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日本語の乱れが気になる会コミュの「難易度」が高いって、難しいの?たやすいの?

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この冬に、フィギュアスケートやシンクロナイズドスイミングなどの採点競技をテレビで見聞きする機会が多くありましたが、アナウンサーや解説者が、やたら「難易度が高い・低い」という言葉を発していました。
その技が、技術的に難しいのであれば「難度が高い」、たやすいのであれば「難度が低い」といわなければおかしいですね。

難しい技を、以前は「ウルトラC」とか言っていましたが、最近は「D難度、E難度」とか言っていますね。この場合は、正しく「難度」と表現しています。

「難易度」という表現は、ものの硬さを表すのに「硬軟度」、温かさを表すのに「温冷度」と言っているようなものだと思います。
当然ながら、硬いものは「硬度が高い」、軟らかいものは「硬度が低い」。熱いものは「温度が高い」、冷たいものは「温度が低い」となります。

「難易度、なんいど!」とアナウンサーが言う度に、気になってしかたがありません。

コメント(30)

 『難度』はスポーツから、『難易度』はビデオゲームから広まった語だと聞きました。後者がスポーツの方面まで席巻しつつあるということでしょうか。

 たしかに理屈からすると『難易度』は奇妙な表現ですね。あまり好ましいと思えない点は同感です。しかし、調べたところ既に幾つかの辞書には『難度』の同義語として載っているようです。
はあ、たしかに深く考えていませんでした。そういわれればその通りですね。
難易、横文字にするとレヴェルと解釈すると、レヴェルが高い、低いと言う時には多分気にならないかと。難易という言い方はそれ自体が難しいとも、易しいとも言っていない。そうなると、高い、低いに争点が移ります。高いほうが困難で低い方が安易?この点については何か決まり事があるのでしょうか。あくまでも、われわれの直感なのでしょうか?
●死郎さん
>幾つかの辞書には『難度』の同義語として載っているようです。

そうなんですか。辞書を引いたことがなかったもので、知りませんでした。
この言葉遣いが正しいかどうかは別として、世の中では認知されているということでしょうね。


●じーさん
>高いほうが困難で低い方が安易

人の感覚としては、困難のほうが高いと感じることのほうが多いのでしょうね。
だから、多くの人が違和感なく使っているのだと思います。
●死郎さん
>『難易度』はビデオゲームから広まった語だと聞きました。

うろ覚え(乱れが指摘される定番)で恐縮ですが、受験用語(?)では「学校の難易度」のような使われ方が、少なくとも(これも定番?)30年ぐらい前には使われていた気がします。

 あっ、「定番」自体が、もともとの意味を離れて使われるようになった言葉と聞いたことがあります。
●4: tobirisuさん
> 30年ぐらい前には使われていた気がします。

 おゝ、ご指摘ありがとうございます。ではこちらの情報ソースが間違っていたのかな……というより、仮に広まったのはゲームからだとしても、それ以前から言葉そのものはあったということですね。

 思うに『難易度』は、もともとあった『難易』と『難度』が混じってできてしまった言葉のように思えます。たとえば『離発着』のように。
 しかし、ほぼ同じ『難しさ』の意味であっても、『難易』については高い/低いでは表わせないような気が――もしかすると、それで『度』を補ってしまった?
「難易度」は「難易の度合い」ということなのではないですか?
「緩急度」は「緩急の度合い」
「優劣度」は「優劣の度合い」
●死郎さん
●世界光志伸明の父V3さん

正確なところはわかりませんが、言葉の成り立ちとしては「難易の度合い」かな、という気がします。
では、このテの言葉がほかに何があるかというと、手元の『逆引き広辞苑』をあたっても、それらしきものは見当たりません。「速度」「深度」「頻度」などなどは、単純に「○○の度合い」と分離(?)するのはむずかしそうで、思いつくのは「理解度」(ほぼ同じ意味で「習熟度」)ぐらいでしょうか。
●おこりん某さん
>「高低差が(大きい|小さい)」
たしかに似ていますね。
「難易度」=「level」だとすると
「高低差」=「gap」ですかね。ちょっと強引ですかね。

