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黄金期プロレス研究家 流智美コミュの『流さんの失言?』

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せっかくコミュを作ったのに、ごく最近90年代のプロレス特集の宝島別冊を捨てていた事を思い出した。考えてみると今は暴露記事オンリーで、流さんがスッと入れるようなムックってもう出ていないんだよね。

自宅に残っている流さんの原稿が掲載されている本は、『現代思想』誌別冊のプロレス特集だけなのだけれど、これがなかなか興味深いものなのだ。流さんは師匠である田鶴浜さんから「選手本人の前で読み上げる事ができないような原稿は書くな」と教えられているため、もう時効だろうからと「ストロング小林はホモ」と書いても(笑)、「プロレスが事前に勝ち負けが決まって行われるもの」といった事は書かないでいたのだけれど、この本ではインタビューという事もあってか、ポロリと失言しているのだ。

『現代思想』2月臨時増刊 総特集=プロレス
『プロレス史の遠近法 -耳を引きちぎる「正統派」プロレスラーについて-』より

こちらはインタビュー形式でプロレスの歴史を検証しながらも、選手としてはルー・テーズとダニー・ホッジについてがメインテーマ。プロとしてのテーズとホッジについての個所で以下のように答えているのですよ。

―ホッジも元々は切れたがる人じゃないですよね?
流:本当にいい人なんだけど、キレると1本目はこうなって2本目はこうなってというのも、予め決まったフィニッシュもどういう技で決めたらいいのかも全部忘れてちゃう。だからこそアメリカのメジャーではあの人は売れない。

実は流さんについてはこれ以上書くことはないんだけど(笑)、せっかくなのでダニー・ホッジについても。
このインタビューでホッジについて「ボクシングの世界チャンピオンで、レスリングもオリンピックの銀メダリスト」と紹介していたけれど、ボクシングの方はプロデビューの年に新人王に選ばれ、世界ランカーにまでなったけど、世界チャンピオンにはなっていないはず。でもこれは流さんの記事からの記憶なんですけどね。

興味深いのはやっぱり1960年代のプロレス業界でも、レスリングとボクシングが両方レベルの高い人が、ジュニアヘビーの体格であろうとケンカをやらせてもやっぱり一番強いというのが絶対的な評価だったって事で、それは今のMMAでもさほど変わらない・・・のかな。自分にはドン・フライが一番イメージに近いけど、今どうなのかはそれこそオリゴンさんに聞かないと(笑)。

このインタビュー(2003年当時)での流さんのPRIDEやUFCについてのコメントは、かなり率直なものと思われるのだけれど、ちょっとズレっぷりがすごい。なんと言うかこの時期でもまだ総合格闘技という競技が出来上がっているという概念がないようで。これについてはまた違う機会で。

コメント(15)

>「柔術の出来るレスラーが一番強い」
ひねリンさんのトコでの「ヒューズはグレイシー柔術でホイスを倒した」というのを思い出しました。

>総合が総合になる以前のNHB史
それが明確になった象徴的な試合って何になるんでしょ。
>柔術(非クロストレ)→レスリング+ボクシング
これはビテッチ対フライかな。
>柔術(クロストレーニング)→総合格闘技
ノゲイラがPRIDEで勝ち上がった当時には柔術の復権とか言われてたけど、こうして振り返ってみると柔術ファイターの進化だったんだなぁ。

何気に自分が総合の歴史を教わる場になってますけど(笑)。
>かなり明確に「サブミッションレスリング(+打撃)」を重視してて
Uインターからいい選手が育ったのは、それまではスパーでタップしても先輩は離さずにそのまま違う技でいじめ続けるという悪しき伝統をやめたから、と言われてますね(笑)。これ今だから笑える話だけど、当時知ったら絶望してましたよ。
あと新日本も含めてちゃんとアマレス経験のある選手で、サブミッションに傾倒した人って桜庭が最初じゃないですかね。高橋はタックルの重要性を証明したいという気持ちが強かったとか言ってた記憶があるし。
ランカシャーレスリングはアマレスの基礎ができていて、初めて有効性があり、桜庭がそれを証明したと当時は考えていました。
>反面純粋なレスリングは軽視されてて
これはアマレス経験者が鈴木が入るまでいなかった事と、ゴッチが「アマレスラーは倒した後に極める技術がないから弱い」と、自分がアマレスでオリンピックに出ているのに公言していた事からじゃないかな、と思っています。アマレス出身でトップ扱いの選手は、スープレックスのオブライトだけじゃないかな。銀メダリストのカズラスキーとかいたのに、やっぱりスープレックスばかり出させられてたし。
ドーム大会前の合宿で前田が「互いのレベルを高めるために、うちでは立ち技が一番上手い鈴木にコーチになってもらって」と発言してたんだけど「高校国体出場レベルで一番なのかよ」とガッカリしてました。
レス遅れてすいません。気づくのが遅かった事もあり、ズルズルと今に至ってしまいました。
ゴッチのアマレス出場についてのカミングアウトの記事については、ふるきちさんの記憶そのままか、またはそれに準じるショックな発言はあったんじゃないかと思います。例えば「ドイツ代表としては出場していない」とか。
ただアマレス人脈との交流がないというのも面白い指摘ですね。ロンドン五輪に出場した(かと記憶してますが)バーン・ガニアにもかなり辛らつな評価をしていたりしたのも、自分が出場していなかったジェラシーも含めての発言だったのかも知れないし。

