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SGIコミュの方面代表者会議での名誉会長のスピーチ 〜海外在住の同志のために〜

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方面代表者会議での名誉会長のスピーチ


――「難所」を越えよ! それが勝利の直道――


―*―目標を持つ人生は強い―*―

―*―同志と歩む人生は愉快―*―


 長野、新潟の代表らによる方面代表者会議が8月22日、長野研修道場で行われ、池田名誉会長がスピーチした。

【名誉会長のスピーチ】

                   ◇

◆花の舞台でエースよ走れ

 一、「難所」を、いかに制するか。
 人生においても、組織においても、この一点が急所となる。
 毎年、正月の恒例となっている「箱根駅伝」。
 本年は、わが創価大学生が、関東学連選抜のメンバーとして出場した。
 この箱根駅伝のコースには、「権太坂」という名高い難所がある。
 江戸時代には、江戸から京へ向かう際、「東海道」における有名な難所であった。現在の横浜市保土ヶ谷区に、当時の面影が残っている。
 権太坂を含む箱根駅伝の往路の区間は、「花の2区」と呼ばれる。
 長距離であり、厳しい坂道が続く。レース全体にも大きな影響を与える。
 ゆえに、各チームから実力有るエース級の選手が選ばれ、一秒でも早く、一歩でも前にと、しのぎを削るのである。
 インドの大詩人タゴールは「きびしい闘いは闘わなければならない。それが人生に価値を与える」と綴った(芝山幹郎訳「自由の流れ」、『タゴール著作集第6巻』所収、第三文明社)
 人生には、思いもよらぬ「難所」が立ちはだかるものだ。
 その時こそ、もう一歩で希望が見える。未来が開ける。必ず勝利の旭日は昇る。そう心に決めて、ひたぶるに祈り抜き、前へ! 前へ! と進むことだ。
 大変であればあるほど勝利の価値は大きい。

◆わが忘れ得ぬ四国の同志!

 一、私は戸田先生から、あの「大阪の戦い」をはじめ、激戦の使命を受けるたびに、「素晴らしい鍛えの場をいただいた」と、歓喜に燃えた。
 断じて、師の期待に応えてみせる!
 自分が勝って、広宣流布の大構想の突破口になるのだ!
 そう決意し、戦ってきた。
 いわば、難所の連続であった。その折々に、ともに戦った同志の姿は、永遠に脳裏に焼き付いている。
 第3代会長を辞任した翌年には、香川、高知、愛媛、徳島の懐かしき四国の友が、私のいる神奈川の地を目指し、はるばると大船に乗って駆けつけてくださった。
 あの出会い、あの光景を、私は生涯、忘れることはできない。
 ともあれ、目の前のカベを一つ、また一つと着実に乗り越えることこそ、すべての勝利の直道である。
 日蓮大聖人は、「釈迦如来のためには、提婆達多こそ第一の善知識であった。今の世間を見ると、人を良くするものは、味方よりも強敵が人をよく成長させるのである」(御書917?、通解)と仰せである。
 「あの強敵が、私を強くしてくれる!」「これでまた成長できる!」ととらえて、朗らかに勝ち進みたい(大拍手)。

◆新たな出発!

 一、ある懇談会の折に、次のような悩みをうかがった。
 仕事で定年を迎えた壮年の方が、目標を見失い、やる気を無くしてしまった。なんとかして励ましたい――と。
 定年に限らず、今までの環境が激しく変化した時、心の張りを失って、落ち込んでしまうことがある。
 しかし、「妙とは蘇生の義なり」(同947?)とあるように、信心を根本にした人生は、どんな場所からでも、必ず「新たなる出発」をきっていける。
 信心とは、生涯にわたる、挑戦と成長である。
 学会には「広宣流布」という、世界のため、未来のための壮大な目標がある。
 「目標を持つ人生」は強い。
 「同志と歩む人生」は愉快である。
 一度、元気を無くした人も、広布の戦いを通して、偉大なる地涌の菩薩としての使命を自覚し、再び立ち上がることができる。
 苦しかった体験も、すべて生かすことができる。仏法には一切、無駄はないのである。


