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無二会コミュの19年前の12月9日(水)

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昭和62年冬2組時間割より

5時半:起床
6時〜7時:勤行・法話
7時〜7時半:清掃
7時半〜8時半:朝食
9時〜10時:修了式 於事務局3階
10時〜13時:聚光院墓参
      山門・真珠庵見学 於 大徳寺
13時〜14時:昼食
14時〜15時半:清掃・帰宅準備
15時半:解散

5時半:起床・勤行

遂に半鐘が鳴る前に目が覚めていた。目を閉じて集中して勤行、背中がぴしりとする。その感覚、今でもふと思い出す。最後の日、着物も無地訪問着など持参した一番を着る。今日は皆華やかで美しい。

9時〜 修了式 
   
お家元からお言葉を頂戴し、一人づつ「証」を頂く。その後、お家元や左海宗匠、久田宗匠方も列席され全員で写真撮影。吉水宗匠、吉田宗匠は袴をつけていらっしゃり、これまでの稽古の日々とは違ってさらに凛々しいお姿。雨に洗われた門前で、本物に囲まれて、皆緊張の面持ちで写真に納まりました。この写真は12月25日付で自宅に届けられ、帰宅後までの丁寧な気配りに、心から感謝しました。

10時〜13時 大徳寺 聚光院墓参へ

大徳寺までてくてく歩く。修了した気分のせいか高揚し、話しながら歩いていく。到着した頃から小雨が降り出し、聚光院墓参では傘をさしかけられてお参りする。多分もう二度と来れないだろうと思いつつ、手を合わせた。その後、順番に山門へ上がる。暗く狭い階段を昇り、辿りついた所には、雪駄を履いた利休さんの立像があった。これが歴史、ずっと此処にいて、暗くて外も見えず、ただ立ち続けている。
また此処で手を合わせた。

雨はすぐに止み、またてくてくと歩いて妙顕寺へ戻った。後は片付けて帰るのかと思うと、行きとはうって変わって、口数減り足が重たかった。


13時〜昼食

14時〜清掃・帰宅準備

使った部屋や食堂など分担して清掃。着物をたたみ、資料などと共に荷造りをする。この日、朝だったように記憶しているが、妙顕寺ご老師から一人一人に色紙を頂戴した。その言葉、そして意味もそれぞれ違っていて、これから心に刻む記念の言葉として有難く頂戴した。
私が頂戴した色紙には、「無心帰大道」。19年後の今もなお、道は遠い。

さて最後、全員で挨拶した後は三々五々散らばっていった。
私は友人達と自分を短期講習会へと送り出してくれた先生へのお土産を買うべく、柳桜園やお菓子屋さんへと向かった。


「帰りたくない」思うはそればかり。心の真中に道がはっきりみえた一週間だった。ありがとうございました。
   

      

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