佐山は「アマレスの選手にバック取られても関節技知らないから怖くない」とか言ってたのも、明らかにゴッチの影響だったろうし、この辺りは結構ちゃんと調べれば面白い事実は出てきそうですねぇ。
nasaと申します。最近ミクシイに参加させて頂いております。
宜しくお願い致します。
古いお話に書き込みをさせていただき恐縮なのですが、ゴッチさんは間違いなく1948年のロンドン五輪にベルギー代表としてフリー、グレコ両種目に出場しております。これは公式記録として残っておりますから間違いのないところです。ただし、事前に発行されたプログラムにはグレコのほうにしかエントリーがありません。恐らくフリーに関しては出場選手の一部が直前に出場不可能となり、補欠出場となった、ということなのでしょう。もちろん、両種目とも2回戦、3回戦で敗れて、入賞には届きませんでした。これはゴッチさん本人もインタビューでそのように答えております。
オリンピック出場自体は事実として、そうなるとアマレスそのものへのゴッチの評価の低さというのがちょっと気になりますね。
個人的には勝手な推測として、自信満々でビリー・ライレージムに行ったらコテンパンにやられて・・・なんて思っているのですが。
ゴッチさんのロンドン五輪出場というのは最近やっと証明できるものが出てきて明らかになりましたね。それまではヘルシンキ五輪で銀メダルってのが定説でしたから(笑)。

フミさんを貶める気は全くないのですが、チャールズ・イスタスの名前で出場、というのはどうなんでしょうね。プログラムには“Istaz K”とありますから、チャールズとはならないと思うんですが。ちなみに英国時代は“カレル・イスタズ”と名乗っておりましたが、渡米時に女性と勘違いされるから、という理由から“カール”に改名されたようです。

フミさんのコラムには「五輪後、英国とフランスを往復していた」ニュアンスのことが書かれておりましたが、フランスでの試合があったかどうかは別にして、欧州でのゴッチさんの主戦場はあくまで、英国であり、ドイツです。ドイツではグスタフ・カイザー主催のトーナメントに何度も出場、優勝の記録もありますから、これは間違いのないところだと思います。

アマレス軽視する、評価が低いと書かれておりましたが、これはどうなんでしょうね。来日時には日本で行われるアマレスの国際大会を何度も観戦されていたのは有名な話ですし、(これは高円寺の先生も同様ですが)笹原正三氏にリスペクトの気持ちを持たれていたのも、インタビューなどで明らかです。ただし、「少年時代に通っていたレスリングジムにカール・ポジェロ(当時欧米で活躍した著名なシューター)というレスラーがトレーニングに訪れ、彼のスパーリングを見てああ世の中にはこういうスタイルのレスリングがあるんだとショックを受けた」と発言しているところからも、キャッチ・アズ・キャッチ・キャン・スタイルのレスリングを降参技を持たないアマレス・スタイルより上位に位置づけていた、ということはあったのではないかと思うのですがいかがでしょう。

タカハシさん、ちょっと宣伝をさせて下さい。
スネーク・ピット・キャラバンというのをお聞きになったことがおありでしょうか?流智美さん、宮戸優光さんが中心になって行われている、月1回の集まりなんですが、(前回は新間さん、今月はマティ鈴木さん、カブキさんがゲストでちゃんこ歌舞伎で行います)9月15日は“カール・ゴッチを偲ぶ会”。メインは流さんが秘蔵する、ゴッチの長時間インタビューを解説付きで聞くのと、ロビンソンさんに存分にゴッチさんについて語っていただくという二本立てです。ご興味のある方は覗きに来ませんか?会員は入会金10000円+6000円、一般は8000円です。ご興味のある方、お返事いただけるとうれしいです。

タカハシさん、場をお借りしてすみませんでした。

スネークピット・キャラバンは以前からかなり興味を持っていました。15日ならちょっと無理して行ってみようかな。正直8000円はほいほい出せる金額じゃないですけど、それだけの価値はありそうですね。取り合えずスポナビの取材で申し込んでみようかな(←セコい)。
別スレで書いたゴッチ対ジョナサンについても聞くチャンスかも。
タカハシさん、マスコミ取材って形ですと、宮戸さんはまず受けないと思いますよ。今までも何回かそういう方がいらっしゃいましたが、全部お断りになっていますから。マスコミ業界の方は何人もおられますが、皆一般参加者として来られています。 
ふるきちさん

了解しました。書ける範囲で書きましょう(笑)。
ゴッチさんは一度はお会いしてお話を聞いてみたかった。アメリカに行こうって話も出ていたんですが、先延ばしになっておりました。こういうことは先延ばしにしてはいけないですね、やっぱり。

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