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交通違反の不当検挙に「NO!」 コミュの体験談です

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少しでも多くの人の参考になればと思い、
自分の違反(赤切符)→起訴・裁判 の体験談(主観たっぷり)を公開します。
長いので興味無い方はスルー推奨します。
非公開ブログでの内容を転記したものなので乱文はご容赦ください。

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【違反当日】2011年2月17日

場所:圏央道外回り 89.7キロ地点
内容:指定速度80キロのところ122キロ走行(42キロ超過)

否認の為、供述調書作成。
自分の主張は以下の通り。

?客観的事実(証拠写真等)が全く無い。
現認係による計測記録の証言のみ。
他の車両と間違えて測定していたという可能性も否定できない。

?自分が何キロ出していたかは
メーターを見ながら走行しているわけではないので不明。

?違反事実の如何に関わらず、
晴天時の交通量の少ない高速道路での速度取締りは
何の危険性があっての事なのか理解しがたい。
一納税者としてこのような事に公務の人員を割くのはどうかと思う。

去年の5月の違反の新宿の交番のバカ警官に比べたら、
今回はさすがに県警本部のエリート(?)というだけあって、
この巡査を含めて下っ端はなかなかボロを出さなかったね。
調書を書く手は緊張で震えていたけど。

でも一人だけ椅子にふんぞり返って座ってる「中ボス」がいて、
こっちが否認してるのを見てなぜかタイヤチェック始めて、
「何か溝少ないね〜計測してあげよっか?」とか脅しかけてくる始末。

____________

【検察庁での取調べ】2011年8月26日

待合室に居ると、若いひょろひょろのお兄ちゃんが呼びに来ました。
こんな若い奴が検察官なのか?と思ってたら、助手でした。
部屋に入ると禿げたおっさんがいました。

こっちは「こんにちわ」と言ってるのに挨拶もしない。
自分の身分名前も名乗らずに、いきなり本人確認の為に身分証見せろだって。
この時点で社会の常識の無い「駄目な大人」決定です。

で、取調べ始まったんですが、今回は下記内容の意見書を提出してみました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

意見書

川越区検察庁 担当検察官御中
平成23年2月17日に取締りを受けた件について

取締りを受けた際の状況ですが、そもそも私は計測地点に関して十分な説明を受けていません。「圏央道外回り 89.7キロ地点」という説明のみで、実際に現場を見ていません。ですので計測された時点での状況を認識しておりません。
よって、その瞬間に警察官の提示する122キロという速度が出ていたかどうかと聞かれれば「分からない」としか答えようがありませんし、それ以前に常にスピードメーターと睨めっこをして運転をしている訳がありません。
取締りを行った埼玉県警察本部交通部高速道路交通警察隊の佐藤雅行巡査は実際に私がその速度で走行していた所を現認した訳ではありませんので、その人のいう事など信用できるはずが有りません。また、仮に計測地点の現認係が取締りを行ったとしても、その速度値が本当に私の車両であると100%裏付ける証拠はありません。
他の車両と間違って計測した可能性や、現認係と取締り係の伝達ミスの可能性が1%でもある限りは、私は今回の件に関して認める訳にはいきません。

根本的な問題として、今回の私の違反事実の如何に関わらず晴天の交通量の少ない高速道路において何の危険性があってこのような取締りを行うのかが理解できません。
取締りを行った佐藤巡査は「以前死亡事故があったので取締りを行っている」と説明しましたが、それならば運転者が危険運転を犯す前に警告の看板等を出すなどして、危険運転の抑制に努めるべきです。
それを出来るのが警察官であるにも関わらず、反対に危険運転を起こさせてから検挙するのは事故の抑制のためとは到底思えません。事故が起きて死人が出ても構わないという姿勢の現われでは無いでしょうか。これはまさに警職法に反する行為であります。
日常から交通安全を心がけ、無事故安全な交通社会であることを願っている一人のドライバー市民として今回の取締りを行った警察官全員に対し、然るべき処分を望みます。
仮にそうでないとしたら私の行った行為自体が検挙対象になるような危険な行為では無いので、検挙自体が不当であると主張させて頂きます。
 