>ん、違和感を(感じる|感じない)も変なのか?
一般には重言とされるようです。
「違和を感じる」は日本語としては正しいはずですが、ほとんど使われません。
「違和感がある」ならなんの問題もありませんが、新たに生まれた場合には使えないでしょう。
しかたがないので、「違和感を覚える」で代用するしかないようです。
(これも厳密に考えれば重言でしょうが)
●6: 世界光志伸明の父V3さん
> 「緩急度」は「緩急の度合い」
> 「優劣度」は「優劣の度合い」

 これらは手元の辞書には載っていませんでしたが、Web検索では百〜二百件くらいの単位でヒットしますね。多……くはないのか。
 仰る通り、言葉の意味については誤解の余地はなさそうです。でも、なにかこなれていないというか、熟語としては落ち着きがないように感じます。『度』が余分?

# 『有効』で充分なのに『有効的』と言って『友好的』と取り違える類のような。

 で、元に戻って『緩急度が高い(低い)』『優劣度が高い(低い)』となると、これは余計に耳慣れない。あくまで言葉の正誤ではなく感覚的な話ですけれど。

 ついでに。

●9: tobirisuさん
> しかたがないので、「違和感を覚える」で代用するしかないようです。
> (これも厳密に考えれば重言でしょうが)

 いえ。全く問題ないのではないでしょうか。代用というより、こちらが本来の用法と思っていました。
●10: 死郎さん
言葉の問題は個人の感覚にもよるので、あまり厳密に考える気はありませんが……。
何をもって「本来の用法」というかはよくわかりませんが、
「違和感を感じる」
「違和を感じる」
のどちらがもともとの正しい日本語に近いかといえば、後者のはずです。「違和感を感じる」の字面の重複を避けて「覚える」を使っても、事情は変わらないはずです。
このあたりは、「嫌悪感」にもあてはまるでしょうか。
だから「違和感を覚える」はダメ、と主張する気はありません。こういう表現は「重言風」(重言ではないけど限りなくあやしい)なので、「自分で使うのはできるだけ避けたい」と考えている程度のことです。
重言の話は微妙なレベルになってくると辞書もあまり役に立たず、考え始めるとキリがありません。
似たような例で考えると、
「被害をこうむる」は重言
「被害を受ける」は重言風
「被害に遭う」はちょっとニュアンスが違う
と考えています。
 ううん。ちょっと誤解があるようですね。言葉足らずでしたらすみません。

●11: tobirisuさん
> 「違和感を感じる」
> 「違和を感じる」
> のどちらがもともとの正しい日本語に近いかといえば、後者のはずです。

 これは仰る通り。異論ありません。

> 「違和感を感じる」の字面の重複を避けて「覚える」を使っても

 むしろ『違和感を覚える』(これも問題ナシ)が先にあって、その後半が『感じる』に置き換わってしまったことで重言、重畳表現になってしまったと考えています。

 もちろん、こちらもtobirisuさんの感覚に異を唱えるつもりはありません。ですが、こうした言語表現そのものが現われた経緯に関しては意見が異なるようなので、そこは念のため。
●12: 死郎さん
趣旨は了解しました。
当方にも誤解があったようです。申し訳ない。
言葉の歴史のような話になると、当方はま〜ったく(ふざけているわけではなく、単なる強調です)わかりません。
〈「違和感を覚える」が先にあった〉という考え方には、個人的には違和感がありますが、このあたりに関しては専門的な知識のあるかたに聞かないと、水掛け論になってしまいそうです。
ほかのかたのご意見もうかがいたいところです。
広辞苑には「むずかしさの度合い」と明記されています。例文には「難易度が高い」「難易度に差がある」がありました。
ぱっと聞いて何を言っているか判断できるので問題はないと思います。
いろいろなコメントがいただけて、大変興味深く、拝読いたしました。
ただ、私の疑問のポイントは、
「難易度が高い」という言い回しは、「難(度)」と「易(度)」の相反する言葉(文字)両方に「高い」がかかってしまうところです。そこに疑問を感じた次第です。
これが正しい言い回しなら、ものの強さを表すのに「強弱度が高い(低い)」もOKになってしまうのかなと。
「〜が高い」「〜が低い」といえるのは、“程度”や“度合い”を表す言葉ですよね。
●16: 座長さん

