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VIPクラブ (東京ステーション)コミュのVIP大手町尋問調書

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VIP大手町尋問調書

証 人  赤 木 和 彦
弁護人  佐々木 満 男

・証人赤木和彦さん、あなたはこれから神と人々の前で真実のみを語り、
 うそを言わないと誓いますか?
   ハイ、わたしは神と人々の前で真実のみを語り、
   うそを言わないと誓います。
・赤木さんは、波乱万丈の人生を生きてきたようですが。
   ハイ、おかげさまで、いろいろな修羅場をくぐり抜けてきました。
   生まれつき欲が深くて、性格がおっちょこちょいときていますので、
   どこへ行ってもトラブルが絶えませんでした。
   わたしは数々の罪を犯してきた罪人です。
・でも、普通のサラリーマンだったのですね。
 刑務所に入ったわけではないんですよね。
 何年か前に長年勤めた会社を首になったそうですが?
   ハイ、それ以前にもいろいろありましたが、八年前に、
   それまで忠実に仕えていた社長を裏切って彼を会社から追い出そう
   として失敗してしまいました。
   その背信行為によって会社を首になったのです。
・その後の生活はどうなりましたか?
   職を転々としましたが、性格的な理由でどこも半年と勤まり
   ませんでした。
・奥さんとの関係はどうでしたか?
   家内は岩手県生まれのきまじめな女性ですが、
   わたしは広島生まれの陽気でいい加減な男です。
   お金を手にするとアッという間に際限もなく使ってしまうため、
   もめごとが絶えませんでした。
・定職がなく、家庭でもめていたわけですね。
   ハイそうです。気に障ると家内を殴るけるで、
   もうどん底でした。 すべてわたしのせいでした。
・とてもひどい悪人としか思えない赤木さんですが、
 一体どうしてクリスチャンになったのですか?
   そんな人生のどん底でうめいていた時に、
   ある方からインターナショナルVIPクラブに誘われました。
   人間の欲望や利害打算を超えたさわやかな人たちとお付き合い
   するようになって、
   「わたしが長い間求めていたものはこれだ!彼らのようになりたい」
   と思いました。
   そして、自分の人生を変えてもらいたい、とわらをも掴む思いで
   イエス・キリストをわたしの救い主として信じたのです。(拍手)
・クリスチャンになったら、人生変わりましたか?
   残念ながら、信仰も全くいい加減でしたので、
   ほとんど変わりがありませんでした。(笑い)
・相変わらず職を転々と変え、奥さんともめていたのですか?
   ハイ、そうです。
・そこである大きな事件が起きたのですね。
   ハイ、そんな状況の中で、わたしにお金持ちの愛人ができ、
   妻子を捨てて家出をしました。
・家を出て、どこに行ったのですか。
   愛人の家に転がり込んだのです。
・お金持ちの愛人の家に転がり込んで、それはそれは、楽しく暮らしたのですか?
   イヤ、とんでもありません。愛人の家には、
   なんと別れたはずの夫がいたのです。
   それでもう、三つ巴の血で血をあらうような地獄の生活
   になりました。
   なにしろ一人の女性を二人の男が奪い合っていたわけですから。(笑い)
・地獄の生活、それは大変でしたね。もっと詳しくお聞きしたいところですが、
 内容があまりにもどぎついので、今回は割愛させていただきます。
 それで結末はどうなったのですか?
   結局、六ヵ月ももたず、わたしは彼女の前の夫に追い出されて
   しまいました。(笑い) 
   すごすご元の家に帰って、家内に土下座してあやまって、
   赦してもらいました。(拍手)
・六ヵ月後に元のサヤに治まった。いい奥さんですね。
   ハイ、わたしのような極悪人を受け入れてくれて、
   本当にいい妻だと思います。(拍手)
・もし奥さんが受け入れてくれなかったら、赤木さんはどうなっていましたか?
   わたしは無一文のホームレスになって、きっと、どこかで
   野たれ死んでいたと思います。 
・そうですか。それでその後どうなりましたか?
