>>[681]
なるほど、訂正があったら本ごと再配布できるというのは電子書籍の強みですね。
S.T.ヨシはSIXTY YEARS OF ARKHAM HOUSEでメイヤースのことを次のように評しています。
「メイヤースは、ダーレスに『発見』された作家の中では数少ない失敗例のひとつであり、THE HOUSE OF THE WORM以外には作品をあまり書いていない。この薄っぺらな本に収録されているのは、ラヴクラフトがダンセイニを真似て書いた作品をさらに真似したものであり、したがって模作の模作ということになる。メイヤースは米国の作家だが、彼について知られていることはほとんどない。過去20年間に彼は一冊も本を出しておらず、ほとんど何も執筆していない」
で、これが40年以上に及ぶメイヤースの幻夢境ものを集大成した本というわけですね。"The Maker of Gods"まではTHE HOUSE OF THE WORMからの再録です。"The Snout in the Alcove"や"The Last Night of Earth"はケイオシアムのクトゥルー神話アンソロジーで読んだことがあるのですが、それ以外の作品はどんな感じでしょうか。
>>[627]
THE LEGACY OF ERICH ZANN AND OTHER TALES OF THE CTHULHU MYTHOSが届いたので、とりあえず表題作を読んでみました。内容はZEPHYROSさんが紹介してくださった通りです。ひとつだけ訂正させていただくとすれば、出てくる魔道書は『ネクロノミコン』ではなく『無名祭祀書』でした。
ニール=ゲイマン「世界の終わり」
レアード=バロン "Bulldozer"
ナディア=バルキン"Red Goat Black Goat"
ブライアン=ホッジ "The Same Deep Waters as You"
キム=ニューマン「三時十五分前」
ウィリアム=ブラウニング=スペンサー "The Dappled Thing"
エリザベス=ベア "Inelastic Collisions"
フレッド=チャペル "Remnants"
ケイトリン=R=キアナン "Love is Forbidden, We Croak and Howl"
トーマス=リゴッティ "The Sect of the Idiot"
ジェンマ=ファイルズ "Jar of Salts"
ハワード=ウォルドロップ&スティーヴン=アトリー「昏い世界を極から極へ」
スティーヴ=ラスニック=テム "Waiting at the Crossroads Motel"
カール=エドワード=ワグナー "I've Come to Talk with You Again"
ジョー=R=ランズデール "The Bleeding Shadow"
ニック=ママタス "That of Which We Speak When We Speak of the Unspeakable"
ジェンマ=ファイルズ "Haruspicy"
ジョン=ランガン "Children of the Fang"