名人治療家をめざそう！コミュの「病気と薬」（１）・・生後間もなくの病気の発症

『Tampopo　No.7』が届きました。
その中に、私がお勧めしている“ばんのう酵母くん”
その開発者、吉野丈夫生理学博士の書き下ろし
「病気と薬−あなたは大丈夫？自ら病気になる人、ならない人」が載っていましたので・・・

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「健康に生活したい」というのは人類共通の願いです。
しかし、そのために「何を為すべきか」、「何を為さざるべきか」と知っている人、そして、
それを実行している人は、案外少ないと思われます。
「病気になったら病院へ行けば良い」と思っている人が、大多数ではないでしょうか。

ひとまず知ってさえいれば、いわゆる難病などの「変な病気」になることをある程度、
いや、かなりの確率で未然に防ぐことが可能であると、私は考えています。
そこで、
今号から数回にわたって、人生のそれぞれの時期や場面において健康維持のために、
「為すべきこと」「為さざるべきこと」について論述したいと思います。

１． 生後間もなくの病気の発症

生まれつき心臓に穴があいていた、あるいは、口唇が切れていた、糖尿病だった、
また、生後間もなくからのアトピー性皮膚炎などといった赤ちゃんの病気で、
相談を受けることがよくあります。

果たしてこれらは、「持って生まれたハンディキャップだから仕方がない」もの、
「防ぐことはできない」ものなのでしょうか？

もしかすると、赤ちゃんがお腹の中にいる時にお母さんが使用した薬が、
こうした生まれつきのハンディキャップの原因かもしれません。

この疑念を持ったのは、「ウテメリン」という切迫流・早産の治療薬が、
「お腹が張る」という訴えだけで、いとも簡単に処方されるケースが多いからです。

（図１は省略）

図１は「ウテメリン」の添付文書から「重大な副作用」を引用したものですが、
「６）皮膚粘膜眼症候群」とは、皮膚や粘膜や眼に炎症が起きる症状です。
生まれて間もなくのアトピー性皮膚炎は、この害作用と考えられます。

「７）横紋筋融解症」とは、心筋や骨格筋などの横紋筋が溶けてしまうことです。
心臓に穴があいているとか、口唇が切れてしまうなどは、まさにこの害作用を受けて、
横紋筋が融解してしまった結果と言えるでしょう。

また、「１０）高血糖・糖尿病性ケトアシドーシス」「１１）腸閉塞」などの
副作用を受けてしまうと、生命の危険に直結することになってしまいます。

「ウテメリン」の作用は、交感神経を刺激することによって子宮平滑筋の緊張を
緩めるというものです。ただ、それだけのことです。
その効能に対し、リスクの方が圧倒的に高い薬剤のように思われます。

お腹が張るのは胎児にとって心地良くない環境状態だからです。
冷えに気を付ける。不自然な体勢や激しい活動は控える。睡眠をしっかりとる、
生活のリズムを整えるなどの工夫をして、赤ちゃんの環境を改善してあげれば、
張りは自然と取れるはずです。

ちょっとお腹が張るだけでウテメリンを飲むなどということは、絶対に止めるべきです。

（続く）
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昨春でしたか、ある女性会員の方から「花粉症」の電話相談を受けました。

それまでは花粉症などなったことが無いというので、いろいろ聞きますと
妊娠してお腹が張って（切迫流産と言われて）ウテメリンを処方されてから・・と。

（骨盤隔膜、尿・生殖隔膜、前仙腸靭帯など・・自己治療も簡単にできるはずの）
会員さんでしたから、私は「切迫流産なら自分で簡単に治せるでしょう」と、
直ちにウテメリンを止めるようにとアドバイスしました。

止めて１週間後に、花粉症も治ったとの事でした。
（ウテメリンは、胎児だけでなく、母体に対しても副作用があります。）

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