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大坂の陣コミュのその時歴史が動いた「戦国のゲルニカ」!

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なかなか凄い作品でした。
「その時歴史は動いた」はNHKでは外せない番組ですが本作品は、アンコール作品だけあって出来が屈指の内容です。
また、再放送が以下の日時であるようですのでご参考までに。
正史で語られている以外の何万というドラマがあったようです。

「お菊の物語」は地元で唄となって脈々と伝わっているところは感動的です。

アンコール
戦国の「ゲルニカ」
〜大坂夏の陣、惨劇はなぜ起きたのか〜
http://www.nhk.or.jp/sonotoki/2008_11.html#03

放送日
本放送 平成20年11月26日 (水)
22:00〜22:43 総合 全国
再放送 平成20年12月1日(月)
17:15〜17:58 BS-2 全国
平成20年12月2日(火)※月曜深夜
03:30〜04:13 総合 全国(近畿除く)
平成20年12月2日(火)
16:05〜16:48 総合 全国
平成20年12月6日(土)
10:05〜10:48 総合 近畿のみ
※再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認ください。
出演者
スタジオゲスト 渡辺 武(たける)さん
(大阪城天守閣元館長 大阪城について長年研究)
主要著書
「豊臣秀吉を再発掘する」(新人物往来社)「大阪城話」(東方出版)
「大阪城とまち物語」(フォーラム・A)
VTR
 インタビュー 宮本裕次(ゆうじ)さん(大阪城天守閣主任学芸員)
相良 泉(さがら・いずみ)さん
(番組中で「お菊の手毬唄(てまりうた)」を歌った女性)
再現ドラマ出演 惣右衛門(そうえもん)役 土方錦ノ助(グレース)
太郎左衛門役 川西聡雄(関西芸術社)
お菊役 三好由以(オフィスDPT)
手毬唄の少女役 田中千遙(日芸プロ)
キャスター 松平定知

番組概要
その時: 慶長20(1615)年5月7日午後4時ごろ
出来事: 大坂城落城の時
(徳川家康が天下統一を完成させた。
 同時に、戦国最大の市街戦により大坂の民衆が甚大な被害を受けた)

大坂の陣。徳川家康が豊臣家を滅ぼし、天下統一を完成させた戦いとして知られている。その合戦の様子が、戦いの直後に作られた「大坂夏の陣図屏風」に克明に描かれている。屏風の右側には徳川家康や真田幸村など武将たちによる戦闘の様子、そして左側には、戦火を避けて逃げまどう民衆の姿が生々しく描写されている。
屏風に描かれた通り、大坂の陣は、戦乱の世においても非常に珍しい“市街戦”であり、多くの非戦闘員が巻き込まれた戦いであった。雑兵に襲われる女性、首を斬られる農民、奴隷狩りに遭う人々—— これら非戦闘員への被害が拡大した背景には、徳川・豊臣両家の思惑や、政治的、軍事的要因が大きな影響を及ぼしていたことが近年の研究によって明らかになった。さらに最近発見された史料から、この戦いは大坂の民衆を分裂させ、一族同士でさえも殺し合うという最悪の事態を引き起こしていたことが分かってきた。
番組では、戦国史上最大の市街戦・大坂の陣を、民衆の視点から捉えるとともに、なぜ被害は拡大したのか、屏風や新たな研究成果を元に合戦の内実を読み解き、その真相に迫る。
番組の内容について
番組のサブタイトル「戦国のゲルニカ」について
今回の番組は、大坂の陣(夏の陣および冬の陣)を、被害者となった民衆の視点で捉えたものです。番組の中で、合戦の様子を克明に描いた「大坂夏の陣図屏風」を重要な史料として紹介していますが、民衆の悲劇を記録したこの屏風が、同じく民衆の戦争被害をテーマにしたパブロ・ピカソの絵画「ゲルニカ」を連想させるため、今回の番組ではサブタイトルを「戦国のゲルニカ」としました。「戦国のゲルニカ」とも呼べる「大坂夏の陣図屏風」を検証しながら、大坂夏の陣で民衆の惨劇がなぜ起きたのかを解き明かしていく番組だという意図を、このサブタイトルで表現しました。
「おおさかじょう」の漢字表記について 「大阪城」or「大坂城」
現在の「おおさかじょう」は「こざとへん」の「阪」を使った「大阪城」と表記されていますが、明治維新までは「つちへん」の「坂」を使った「大阪城」と表記されていました。番組ではこうした事実にのっとり、現在の「おおさかじょう」を指す場合は「大阪城」と表記し、明治維新以前の「おおさかじょう」を指す場合は「大坂城」と表記しました。

