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名人治療家をめざそう!コミュの健康は呼吸で決まる(1)   

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日頃、『病気・不調の原因は、その人の“息・食・動・想・環”における生活習慣の中にある』
という視点に、“見えない世界”の“その他”を加えて、私の施術・治療姿勢にしています。
“息”=呼吸に関しても、自律神経バランスの関係からアドバイスしたりしていますが・・

8年前、手にした小冊子:西原克成博士の『健康は呼吸で決まる』を
先日から読み直し、発生学・進化の観点も、
施術・治療の視点に入れないと・・と、反省しています。

アトピー性皮膚炎など、難病といわれるものに対して
我々のような市井の治療家が成果を上げられるのに
なぜ?現代医学が成果を上げられずに、苦しむ人が多いのか?
その訳が解ると思います。少し難解ですが何回かに分けて紹介します。

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健康は呼吸で決まる(1)    西原 克成

【はじめに】
 人間が生きていく上で、不可欠なのが「呼吸」です。呼吸が5分間も止まれば死んでしまいます。
次に大切なのが「食事」で、食べ物を摂らないと呼吸で燃焼するエネルギー源が補給されないので、呼吸をいくらしても、やはり死んでしまいます。
三つ目に大切なのが「睡眠」です。睡眠は生命維持活動とは直接関係がないように見えるので、いまのライフサイエンスでは睡眠の重要性がすっかり見落とされています。人間にとって睡眠は「骨休め」として重要です。これは重力作用の解除、つまり立位・座位による位置のエネルギーの解消です。骨休めは細胞呼吸と新陳代謝に必須なのです。

「呼吸」については、日本の子供のほとんどが鼻呼吸でなく口呼吸になってしまっています。口で呼吸できるのは、哺乳類では一歳以降の人類だけです。これは人体のもっとも大きな構造欠陥なのです。
人類が口呼吸をするようになった原因は、約400万年前ごろ類人猿から分離した時に、喋る事を始めたからです。人間が喋るときは、必ず口から空気を出します。動物の中には口から空気を出せない動物がいます。たとえば、サルやイヌやネコは口から声が出せますが、ウマやブタは鼻からしか声が出せないため、ヒヒーン、ブーブーといった同じ鳴き声しか出ないのです。
呼吸は生きていく上で重要なものですから、鼻腔と気管がつながっています。この気管が食道の入り口の真中にあるために、ヒト以外の哺乳動物は、これが邪魔をして丸嚥みすることが出来ません。ネズミやリスには頬に袋があって、この袋に食べ物を貯めて食片を小さくして、気管の両脇を通して呼吸をしながら食べ物を嚥(の)み込むのです。

哺乳類が乳を吸うには、口の中の気圧を低くしなくてはなりません。しかもお乳を飲んでいる間も呼吸し続ける必要があります。そのため人間の乳児は、お乳を吸いながら鼻で呼吸が出来るように、鼻腔と気管が鼻の奥(後鼻孔の軟口蓋部)で直接つながっているのです。人間以外の哺乳動物は、成獣になってもこの構造を保ちます。しかし人間だけは生後1年ほど経つと、鼻腔と気管が離れてしまいます。言葉を話すことにより、「骨や軟骨の形態は長期的な機能の偏りによって、それに適したように変形する」というウォルフの法則に従って喉頭蓋軟骨が徐々に縮小するからです。そしてヒトはついでに口で呼吸ができるようになったのです。

【なぜ健康は「呼吸」で決まるのか】

?生命の呼吸とはなにか
では、健康が「呼吸」で決まるのは、なぜでしょうか。これを理解するには「生命の呼吸」とは何かが解らなければなりません。
20世紀のライフサイエンスでは、このような生命現象の本質をつきつめて考えなかったために、進化がどうして起こるのか、免疫システムはどのようなメカニズムになっているのか、造血というもともと腸で行われていた仕事が、なぜ高等動物に限って骨髄腔に移っているのか、という脊椎動物三つの謎が迷宮入りしていたのです。

「呼吸」とは、エネルギーの代謝のことです。代謝とは入れ替わりのことですから、渦でたとえると、エネルギーの渦が巡って、渦をつくる流れの物質が常に入れ替わることです。生命のエネルギー代謝には嫌気的解糖(酸素なしで行われる糖分の分解)と好気的酸素による呼吸の2種類があります。
生命現象とは、このエネルギーの渦と同時に(共役して)起こる細胞やそのパーツのつくり替え(リモデリング=新陳代謝)のことで、これによって老化を克服しているのです。われわれ高等な脊椎動物は、エネルギー代謝のほぼ90%を呼吸でまかなっています。ですから、生命を支えるエネルギーの渦を回す呼吸がダメになれば、健康がそこなわれるということになるわけです。