以上

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これ見せた瞬間に、おっさんの表情と口調が豹変。
「何?言いたいこと口で言えないの?どうして?」とか。

その後は意見書の一言一句に対しての揚げ足取り。
こんなキチガイにつき合ってたら疲れるので、適当に黙秘したりあしらったりしました。
「そこに書いてあることが私の言いたいことの以上です。それ以上は特にありません」
てな感じで。

挙句の果てには、警察の取締りの正当性の持論を展開。
あー鬱陶しい・・・。お前は警察官じゃなくて、検察官だろ。
それに俺はそんなの聞くために今日ここに来たんじゃないんだけど。

最後に 
「じゃあ、この件は裁判にするから。
すぐ隣の裁判所でやるから。1回じゃ終わらないよ。何回も来てもらうからね。
今日はもう帰っていいですよ。裁判にするからね。」
だって。

「裁判にするから」を2回強調。(笑
今回は検察側の調書も何も無かったな・・・。
意見書(署名捺印付き)提出しただけなんだけど。
さてどうなる?
____________

【起訴決定】2011年9月21日

「罰金を支払う儀式」 に参加することが決定しました。
要するに、裁判の公判請求をされたってことです。

残念ながらこれで罰金7〜8万円は決定しました。
まあ、裁判なんて一生で何回あるか無いかなので社会勉強としていってきます。
誰でも傍聴可能なのでお暇な人はどうぞお越しください。
日程決まったらお知らせします。毎週水曜日との事。

裁判自体は負けは決定しており、
判決受けて罰金支払って終了なのでどうでもいいのですが、
すご〜〜く気になる事が一点。

『刑事事件で在宅起訴されている人間が海外旅行にいけるのか?』
※※当時、海外旅行を控えていたのであります

?裁判所に問い合わせ
「え?海外旅行ですか・・・?
被告人の海外出国を止める権限は裁判所や検察には無いので何とも分かりません。
え?誰に聞けば分かるかって?いやー良く分からないですね。弁護士さんかな?
こういうの初めてのケースなんで、すみません。」
との回答。
なんだ、裁判所では分からないのか。

?入国管理局に問い合わせ
「え?海外旅行ですか?あ、日本人の方ですね。
すみません、うちは外国人の出入国を扱ってるんで、そういうの管轄じゃないんですよ。
日本人が海外に行くことに関しては外務省の管轄になりますね。
ええ、うちは法務省の管轄なんですよ。」
お役所って、色々管轄が複雑なのね。

?外務省に問い合わせ
「在宅起訴中の出国に関してですか?今現在パスポートは持ってるんですよね?
裁判所や検察庁から出国するなとかパスポート返納しろとか言われていないのなら、
憲法22条でも海外に出る権利は誰にでも保障されているので問題ないと思います。
ただし、渡航先で入国が認められるかどうかはその国の主権になるのでわかりませんが。」

なるほど。
ようするにパスポートさえ持ってれば「出国は」可能なんだね。
確かに逃亡を防ぐ必要があるなら裁判の日まで拘置されるはずだし。


____________

【裁判】2011年10月19日

◆10:00
川越簡易裁判所到着
いくつか法廷があって、法廷前の掲示板には本日の裁判内容が掲示されてる。
「強制わいせつ」「離婚調停」「消費者金融関連」「業務上過失致死」
そんな層々たる(?)裁判の中で、ひときわ目立つのがこれ。

「道路交通法違反」

◆10:15
国選弁護人と初対面
電話で軽く打ち合わせしてたが、会ったのは初めて。
女性。意外とカワイイじゃん。・・・な訳がない。

今日の流れの簡単な説明。
弁護人の質問にこうやって答えてくださいね、みたいな。
どうせ負けは決まってるので即日結審を目指して、
今回は争わず容疑を全面的に認める方向性で。

◆10:30
入廷・裁判開始
傍聴席は小沢一郎裁判も真っ青なくらい、傍聴人で埋め尽くされている。
・・・な訳が無い。

俺(デブ)と弁護人(おばちゃん)と検察官(おっさん)と書記官(カワイイ)の4人だけ。
何か紙に自分の名前を書かされる。
書記官の女の子が裁判官だと思ってドキドキし始めてたら、
すぐに本物の裁判官(じいさん)が入ってきて、がっかり。
そりゃそうだ、担当裁判官は男性の名前だったしな。