「おおさかのじん」の漢字表記について 「大坂の陣」or「大阪の陣」
「おおさかじょう」の表記の原則にのっとり、慶長19年〜20年の出来事ですので「大坂の陣」と「つちへん」の大坂を用いました。また、教科書などで「大坂の役」という呼称を使用する場合もありますが、今回は「国史大辞典」(吉川弘文館)の記述に基づき、「大坂の陣」で統一しました。

「大坂夏の陣図屏風」について
「大坂夏の陣図屏風」には、番組中に紹介した重要文化財のもの(大阪城天守閣蔵・通称「黒田屏風」)以外にも数種類が存在しますが、今回は民衆の悲劇に着目した番組の性質上、重要文化財のもののみを取り上げて紹介しました。
また、番組中で紹介した「大坂夏の陣図屏風」の映像で、アップのカットは実物を撮影したもので、屏風の全体を映したルーズのカットは、複製(レプリカ)を撮影したものです。これは、「重要文化財」である屏風の撮影に際して制約があったためです。
なお、実物は大阪城天守閣に所蔵されており、年間、数週間は展示されています。それ以外の期間は、複製が展示されています。
実物の展示期間など屏風の展示に関する詳細は、大阪城天守閣に直接お問い合わせください。

方広寺の鐘「国家安康」について
大坂冬の陣開戦のきっかけとなった鐘の文字「国家安康」。同じ鐘に刻まれた「君臣豊楽」の文字も、豊臣家が栄えることを望んだものだと家康が指摘し、結果的に開戦のきっかけとなるのですが、今回の番組では、家康を呪ったものだという指摘がより明確に現れている「国家安康」のみを紹介しました。
この鐘がある「方広寺」(京都市東山区)へは、市バス「博物館・三十三間堂前」下車北に徒歩5分。
または京阪電鉄「七条駅」下車、北東に徒歩10分。
通常9:00〜16:00まで拝観可能(季節によって変更の可能性がありますので、詳細は観光情報などで確認してください。)

大坂城の広さ、地下鉄の駅が、たてよこに3つ入るという表現について
大坂の陣開戦直前の大坂城は、本丸や二の丸、三の丸といった従来の城郭本体に加え、城下町も含んだ領域を堀や土塀で囲み、城の一部としていました。その広さを表現するため、現在の地下鉄の路線図を簡略化して大坂城のCG上に表示しました。南北の路線は地下鉄・谷町線。駅は北から天満橋、谷町四丁目、谷町六丁目の3駅。また、東西の路線は地下鉄・長堀鶴見緑地線。駅は西から松屋町、谷町六丁目、玉造の3駅を表示しました。なお、長堀鶴見緑地線は玉造から先が北へ曲がり、森ノ宮駅へとつながっていますが、番組では、大坂城の広さを分かりやすく表すために、玉造から先の路線は省略しました。

竹流金(たけながしきん)について
大坂の陣に際して豊臣方は、浪人や農民を雇い入れ、戦力の増強を行いました。その時に用いたと考えられるのが、「竹流金(たけながしきん)」と呼ばれる臨時の貨幣です。溶かした金を鋳型に流し込み、刻印するだけという簡単な工程で造ることができました。
竹流金の実物は、造幣局の中にある「造幣博物館」(大阪市北区)で一般公開されています。
入館は無料ですが、団体での見学には予約が必要です。