 既出の『緩急度』や『優劣度』も含めて、それらが『高い』『低い』と言った場合には、

難易度→『難しさの度合い』
緩急度→『急である度合い』
優劣度→『優れている度合い』

 ――と誰にも理解されるなら、言葉の“正しさ”は措くにしても、コミュニケーションに不都合はないことになりますね。
 この中で『緩急』だけは後の『急』が重点に置かれているので、必ずしも“先に現われる側”に高/低がかかる訳ではないようです。

 他に、同様な相互了解を妨げるような例が仮にあれば、『こうした造語を多用することは不都合だ』と主張することもできそうですが――さて、何があるでしょうか。

 たとえば『深度』を『深浅度』と言い換えてみて(『新鮮度』みたいですけれど)、これが高いというのは『深い』のか『浅い』のか?
 ううん。もっといい例はないですかねえ。
難易度が高いはおかしいと思います。
面白い議論ですよね。恥ずかしくも、指摘されるまでその違和感に気付きもしませんでした。
個人的な意見ですが、ここで問題となるのは『易度が高い』と言う言葉が存在できるかと言う事だと思います。と言うよりも『易度』と言う言葉自体日本語に存在するかどうか。
もしそうなら例えば、『易度が低い』と言ったら『難しい』という意味にならなくてはおかしいですが、これは少し無理のある表現ですよね。(易度が低いと言うと『緯度が低い』と勘違いされそうですよね。

いろいろなことを考慮に入れて、基本的に、18: 死郎さんの意見と同感です。
可能性がありそうなものをいくつか考えてみました。

高度○  低度×
深度○  浅度×
硬度○  軟度×
強度○  弱度×
明度○  暗度△?
重度○  軽度○
密度○  疎度×

これらのものを組み合わせて「難易度」の形にしても、言葉として成り立っているとは思えません。仮にその言葉が成り立ったとしても、「○○度が高い」といったときにどちら側になるのかは判断できません。
そもそも
難度○  易度×
なんですから、こういう考え方が間違っているのかもしれません。
そう考えると、「難易度」はけっこう特殊な形のような気がしてきます。
 古いトピを掘り起こします。
 Yahoo!知恵袋で話題になっていました。
「疎密度」って言葉があるようです。 

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1211836677?fr=rcmd_chie_detail
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1251204067
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1051188500
 10月の朝日新聞のメモから。
 体操の記事で「難易度」を目にするとは……。

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11-10-5
 世界体操関連の記事で、「難易度」の使用例がザクザク出てきた。体操の場合は「難度」しかありえないと思う。たしか「ウルトラC」って「C難度超」って意味だよな。あれ? 下記は「難易度C以上」になってる。「難易度」にも「以上」にも異和感がある。

http://zokugo-dict.com/03u/ultra-c.htm
================================
ウルトラC
ウルトラCとは、「奇策」「大逆転技」「ものすごい」の意。
【年代】 1964年   【種類】 −

『ウルトラC』の解説
ウルトラCとは1964年に開催された東京オリンピックで生まれた言葉で、本来は体操の日本男子チームが生み出した難易度C以上の技のことをいう(2009年現在、A〜Gまでの難度が設定されており、体操でウルトラCという表現は使わない)。これが流行語となり、大逆転技、奇策、さらに物凄いといった意味で用いられる。
================================

