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空想の物語コミュの呪縛城 − 第3話 −

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ヨウは不安な気持ちが脳裏を離れないでいた。

『なぜだろうexclamation & questionなんだか嫌な予感がする』

ミラとの待ち合わせはヨウの家の近くのコンビニで、ヨウが自転車自転車を走らせていくとミラが店前で待っていた。

「来てくれてありがと」

「どういたしまして、わがままはいつもの事だろ?」

「そうだね」

ミラとの関係、それは中学まで遡(さかのぼ)る。当時、転校して来て間もない頃真っ先に声を掛けてくれたのが

ミラだった。それ以来、共に励まし合い同じ新葉学園を入学できたのもミラがいてくれたおかげともいえる。

そんな、昔話に花を咲かしている内にN港が見えてきた。が、やはり霧は出ていない。

「明日も早いから30分だけだぞ」

ヨウが言うとミラは

「うん、わかっている。でもなんか今日の夜、出そうな感じがするんだよね」

しばらくの沈黙が続いた。

と、そうこうする内に辺りに霧が掛かってきた。そしてN港に突如巨大なお城が出現したのだった。

フラフラとミラがお城の方へあるみ寄って行くのが見えた。ヨウは

「ミラ!危ないから戻れ」

とミラの肩を掴もうとした瞬間、いきなり全ての物をお城から拒むように様にお城全体から突風が吹いた。

「うゎぁ」

倒れこみながら地面に必死にしがみつくヨウ。しばらくして突風が止み終わると、お城は消えていた。

ミラは無事なのか!ヨウはミラの姿を探した。だが、ミラの姿はどこにも無かった。

「ミラ!ミラ〜」

ヨウの叫ぶ声だけが辺りに響きわたっていた。

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