「造幣博物館」の見学時間:午前9時から午後4時45分(入館は午後4時まで)
月曜日〜金曜日(祝日及び年末年始は除きます。このほか、都合により臨時休館する場合があります。)
○JR環状線「桜の宮」駅(西口改札)又は「京橋」駅(北口改札)下車徒歩15分
○JR東西線「大阪天満宮」駅(2番出口)下車徒歩10分
○地下鉄谷町・京阪本線「天満橋」駅(北出口)下車徒歩15分
○地下鉄谷町・堺筋線「南森町」駅(東改札を出て3番または4番出口)下車徒歩15分
○市バス「桜の宮橋」停留所下車すぐ
※地図など詳細は、造幣局のホームページをご参照ください。 http://www.mint.go.jp/plant/visit_museum_h.html(NHKページを離れます)

大坂冬の陣の講和成立について
講和成立に関して、豊臣・徳川両家の会談が合意に至り、誓書が交換されるまでという各段階の、どの時点で大坂冬の陣が終結したとするかについては様々な解釈があります。今回は番組のゲストである渡辺武さん(大阪城天守閣元館長)の指導により、家康が攻撃停止命令を出した、慶長19(1614)年12月20日を大坂冬の陣が終結した日としました。

大坂の陣に巻き込まれた女性「お菊」について
大坂の陣に巻き込まれた「お菊」のエピソードは、お菊が生まれ育ったとされる大阪府阪南市の周辺で語り継がれています。またお菊の物語は、「お菊の手鞠唄(てまりうた)」としてこの地方に伝わっていますが、その歌詞やメロディーは数種類あり、それぞれ少しずつ異なっています。「お菊は豊臣秀次の娘である」とする説や、「お菊は密書を運んだが、それを川で落とした」など、様々な伝承がありますが、今回はそれらの一部を取り上げ、簡略化して紹介することとしました。

お菊の手毬唄「波(ぼ)有手(うで)で一番 六兵衛の子 六兵衛の娘は お菊とて 山口喜内(きない)に嫁に行て 行てから七日も経たぬ間に」
番組中で紹介したこの歌詞は、「お菊の手毬唄」のごく一部です。歌詞はこの後、お菊が密書を川で落としたエピソードや、お菊が徳川方に捕らえられる様子などと、続いていきます。
昭和5年に発行された「西鳥取村誌」には、全ての歌詞および楽譜が掲載されています。

お菊の像
大阪府阪南市にある「法福寺」にお菊の像が祀られています。像は江戸時代中期に一度消失し、その後、江戸時代後期に新たに造られました。
法福寺へは、南海本線「鳥取ノ荘駅」下車、徒歩2分。

番組中で紹介した文書
「男、女のへだてなく、老いたるも みどりごも 目の当たりにて刺し殺し」
末吉増重(町人)の記録「見しかよの物かたり」(個人蔵)より。
同じ文書からの引用が、番組後半にも出てきます。一部、ひらがなを漢字に変更して紹介しました。
「中島地域大坂の陣関連文書」
「中島中起請文写」、「太郎左衛門・卯右衛門起請文写」、「大道村惣右衛門等中島中連署訴状写」など、大坂の陣に際して、中島地域の農民たちが記した文書を総称して「中島地域大坂の陣関連文書」と表現しました。「中島地域大坂の陣関連文書」という表記は、この文書の研究者である宮本裕次さん(大阪城天守閣主任学芸員)の指導によりました。

「秀頼様のために手柄を立て、仮に討ち死にしても 末代まで名を上げることをありがたく思う。」
「中島中起請文写」より引用(一部意訳)