?エネルギーの渦の回転と免疫力
いわゆる免疫力とは、細胞レベルの消化力と細胞の生命力のことで、腸管から吸収された細菌やウィルスや不良栄養から優良栄養までを、血液内で細胞レベルの再消化をして、リモデリングする力、つまり新陳代謝力のことです。したがって、いま流行りの「自己・非自己」を見分ける力のことではありません。そしてこの働きには、エネルギー代謝、つまり呼吸と解糖の円滑な回転が必須なのです。骨のアパタイトのピロリン酸エステル(高エネルギーの燐酸化合物で呼吸と核酸の代謝に必要なもの)が呼吸を、軟骨のチオールエステル(嫌気的解糖に必須の高エネルギーの硫黄化合物)が解糖を担当します。それで睡眠、つまり骨休めを怠るとエネルギー代謝が阻害されるのです。

腸を冷やせば腸管造血系がダメージを受けて、潰瘍性大腸炎やクローン病や脈なし病、喘息やリウマチといった難病になります。いわゆる自己免疫疾患とは、腸の使い方の誤りで起こる細菌やウィルスの感染で発症する新陳代謝の障害です。過労も同様で、すべてはその基礎に呼吸と解糖のエネルギー代謝の失敗があります。
質量のある物質である栄養や酸素、ミネラル等だけで健康を考える時代は終わったのです。質量のない重力や光線エネルギー、寒冷刺激、温熱刺激等のエネルギーの固体外からの作用も呼吸に影響することを忘れてはいけません。

今日、免疫病が「自己・非自己」の免疫学によって治せなくなってしまったのは、ル・ドアランというフランスの女流学者によって行われたキメラの実験が原因のひとつと言えます。彼女は実験で、胎生期(卵の発生過程)のウズラの脳や神経堤の一部を胎生期のヒヨコに移植してキメラをつくりました。ヒヨコが育ってくると、ウズラの羽がヒヨコの白血球によって消化されて脱落して、結局ヒヨコは死んでしまいます。これこそ自己・非自己を見分けるものだといって大騒ぎをしたわけです。このような状況は自然界では絶対に起こりません。動物実験のみで起きる現象を、自然界で発生する事象(病気)に当てはめてはいけません。それを当てはめたところに現代の免疫学の悲劇があります。それで免疫病がいまの医学で治せなくなってしまったのです。

日本を代表する免疫学者が、「免疫の意味論」といった、アンチ・クリストの文学論をかかげて、「免疫病とはサタンがキリストに化けて操っているようなもので、訳の分からないものだから病気になってしまった人はあきらめて下さい」と解説したものですから免疫病が氾濫してしまいました。こんな無責任な医学者らしからぬ免疫学者の見解に基づいて、わが国の医者は免疫病は治さなくても当然ということになってしまいました。それで免疫病で苦しんでいる人は現代医学から見離されてしまったのです。キリスト教文明を持ち出しさえすれば、すべてフリーパスになるのは文学であって、科学の世界ではありません。免疫病はエネルギー保存の法則をど忘れした結果、エネルギーの不適切な摂取エネルギー代謝の呼吸の失敗によって起こっているのです。

20世紀最大のサイエンスの成果は、19世紀の「質量保存の法則」がエネルギー保存の法則に書き改められたことです。しかし、実生活では、21世紀の今日においてすら、とくに医学やライフサイエンスでは、完全に19世紀の宇宙理解のもとに学問が成立しています。質量のある物質は、ある極限状態になると膨大なエネルギーに変換されます。これで原子力が人の手に入りました。つまり、エネルギーと質量のある物質とは等価ということなのです。いま、免疫病は質量のない物質エネルギーによって発生しているのです。エネルギー保存の法則は、19世紀と20世紀の生命科学では、完全に無視されていたことになります。

私は顔や背骨・骨髄の歪みやつぶれの変形症も、形に現れにくい機能性の疾患である免疫病が形に現れた疾患であることを明らかにしました。そして免疫病と変形症が質量のある物質や酸素や炭酸ガスの過不足と寄生体の感染や有害物質によって生ずるのみならず、重力エネルギーによる骨格系のダメージと寒冷エネルギーによる腸のダメージおよび外呼吸の誤りによる内呼吸の障害、つまり固体外から作用する不適切なエネルギーの複合作用によって個体のエネルギー代謝が障害されることで発症することを、世界ではじめて解明しました。従来、質量のない物質エネルギーで病気が発生するという概念が全く無かったのです。

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