『航空ファン』コミュの航空ファン2015年12月号

　アメリカ空軍の航空戦略の要として50年以上にわたり活躍してきたKC-135ストラトタンカーと、その後採用されたKC-10エクステンダーに替わる新空中給油輸送機として、９月25日に初飛行した、ボーイング767をベースにしたKC-46Aペガサスが今月の特集。同機は航空自衛隊の新空中給油輸送機としても導入される可能性がきわめて高く、その性能や技術的な取り組みには多くの航空関係者の興味が注がれています。今月号ではワシントン州エバレットで実施された初飛行の現地リポートに加え、ボーイングから入手した資料を駆使して同機を徹底解説します。ところで、じつは昨年末に同機の試験機がすでに初飛行しているのですが、KC-46Aという制式名称をもった機体はこの２号機が最初。このあたりの少々ややこしいいきさつも本誌でしっかり説明しています。
　そして表紙と巻頭は、前号の特集に続くUSSロナルド・レーガンの横須賀配備。空母の広報から提供された迫力ある写真を表紙にして、横須賀への初入港をリポートします。
　そのほか米海軍TSWの空対空ミサイル実射演習やエストニアに展開した米軍F-22＆A-10C、イタリア空軍アクロチーム“フレッチェトリコローリ”55周年、リノ・エアレース2015、動態保存航空機博物館COLD WAR JETSコレクションのオープンデーやバトル・オブ・ブリテン75周年のスピットファイア大編隊などの英国関連記事、室屋選手が今季二度目の表彰台に昇ったレッドブル・エアレース第7戦、ロシア国際航空宇宙ショーMAKS 2015リポート第２弾、三沢、横田、小松と続いた９月の国内航空祭、関東・東北豪雨における３自衛隊の活動、建て替え目前の「空港のかなめ」＆「歴史的舞台」である成田空港ランプタワーの話、空自F-86Fの真実など、今月も多岐にわたる航空ネタをお届けします。（10月21日発売）