「不及是非」=やむを得ず  「加判」=従った
「太郎左衛門・卯右衛門起請文写」より引用(「=やむを得ず」、「=従った」は、意訳)

「中島の絵図」、「河の瀬を教え」
「大道村惣右衛門等中島中連署訴状写」より引用

「紀州一揆」について
※豊臣方が紀伊の人々に呼びかけて反徳川の一揆を起こさせ、大坂からも攻め寄せてはさみ撃ちにしようと計画。
「紀州一揆」
「ひそかに紀州に差し向けて」
「一揆を起こし」
「合戦に打ち負け」
以上、「浅野御家之記」より引用(一部意訳)

「大坂濫(らん)妨人落人改之帳」について
※徳川方の大名がまとめた奴隷の帳簿で、奴隷狩りの実態を明らかにする史料。
「大坂谷町にて 餅(もち)売りの五郎左衛門の下女」
「大坂にて 上本町二丁目 桶(おけ)屋 宗右衛門と申す者の女房」
以上、「大坂濫妨人落人改之帳」 より引用(一部、ひらがなを漢字に変更)

「男、女のへだてなく 老いたるも、みどりごも 目の当たりにて刺し殺し
 あるいは親を失い子を捕られ 夫婦(めおと)の中も離ればなれになりゆくことの哀れさ その数を知らず」
末吉増重(町人)の記録「見しかよの物かたり」(個人蔵)より引用。一部、意訳して紹介しました。

大阪城天守閣主任(当時)岡本良一さんの言葉
「この絵を見ていると 当時の市民の怒りや悲しみの声が 聞こえてくるような気がする
 この絵はまさに わが国の元和版『ゲルニカ』と言ってよいかもしれない」
岡本さんの著書「図説大坂の陣」(創元社)より引用。

番組内で登場した資料について(番組登場順)
「大坂夏の陣図屏風」(黒田屏風) 大阪城天守閣蔵
徳川家康肖像  大阪城天守閣蔵
豊臣秀吉肖像  逸翁美術館蔵
伝・淀殿肖像  奈良県立美術館蔵
豊臣秀頼肖像  養源院蔵
黒田長政肖像 福岡市博物館蔵
「ゲルニカ」(図録より転載)  有限責任中間法人 美術著作権協会
岡本良一氏写真(大阪城バック) よみうり写真館蔵
岡本良一氏写真(発掘中の様子) 個人蔵
大阪城天守閣再建工事の写真  大阪城天守閣蔵(2枚とも)
中島地域大坂の陣関連文書 個人蔵
末吉増重(町人)の記録「見しかよの物かたり」 個人蔵
「大坂濫(らん)妨人落人改之帳」 徳島県立文書館蔵 (※版権先は、国文学研究資料館)
「浅野御家之記」(紀州一揆の史料)  金沢大学附属図書館蔵
大阪城再建式典の映像  大阪市情報公開室市民情報部蔵
おもな参考文献
「大坂の陣」(中央公論社)
「大坂冬の陣夏の陣」(筑摩書房)
「大坂城」(岩波新書)
「大阪城400年」(大阪書籍)
「日本戦史 大阪の役」(徳間書店)
「図説 大坂の陣」(創元社)
「大阪府史」(大阪府)
「新修 大阪市史」(大阪市)
「図説 大阪府の歴史」(河出書房新社)
「戦国合戦絵屏風集成 第四巻  大坂冬の陣図 大坂夏の陣図」(中央公論社)
「特別展 大坂図屏風 —景観と風俗をさぐる」(大阪城天守閣特別事業委員会)
「豊臣秀吉を再発掘する」(新人物往来社)
「大阪城話」(東方出版)
「大阪城とまち物語」(フォーラム・A)
「雑兵たちの戦場」(朝日新聞社)
「西鳥取村誌」(西鳥取村役場)
「伝承の姫君お菊」(新家歴史研究会)
※絶版となったものもあります。出版社などにご確認下さい。

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