   ハイ、家内は赦してくれましたが、
   二人の娘からは完全に勘当されてしまいました。
・勘当と言いますと?
   娘たちは一切口をきいてくれないばかりか、
   自分たちの会話の中で、父親であるわたしを「あの男」
   と呼び捨てにしていました。(笑い)
・「お父さん」とは言ってもらえなかったのですね。
   そうです。同じ屋根の下に居ながら「あの男」と呼び捨てに
   されるなんて、こんなつらいことはありませんよ。
・それはそうでしょうね。「男はつらいよ」の赤木版ですね。
 ところで、仕事はどうなりましたか?
   相変わらず職を転々としていました。
・定職につけなかったのですね。
   ハイ、家のローンも払えない状態で苦しみました。
・そんな時に誰かが良いことを教えてくれたのですね。
   ハイ、ある方から「あなたの罪を悔い改めた証しを書きなさい」
   とすすめられました。
   「そうしたら、神さまの恵みがあなたの後を追いかけてくる
   ようになりますよ」と言うのです。
   聖書にそう書かれているそうです。
・そうですか。「証し」とは、「証言」ということですね。
 自分の罪と神の恵みを正直に皆さんに証言することですね。
 「証しを書いたら神の恵みがあなたの後を追いかけてくる」。
 いいですねえ。旧約聖書の詩篇23篇でしょうね。
 新約聖書の黙示録12章11節かも知れませんね。
 そして赤木さんは証しを書いたのですか?
   ハイ、「そんな恥をさらすようなことはとても書けません」
  と何度もお断りしました。
   でも、あまりしつこく言われましたので、いやいや証しを書いて
   神さまと皆さまの前に悔い改めました。
・そうしたら、いいことが起きましたか?
   ハイ、早速ちゃんとした会社の定職につくことができました。
・よかったですね。ようやく定職につけた。それからまたいいことがありましたか。
   ハイ、わたしの勤めていた会社が株を上場したのです。
・はあ、そうですか。でも会社が株を上場したことと
 赤木さん個人とどういう関係があるんですか?
   実は、わたしがお義理で買った会社の株にストックオプション
   がついていまして、なんと36百万円近い価格になったのです。(拍手)
・ええっ、本当ですか!それはすごいですねえ。
 まさに、天から恵みが降ってきたんですね。
 その株を売ったお金でどうしたのですか。
   まず、親戚や知人からの借金を返済しました。
   それから家のローンを全額返済しました。(拍手)
・よかったですね。借金とローンを完済してしまった。
   まだあります。老朽化していた自宅を新築したのです。(拍手)
・うわぁ、家まで新築したのですか。それで、いつ新居に入居したのですか?
   昨年12月16日です。神さまからのすばらしいクリスマス
   プレゼントでした。
・車も新車に買い換えたそうですね。
   ハイ、三菱の「アイ」という車を買うことができました。(笑い)
・車も「アイ」。神さまからの「愛」のプレゼントですね。
   ハイ、そうです。いまでは愛車の「アイ」に乗る度に、
   神さまの愛を想い起こします。(拍手)
・ところで、ご家族にもいいことがありませんでしたか?
   ハイ、わたしはそれまで家内を足蹴にしてきましたが、
   一生家内に頭が上がらなくなってしまいました。
   今では新婚のときのように仲良くなりました。
   外出するときは二人で手をつないで歩きます。(拍手) 
   でも、「うちのカミさんは、とてもおっカナイ」です。(笑い)
   わたしたちの老後に備えてわたしが無駄使いしないように一日千円
   しかお小遣いをもらえない「千円亭主」になり下がりました。(笑い)
・じゃあいい奥さんですね。老後の心配までしてくれて。
 お嬢さんたちにもいいことがありませんでしたか?
   ハイ、長女が結婚して初孫が生まれました。(拍手)
・おめでとうございます。ご結婚とお孫さんのご誕生!
   わたしは長女から勘当されていましたので、結婚式にも出席させて
   もらえませんでした。いつも、「あの男」と呼び捨てにされて
   いましたから。
   しかし、家内のはからいで初めて孫を抱かせてもらったとき、
   ようやく長女と和解することができました。
   なんと6年ぶりに「あの男」ではなく、「お父さん」いや
