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こどもの教育コミュのその人が本当に心底面白いと思っていることを若者たちの前で展開することは、彼ら学生にとってとてもよいこと

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スウェーデンのウプサラ大で教えている友人が FB で書いていた話ですが、とても共感を覚えたので、紹介させて頂きます。

"そういえば学科長のHansが飲んでる時に言ってたけど、彼が大学生だったとき、授業に二人の先生が来て、そのクラスとほとんど関係ないテーマについて二人が論争したことがあったそうだ。二人ともそのテーマについては一家言あり、その対話は延々続いたそうだ。で、それがとても面白かったと。Hansいわく、なんであれ、その人が本当に心底面白いと思っていることを若者たちの前で展開することは、彼ら学生にとってとてもよいことなんだ、と言っていた。

そうなんだろうと思う。いわゆる知的刺激というものだ。若者、あるいは子供は、実は、大人が本当に面白がってしゃべっているかどうか、というのを敏感に察知するものではなかろうか。

もう一つ思い出した。小林秀雄が大学で授業を持っていたとき、教室に入り講義を始めたが、そのときのテーマが自分にとって非常に難しいテーマで講義をしながら考え込み、考えてはしゃべりという自己葛藤を教壇の上でくりかえしていたそうだ。そうこうしてずいぶん経ったとき、学生の一人がおずおずと手を挙げるんで、なんだ君は、質問があるならもっとはっきりしたまえ、と言うと、その学生の言葉は「先生、教室が違います」だったと。これには参って詫びを言って降壇し、学生たちは笑っていたが、その笑いは好意の笑いであった、と回想していた。

教育って、そうありたいもんだよ。"

コメント(4)

教える側はどうしても1年間のカリキュラムに合わせた体系的授業や講義を行うのが学校の務めであると考えるから、自分が必ずしもその時その時に最も関心があるとは言えない内容にも時間を割かなければならない。
しかし、トピ主がおっしゃるように、教壇に立つ者がその時、一番関心のあることについて小林秀雄やウィトゲンシュタインのように汗をたらしながらでも真実の思いを吐露することこそが、他者の心、こどもたちの心に、最も深く響いてくる。

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