◆◆仏法にはムダはない 広布の苦労は宝の思い出に


◆一遍の題目にも無量の大功徳
 
 一、また、仕事が多忙で、なかなか唱題する時間がとれない人もいる。さまざまな理由で、思うように唱題できない場合もある。
 大聖人は、「南無妙法蓮華経を只一度申せる人・一人として仏にならざるはなし」(同1573?)等と仰せである。
 たとえ一遍の題目でも、無量無辺の大福徳がある。
 何か悩みがあったら、まず御本尊にぶつかっていく。なにがあっても唱題根本で進む。
 その「心」を持っている人が勝つ。全ての苦労が宝の思い出となる。幸福の確かな軌道に、悠々と乗っていけるのである。
 一、歴史学者トインビー博士は、私との対談のなかで、力強く、こう語られた。
 「われわれは、何らかの宗教をもたないかぎり、人間ではありえません。そこでなされるべき選択は、宗教をもつかもたないかの選択ではなく、優れた宗教をもつか、劣れる宗教をもつかの選択なのです」
 これが、20世紀最高峰の知性の結論であった。
 戦乱と暴力の流転であった人類史を、いかに転換するか。博士は明確に主張された。
 「真の永続的平和は、宗教革命が欠くべからざるものだと、私は確信します」(『未来を生きる』毎日新聞社)
 その宗教革命の希望として、博士は、大乗仏教、なかんずく現代に生きる日蓮大聖人の仏法に注目されたのである。

◆虚偽を打ち砕け

 一、どのようにして、宗教が社会に貢献していくか。このことを考えるとき、若き日に読んだ思想家・内村鑑三の言葉もまた、忘れることができない。
 「西洋に在りてひとは政治を最大のものとは認めません、宗教は政治以上の者であると信ぜられます」(『内村鑑三著作集第4巻』岩波書店)
 正しき信仰に生きる人は、いかなる権力者よりも強い。
 彼は、こうも述べている。
 「宗教は信ずべき者であって利用すべき者でありません」
 「国民は宗教を信ずるを可とし、政治家は之を信ずるの必要なしと云う理由は少しもありません」(同、現代表記に改めた)
 まったくの正論だと思う。
 この内村鑑三は、私の青春時代の読書サークルの友人達が、尊敬していた思想家でもあった。関東ゆかりの偉人である。
 「世は誠実を以てのみ勝つことが出来ます。世に虚偽多しと雖も、虚偽を以て之に勝つことは出来ません。正義はやはり最後の勝利者であります」(同8巻、同)
 今も、深く心に残っている彼の言葉である。
 誠実は、必ず勝つ。虚偽には断じて負けない。
 正義は、絶対に勝利する。いな、断固として勝利しなければならない。
 これは、戸田先生の弟子として、この58年間の大法戦を戦い続けてきた、私の信念でもある。


◆◆◆御聖訓 彼等は野干のほうるなり 日蓮が一門は師子の吼るなり


◆自身の勝利へ! 勇気の師子吼を

 一、近代看護の母ナイチンゲールは訴えた。
 「どんな仕事をするにせよ、実際に学ぶことができるのは現場においてのみである」(湯槇ます監修・薄井坦子他編訳『ナイチンゲール著作集第2巻』現代社)
 戦場で、命がけで看護を続けた彼女の言葉だから、重みがある。
 広布の戦いも同じだ。
 現場にこそ、勝利のカギがある。リーダーは、「最前線」に飛び込み、自身を鍛えていっていただきたい。
 イギリスの女性作家であるシャーロット・ブロンテは、「人間の能力の及ぶかぎり正しいことをなすべきです」と手紙に綴っている(エリザベス・ギャスケル著、中岡洋訳「シャーロット・ブロンテの生涯」、『ブロンテ全集12』所収、みすず書房)。
 自分一人が努力してもわずかなものだ、などという考え方はよくない。ベストを尽くそう!――そういう信条であった。
 一、大聖人は、熱原の法難に際して、「彼等は野干(=キツネの類)のほう(吼)るなり日蓮が一門は師子の吼るなり」(御書1190?)と励まされた。
 私たちの「広布の声」「勇気の声」は、何ものにも負けない力を持つ。
 戦った分、自分の福運になる。また、家族の福運、子孫末代までの福運となっていく。
 どんなに社会的な力を持った人も、仏法の功徳を受ける人には、かなわない。真実の幸福を築いていく人には、かなわない。
 私たちは、師子の大音声を放ち、卑劣な中傷など、はじき飛ばして、「自身の勝利」「地域の勝利」「広布の勝利」へ、猛然と走り抜こう!(大拍手)

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