   「お爺ちゃん」と呼んでくれました。(拍手)
・それはすばらしい!涙の和解ですね。
   ハイ、わたしは長女の前に土下座して謝り、涙、涙、涙の
   和解でした。
・次女の娘さんとの和解はまだですか?
   ハイ、次女との和解はまだですが、今年中にも赦してくれて、
   「お父さん」と呼んでくれるように心から願っています。
   次女も無事大学を卒業して資生堂に勤めることになりました。
   ボーイフレンドもたくさんいますので、
   そのうちそのなかの一人と結婚することでしょう。
・そうですか。まさに、これでもか、これでもかと神の恵みが
 赤木さんの後をどんどん追いかけてきていますね。
 やはり、証しを書くと、神さまが非常に喜んで無制限に祝福して
 下さるのですね。
   ハイ、ですから最近はもう証しを書きまくっています。
   証しを書けば書くほど祝福されますので、
   生涯、証しを書きつづけるつもりです。(笑い)
・そんなに書くことがあるのですか。どんな証しですか?
   たとえば「罪と罰」。これはドフトエフスキーの本を読んで、
   わたしの「罪と罰」について書きました。
   その前はトルストイの「戦争と平和」から、自分の人生の
   「戦争と平和」について証しを書きました。
・「罪と罰」と「戦争と平和」。壮大なスケールの証ですね。
 で、次の証は何ですか?
   「惜しみなく愛は奪う」。有島武郎の本を読んで、
   「人間の愛と神の愛のちがい」について書きました。
・赤木さんの愛は惜しみなく奪う愛だっったのですね。(笑い) その次は?
   「人間失格」です。(笑い) 有名な太宰治です。
   わたしのような「人間失格」者でも神さまの愛は限りなく
   そそがれていることを書きました。
・すごいですね。「人間失格」なんて、よく正直に自分の事をそこまで
 書けますね。最近、赤木さんに新しいニックネームがついたようですが。
   ハイ、あまり証しを書くので、「赤木さん」ではなく、
   「アカシさん」と呼ばれるようになりました。(笑い)
・「アカシ・カズヒコ」になったのですね。最後に、赤木さんの
 証しを読んで、大変恵まれた方がいるようですね。
   ハイ、わたしの証しを読んだ不動産屋の親友が「悪いことばかり
   してきた赤木さんが、こんなに恵みを受けるなら、善いこと
   ばかりしてきた私はもっと恵みを受けてよいはずだ!」と憤慨
   したそうです。(笑い)
・それで、その親友はどうなりましたか?
   ハイ、昨年のことですが、「不動産が売れに売れて、開業以来
   最高の利益がでた。これも赤木さんのおかげだ」と言って喜んで
   います。(拍手)
・そうですか。赤木さんの証しを読んだ人まで恵みが追いかけてくるのですね。
   ハイ、そうです。もう一人の方は、
   浮気したご主人から離婚されたうえ家を追い出されて悲しんで
   いましたが、わたしの証しを読んで、「赤木さんのような悪い人
   がこんなに豊かに恵みを受けるなら、私も神さまから恵みを
   受けられないはずがない」と思いました。(笑い)
   そうしたら、彼女はすばらしい男性と出会って、再婚したのです。(拍手)
・本当ですか!それはすごいですね。その女性はいつ再婚したのですか?
   昨年12月23日です。これも神さまからのすばらしいクリスマス
   プレゼントです。
・そんなに恵まれるなら、ぜひ赤木さんの証しを読んでみたいですね。
   今日配られた封筒の中に、わたしの証しが二つ入っています
   ので、お読み下さい。きっと神さまの恵みが追いかけてくるに
   ちがいありません。
・でも、証しを自分で書いたらもっと恵まれますよね。
 皆さんもどうか証しを書いて、神さまの祝福をどんどんお受けに
 なったらいかがでしょうか。
 赤木さん、今日はすばらしいお話、どうもありがとうございました。
   非常にお恥ずかしいお話しで穴にでも入りたい気持ですが、
   こんなに大勢の皆さまに楽しくお聞きいただきましてまことに
   ありがとうございました。

(2007年1月9日にパレスホテル・レストラン「スワン」で開催された、
インターナショナルVIPクラブ大手町でのスピーチを加筆したものです) 

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