「被告人、前に立ってください」
おー、始まった。
最初に本人確認で名前、住所、本籍、職業を聞かれる。

?検察官の起訴状朗読
もはや、やっつけ作業。
超早口で何言ってるのか分からない。
滑稽な姿に思わずニヤけてしまった。

?裁判官より黙秘権の告知
「これからね、色々質問するから、言いたくないことあったらさぁ、言わなくていいからね」
なぜかタメ口。

?被告人・弁護人の陳述
弁護人から俺に色々質問。打ち合わせどおり。
きっと打ち合わせ以外の「暴走」をしやしないか、ドキドキしてたに違いない。

?検察官から証拠提出・被告人質問
検 「過去の違反歴見るとどうも交通ルールを守るという意識に欠如してるとしか思えない。どうなの?本当に反省してるの?」
被 「確かに今回の違反を含め、今までもその意識は低かったかもしれません。しかしながら、今回こうやって人生で初の正式裁判という事で、安全運転の考え方にしっかりと向き合うことが出来たと考えております。ですので反則金制度や略式裁判などのシステムに乗らずに正規の手続きを行ったことは、自分に対して凄く意義があったことだと思いますし、良い経験だったと思います。今回の件の教訓を生かして、今後はより一層の安全運転に努めたいと思います」

検察官の 「はあ?今更何言っちゃってるのこいつ」 みたいな顔がとても笑えた。

?検察官の求刑
相変わらず早口で何を言ってるのか分からない。
「罰金6万円を求刑します」だけ、よく聞こえた。

?最終陳述
裁 「被告人、最後に何か言いたいことはある?」
被 「ありあせん!」
裁 「う〜ん、そうか。じゃあ一つ聞くけど、何で交通ルールってあると思うの?」
被 「警察に捕まらないようにするためだと思います!」
・・・と、言いたいのをぐっと我慢して
被 「事故防止のためだと思います!」
裁 「もう今後はこういう事やらないね?」
被 「はい!」
裁 「んじゃ、すぐに判決出しま〜す。」

?判決
裁判官が判決文(いつ作ったんだよ!)を読みながら・・・
裁 「被告人を罰金6万円に処す。支払えない場合は5千円を1日として労役を課しますので、ちゃんと払ってね。で、裁判費用。要するに国選弁護人費用ね、これは被告人の負担無しとします。あと、今回の判決が不服な場合は2週間以内に控訴してください。じゃ、これからは安全運転に努めてください。以上!帰っていいですよ」

◆11:00
閉廷
本当に儀式だった・・・・。
検察官と弁護人が即日結審でとても嬉しそうだったのが印象的。
本当にザルな裁判だわ・・・。

____________

【今回の裁判の感想】

裁判官、書記官、検察官、弁護人・・・全員 「面倒臭そう」 な感じ。
wktkしてたのは俺だけ。
本当に真の交通安全を願っているような公務員は取締り段階から、判決まで皆無でした。

求刑の段階での6万円は意外と安かったな・・・。
初犯じゃないから満額の10万円コースだと思ってたけど。
本来6万円弱の国選弁護人費用が不負担になったから、
差し引きでチャラパーって感じでしょうか。

今回の裁判にあたり、検察(警察)は膨大な量の資料を作成し、物凄い労力を使用しています。
これこそが警察の理不尽な取り締まりに対しての、運転者の異議申し立てだと実感。
キップにサインして反則金や略式で済ますのは文句が無いと言っているのと同義。
こういうケースがもっと増えて、行政がパンクしないと世の中変わらないでしょう。
もちろん納得してる人は払うべきですが、警察の交通違反取締りシステムの実態を知ると、
正式裁判で判決が出るまでは1銭も支払いたくなくなります。

それでは皆さん、安全運転を心がけましょう。

コメント(3)

罰金はね、収入印紙で収めることが出来ます。
ということは…
金券ショップ等で安く買えば、その分節約できるよ。
まあ、値切るのが目的じゃないですからな。自分の場合。

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