヶ月ぶりとなりますが、
今回の開催は非常に問題があります。委員には直前になるまで
資料の開示もなく、事実上、新規建設の是非を検討する
余地のないまま開催されたのです。

 会議は私も傍聴しましたが、その運び方はひどいものです。
各委員からは「まったく説明がない」、「妥当性のデータを
示していない」、「本来ならばこれは時間をかけて
じっくり審議すべきだ」など、民間有識者を始め、
与党議員からでさえ国幹会議の設定の仕方を批判する意見が相次ぎました。
 しかし、金子国土交通大臣は一方的に議題が
了承されたこととし会議を打ち切ってしまったのです。


◆薄皮まんじゅう方式?!

 今回の会議で議題とされたのは高速道路の新たな4つの
区間を基本計画から整備計画に格上げすることと、
6つの区間について暫定2車線を4車線化することなどです。
事業費は総額で2兆6000億円を超えます。
巨額の事業費を投ずることの是非をたった2時間の審議で、
しかも事前の検討もないまま決定されることには
驚くばかりですが、国民の税がそこに投入されることを
考えると怒りを禁じ得ません。

 今回の国幹会議はあり方の問題もさることながら、
その審議される中身にも極めて問題があるのです。
高速道路の建設については道路公団民営化以来、
採算が取れるものは高速道路会社が「有料道路方式」により
通行料金で整備してきました。
他方、採算が取れないものは国が「新直轄方式」により
整備し、無料の高速道路としてきました。

 今回新たに4つの路線が整備計画に格上げされますが、
国交省はこれを「合併施行方式」で整備するというのです。
合併施行方式とは、国が用地買収や土台部分の建設など
事業の大部分を行い、高速道路会社は舗装など上もの部分を
整備するので「薄皮まんじゅう方式」とも呼ばれるものです。

 合併施行方式は、会社に対して国費を投入することはやめ、
会社が整備する路線の決定は、会社が自らの経営判断で
行うという民営化の趣旨に反するものです。
会社は国に建設費を出してもらう一方で、利用者からも
通行料金を徴収するので、まさに「濡れ手に粟」です。
「薄皮まんじゅう方式」は許されません。(了)

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