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世のおかしさを正そうコミュの日本国憲法はアメリカの押し付けと言う論は本当か?

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阿部信三のブレーンのひとりと言われる中西輝政は、著書「日本人としてこれだけは知っておきたいこと」(PHP新書 426、2006年12月20日第1版第6刷)の中でこう書いている。「日本国憲法は、アメリカが草案を最初から最後まで、すべてをつくり、日本は翻訳に徹する、という“役割分担”のもとで成立します。」そしてこれを前提に持論を展開し始めます。でも、その「自主憲法は嘘」なる前提が間違っていたとしたら、そもそもこの本全体が嘘を出発点にしたおかしな書物だということになる。

中西の言うように「アメリカが押し付けた日本国憲法」なのか否かを判断するために、小西豊治著「憲法「押しつけ」論の幻」(講談社現代新書1850、2006年7月20日第1刷)に目を通すと意外なことが記されている。

「昭和20年アメリカより与えられた憲法改正の指針の中には、現憲法の柱となる?国民主権の宣言、?天皇は政治に関与しない、?天皇は儀礼的存在の三要素(つまりは国民主権宣言と象徴天皇)が抜けていた」とある。そして「これまで日本国憲法を「押し付けた」とされているアメリカは、憲法でもっとも重要とも言うべき「主権の宣言規定」という問題を見過ごしていた。しかし日本が明治期に生み育んできたデモクラシーの思想と伝統が、その大きな盲点を憲法起草者たちに気付かせ、「国民主権」の規定が高らかに掲げられることになったのだ。つまり、日本国憲法の核心をなす「国民主権の宣言規定」と「象徴天皇」は、マッカーサー草案をさかのぼって、憲法研究会案(新書参照)に起源を持っているのである。日本国憲法の核心部分は、憲法研究会が生み出した日本側のオリジナルな思想である。」

となると、中西輝政の言う「日本は翻訳だけに徹した」は嘘だということになる。小西豊治によれば、明治憲法「大日本帝國ハ萬世一系ノ天皇之ヲ統治ス」を「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。」(第1章第1条)および「ここに主権が国民に存することを宣言」(憲法前文)は元々良心ある日本人が生み出したものだ、ということである。

コメント(3)

平成19年4月29日(日)午後9時〜、NHK総合で、本トピに非常に関りのある番組「新たに発見された資料に基く日本国憲法成立の実像」の放送が予定されております。皆様ご覧頂き感想などをお寄せ下さい。

日本憲法は全てGHQのお仕着せでは決してなかったとの内容です。第9条の条文の構成も日本の要求が入れられて、「前項の目的を達するために・・・」の項が良し悪しは別に、最後に置かれることになったという話も入ってます。
日本国憲法は中身が素晴らしい・・・・ということには関心がありますが、それが押しつけかどうかという議論はあまり建設的ではなく、関心がありません。

むしろそれよりは現状の「押しつけ改憲」の方に関心があり、問題だと思っています。

平和の風さん

安部が辞任したので、最早、中西某の出幕がないと思いますが、約十万部も売れた中西の本で、国民が騙されないようにという警告なんです。「押しつけだ」論には注意が必要と言うわけです。「押しつけの憲法」→「日本人の憲法必要」と成るわけです。

ついでに言いますと地方自治の項目には既に古びた内容となっている部分もあるのです。そんな部分の改訂は必要です。

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