 Wikipediaの説明もイマイチわからない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%93%E6%93%8D%E7%AB%B6%E6%8A%80
================================
日常会話で使用され、「とっておきの大逆転技」という意味で用いられるウルトラCであるが、1964年の東京オリンピックで体操競技の強化委員を務めた上迫忠夫が、五輪前年の強化合宿で取材に答えて発し、これをデイリースポーツが報じたのが初出とされる[4]。上記のように当時の難度はA,B,Cしかなく、当時の最高難度であったC難度よりもさらに難しい技という意味で使用されたとされるが、上迫の意図はむしろ「本来C以上のものもCに含まれていた」ため、そのようなものを区別するためにこの言葉で表現したという。
================================

技の難易度を表すDスコア(13日/朝刊26面/記者不明)
技の難度点(Dスコア)は(14日/朝刊22面/遠藤幸一)
跳馬で難易度(Dスコア)を落とし、出来栄え(Eスコア)を重視した(15日/朝刊33面/藤島真人)
 丹念に読めばほかにもあったんだろうな。

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 本日の天声人語から。
================================引用開始
 夏のオリンピックは閏年(うるうどし)にめぐり、どの大会を最初に記憶しているかで世代がわかる。筆者の場合は東京五輪で、白黒テレビにかじりついた。その五輪が残していった流行語「ウルトラC」はすっかり定着し、辞書にも収まっている▼地元開催に向けて、日本の体操男子がひそかに開発していた技(わざ)を、そう呼んだのが始まりらしい。当時の難易度はA、B、Cのみで、最難のCを超える究極の大技を意味した。以来48年、いまや技はD、E、FはおろかGにまで進化した。繰り出される超絶美技にメタボ世代は感嘆するほかない
================================引用終了

 昨日、フィギュアの中継を解説していた荒川静香が浅田真央の演技について「難易度の高い演技にチャレンジしたのはウンヌン」と言っていました。
 体操やフィギュアの競技経験者がこの言い回しを口にしたのには驚きました。
 選手もそう言ってるんですかね。
ちょっとトピズレ申し訳ないんですが
中古車の話題で
「高年式」「低年式」という言葉があることを最近知りました(私、車好きなのに)。

どうも生産(発売)されて短期間経ったのが「高年式」で
長期間経ったのが「低年式」だそうです

うーん、なんか納得いきません・・・どこから計って何が高くて、何が低いというのでしょう。
基準がどこなのかさっぱり・・・
クラシックカーとかは関係ない世界で、
現在生産されてるような車の中古車に関わる問題のようですが

例えば、最近発表されたばかりの「ホンダN-ONE」が中古車で売ってたとしたら
このタイプとしては「低年式」なんでしょうか??

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q138246168
死郎さんの>>[018]の文末読んで頭にうかんだのですが、深度:深さ。深さの程度 の大小はどう表すのかが疑問になり。深度そのものが[上下の程度]を表す点では高度と同じ、それでいて深さは[下方向の程度]なので高い低いで程度を表すと混乱を招くは当然です。
 正しくは[大深度]対[小深度]か[深深度]対[浅深度]のどちらかだと思います。
 自分は大遠距離と深深度の両方の表現に馴染みがあります。
 10月7日の「天声人語」から。
================引用開始
▼月面宙返りは、当時の難度ではウルトラCだった。ミュンヘンの8年前、東京五輪が残していった懐かしい流行語である。最難度のCを超える究極の大技だったが、いまや技はD、E、Fを超えてG難度にまで進化した
================引用終了

 コメント[24]から約1年。
 やっと「難易度」は「難度」になったらしい。
【関連トピ紹介】31──難易度
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=65966556&comm_id=1736067#comment_id_1357200138

 ちょっとおもしろい話になりそうです。
 ゴルフ中継ではよく使われるんですかね。「難コース」ならわかるのですが……。

【にほんご学習帳 Vol. 1 難易度?難度じゃないの?】
http://www.tv-asahi.co.jp/announcer/nihongo/genba/01.html

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