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瀬戸内アートウェーブ <SAW>コミュの記憶の集積を創造の海へ展11月23日から

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笠島事業のこと
福永信は展覧会に向けて手作り本を制作しています。
作品タイトル「日付をほどいて〜もうひとつの笠島日記〜」
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作品解説 

小説家福永信は、本島・笠島地区に滞在した15日間、日記を書き続けた。
笠島で出会った人たちとのやりとりを書きとめた。それは、アーティスト・イン笠島事業のWebページに随時掲載された。
本展覧会で展示されるのは、滞在日記を再構成した手づくり本である。

島に暮らす人々との出会いの糸口に、ひらがなをひとつ、落書き帳の紙の上にかいてもらう、福永は紙とペンを持って歩きまわった。
「ひらがなをひとつ」書いてもらう・・・・・・
そのとっぴょうしもない申し出に、人々は困惑し、理由をたずね、そこから会話が始まった。
また福永自身もひらがなを集めることにより、困惑したり、笑ったりしながら、島の人たちの豊かな表情に、接することとになった。
福永+SAWのメンバーの協力により集まったひらがなのひとつひとつは、2006年10月・本島での「出会い」の痕跡である。

ひらがなひと文字が、意味や思いを語りはしない。
だが、不思議なことに手書きのひと文字ひと文字が、言葉でない「言葉」、表情でない「表情」を、
見ている者のこころのなかに浮かび上がらせる。

手書きの文字がちりばめられた手作り本は、島に暮らす老若男女の人のかたちを捉えてみせた。
名前も添えられたそのひらがなひと文字から、人の気配、息づかいが伝わってはこないか。
これは世代・環境を越えた見知らぬ土地での出会いの記録であり、塩飽水軍という濃厚な歴史ある島に生きている人の歴史である。

(文ディレクター梅谷幾代)

http://www.setouchi-a-wave.com/

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