イタリアワイン Under 2000コミュの有禅のワイン日記　vol.1

今更ですがデジタルカメラを購入しました。現代人から遠く機会音痴はなはだしい有禅です。
んで、やることはベタです。テーマは“イタリア限定Under2000　なんとなく思い入れのあるワインを日記のように”というものです。記念すべき第１号は…あえて例外中の例外のワインを載せます。長く長くいろんなワインを掲載していくにあたって、いつか最初のワインって何だったんですか?　なんて話になったときに、きちんと話が出来るワインにしたかったんです。
【2006年10月29日　ワイン名不問】
このワインはつい昨日飲んだワインです。フランスのものだけど名前も作り手も分かりません。そのへんは実はどうでもよかったんです。これは、ワインをあんまし飲んだことのない23歳の大切なお友達“じゅんさん”への贈り物です。
生まれ年…その人と同じ年月を生きたワインを贈る、こんなロマンティックらしいことやってみたんです。
誰かの記憶に残るワインを作りたかった。モチロン作ったのは有禅ではありません、でもですよ、ワインってそれそのものが“事実”ぢゃなくて、誰がいつどこで飲んでどう感じたかってところが“事実”だと思うんです。そのときその場所にだけあるそのワインの“真実”、有禅はそんなふうにワインを考えてます。だから客観的に美味しいってのは、本当のようで曖昧な縮尺だと思ったりもしています。
このワインの物語は続きます。じゅんさんがまた何歳かの誕生日を迎えたときに同じ場所にいることができたとしたら、この名前も知らないワインの83年を贈ることができるんです。おもしろいと思いませんか。