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空想の物語コミュの呪縛城 − 第2話 −

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学校帰り、ヨウとミラは学校近くのN港まで来るとさすがに昨日の今日とあって野次馬でいっぱいだった。

TV関係者も来ていたので今頃テレビでもこのニュースが流れているのだろう。

「何もなさそうだな。ミラ帰ろう」

「えーがまん顔でも今から出るかもしれないし」

「だってあの野次馬の群れを見ろよ。あんなに人が大勢いたら見るものも見れやしないぜ。まして

噂の城とやらが出没する時は霧が出てくるんだろ?余計見れないじゃないか。帰るぞ」

ヨウは関心が無く帰りたい一心でミラを説得してようやく無事に帰路に着いた。

が・・・、夜も更けた頃ミラからの着信のphone to電話がなった。

「どうしんたんだよ。こんな時間から、急用なら聞くけどぞれ以外の用件があるんなら明日学校で話せよ」

「あのさ、今から会わない?」

「なんだよ、もう夜だぜ。それにどこで会うんだよ」

「私がヨウの家の近くまで行くから、N港までもう一度行ってみない?」

「はぁ?夕方行っただろ。それにあの野次馬の数見たか?どうも行く気になれないね」

「だから、夜夜行くのよ。今の時間だったら人も少ないはずだし」

「だからって夜11時に行く事ないだろ、もう寝る時間だし」

「ちょっとだから、ねぇお願い。」

いやいやながらもミラのお願い事になぜだか断れなかった。いつもそうだ、ミラのお願い事は

なぜだか昔から断れないのだ。

それはミラの強引さも一理あるのだが、そのままにしておくと一人で無茶をしそうな

放っておけない様な気になるのだ。意地っ張りで好奇心旺盛で人の事を巻き込む彼女にいつしかイヤイヤながらも

ミラの要求なら全てを受け入れたい独占したいモヤモヤな感情をヨウは抱いていた。

結局また、ミラのお願い事に付き合わされる事となったヨウは渋々身支度を始めた。

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