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Cecil Balmondコミュの自然と数学

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セシルは自然をどう捉えているのだろうか?
美の対象としてだろうか?
著作にはメタファーという言葉が多用されているが、
これは自然をさしていっている言葉なのだろうか?

コメント(1)

 最近、10+1の48号を読み返していて、セシルが生物学者などを交えつつ討論をしているのを読んでいて思ったのですが

 かなり、数学者や物理学者に近い視点で自然を捉えているように思います。詳しい経歴は知りませんが数学を専門的に研究したりしている部分からもそれが伺える感じもしています。まるで、画家が絵の具や鉛筆、ペンでデッサンするように、数式を用いてそれをデッサンしていっている感じを受けます。

 数学者や物理学者は近似式を求めることを究極の目的としているというよりは、そこにある構造を発見しようとしているものだと思います。もちろん、構造だけで、近似が出来ない数式では問題ではありますから、表現としての近似と、内面としての構造の両方が揃ってこその数式であると思います。

 彼にとっての自然とは、そのような数式を考えるための「友」のような存在なのかな、と思います。

 メタファーという言葉についてですが、引用してもらえると考えられるのかな、と思いました。ちょろっとインフォーマルが家にあるの読んでみたのですが、どれのことか良く分からなかったので。

 ただ、10+1では、たぶんペンシルバニア大での講演だった影響もあってか「フォーム」と「シェイプ」という言葉を使っています。たぶんカーンの言葉から使っているのではないかと推測しているのですが、もしかしたらアメリカ英語の基本的な定義なのかもしれませんが

「シェイプ」には美学があり、「フォーム」には美学ない、と言っています。また

セシル:フォームはダイナミクスです。それはいわゆる字義通りのシェイプとは関係がない。フォームとは、空間の接続性の相対的な配置に関係があります。それは、より深遠な共鳴を呼び起こす、接続性によるリズムであり、より深いアーキタイプの感覚なのです。〜、フォームを追求する際に私が採る一つの方法は、ヴォリュームと表面との張力を考えることです。つまりヴォリュームから感じ取られる空間感覚と、そこから生じる空間の表面との対決です。
p.113  10+1 No.48

 と言っています。自分はここで言う「フォーム」と「自然」というのは非常に近しい関係にあると思っています。「自然」はフォームを持った存在だと思い、彼は自然の持つフォームから刺激を受け、自分の発想を自由にしようとしているのかな?と

 そう考えた上で、メタファーという言葉は定義の仕方次第でシェイプにもフォームにも成り得る言葉だと思います。個人的にはどちらかとシェイプに近いと思っていて、あくまで表面、表現の領域のことを指している移ろい易いもののように思えます。

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