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語ろう!フライフィッシング。コミュのHarvard University、〜トタン屋根の極楽トンボ〜1

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Harvard University、〜トタン屋根の極楽トンボ〜1

(飲み屋のカウンターで、良く訊かれることがある。

『あなたはどこの大学を出たの?』

えっ、大学って“出たり入ったり”するところなの?
あれはたしか吉本隆明だが、大学っていい就職のための手形みたいなもんでしょう、っていってたなあ。
でも答えなければ会話がすすまない。なにせ、お金がなくって4日こもっていたから、つまり4日間誰とも口をきいていないのだから、なんとか会話を継続させなくてはならない。それでわたしはいう。

「Harvard Universityです」

これを流暢に発音するのに約1週間かかった。

『えーっ、やっぱりそうか、いつもねどうりで英語の発音がいいなあ〜っておもってたんだ』
『それで、そのハバ・・・ってどこにあるの?』

来たなー、とわたしはおもうがけっして動揺しない。

「マサチューセッツのケンブリッジです」
『学費は親が出してくれたの?』
「いえ、自分でアルバイトしていたんです」
『どんなアルバイト?』
「出張ホストです、celebrity(セレブリティ)相手の・・・」

『えっ、あのデリヘルのような?』
「違います。女と男の性についての違いを説明するんです。一緒にbathに入ったりプールで泳ぎながら。たまにはベッドで実施授業もしました」
『専門はなんだったの?』
「人文科学と女性・性に関する研究のふたつです」
『なるほど、性の研究と実際のアルバイトか、そりゃいい、納得できるな!それで何人くらい?』
「4人です。相手はお金持ちだからかなりの稼ぎになりました」

「それと大学で人体実験にも応じました、女性・性に関する研究でです」
『えっ、人体実験ってどんな』
「チンポsizeを測るんです。Harvard Universityには世界のチンポsizeの人種別、国別という統計がありまして、教室にはその分布図も貼ってありました。日本人の平均sizeは11cmでアメリカ人は16cmなんです。でも、勃起力が違うんです。アメリカ人はたしかに通常長いんですが勃起力は26%なんですね、それに較べれば日本人の勃起力は35%なんです。これでthe sameになっちゃうんです。あのUtamaroはどうでもいいんです。それと人体実験では、女子大生を相手に実際にセックスするんです。みんなの前で、講堂で。それは持続力を確かめるんです」
『いいなあ、女子大生相手にヤルんだ!』
「いいえ、We'll do the sexです。あくまでも研究なんです」

『それで結果は?』
「アメリカ人は1分でした。みんなは映画の観過ぎですよ。で、ぼくは57分持ちこたえました。それで卒論免除で卒業したってわけです。人文科学の方はてんで駄目でしたから」
『そうか、それでアメリカで就職したの?』
「いえ、その持続力がアメリカのgovernmentに察知されることになりまして、えーと、あいつの名前はなんだったかなあ、あっ、Brownです、CIAの。そのCIAからスパイにならないかって誘われたんです。でも、断りました。近くにMassachusetts Institute of Technologyがありまして、そこの首席だった日本人も誘われたんですが、ふたりは友だちでしてね、ふたりで拒否することに決めたんです。それからぼくはMontana State Universityにいったんです。といいますのも、この大学はモンタナ州のボーズマンにありましてね、そこでは自然科学を学びました。まあ、学んだといっても、ぼくはfly-fishingが趣味でして、なにせYellowstone National Parkがとても近かったので、シーズンになると毎日釣りをしたものです、懐かしいなあ〜、Gallatin River・・・」
『何を釣ったの?』
「Rainbow trout、虹鱒です。この写真観てください。これはぼくが釣った最大のRainbow troutで85cmあります。いやはや、持続力じゃあなかった、釣り上げるのにやっぱし57分かかりましたよ、Madison Riverでね」

『こりゃあ、でかいねえ!』

「まあ、大学もつまらないし、それからイギリスに行きました」
『えっ、イギリスにもいったの?まさか、オックスフォード大学か?』
「いいえ、大学には行きませんでした。London's Soho districtに住みました。この隣にはカール・マルクスという思想家のヘンな奴がいましてね、よく喧嘩しました。奥さんはイエニーといいまして公爵令嬢だったんですが、貧乏でしてね、よく質屋通いをしていました。ぼくも質屋に時計3つも入れちゃったんです。BVLGARIとIWC、それにHUBLOTです。IWCは機械巻です。よくイエニーさんとはTUNASIMA質店で遭いました」

『イギリスでも出張ホストやったの?』
「いいえ、アメリカでずいぶん稼いだのである手伝いをしました。ああっ、アメリカのセレブが入れ代わり立ち代わりに訪ねてきましたよ。男はやっぱ持続力ですよ〜」
『ふーん、なるほど、それである手伝いって?』
「その頃、Izaak Walton、あっ、アイザック・ウォルトンが、The Compleat Angler(釣魚大全)という本を書いていましてね、ほら、良心を失った人間が価値あるものを残すことはない、とか、おだやかなることを学べとか、釣り師はすべての魚を愛する、なんていった人ですが、その執筆の手伝いをしました」
『へえ、とことん釣りが好きなんだねえ!』
『で、哲学の方は?』
「やっぱ駄目でしてね、最近ようやく気が付いたんですが、Time and the space are the concepts that a human being made.つまり、時間や空間は、人間が造った概念である、ということにです。それで、最近その論文を書きました。表題は、"A dish in the bloom of past and present and future one dish" つまり、過去と現在と未来の一皿盛り料理ということです。それは「ジュラの黙示録、010」で明らかにしています。

『難しくって、わかんねーや』
「はい、一杯どうぞ、角ハイがお好きでしょう!ぼくは井川遥のファンなんです。ぼくのFishing vestにはこのポスターがprintingしてあるんです」
「どうせ、時間や空間は、人間が造った概念ですから、それに従ったり縛られることはないんです。小説でいうと、村上春樹がそうですし、村上龍もそうです。その元はおそらくアメリカのビートニクの時代を生きた小説家Richard Brautiganにあるような気がします。その本、“Trout Fishing in America” (アメリカの鱒釣り)は、ほらあそこの古本屋のワゴンセールで100円で買ったんです。でも、あの古本屋は店閉めちゃったんです」

「例えば、村上龍の“恋はいつも未知なもの”(YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS)もそうですよ。ニューヨークで友だちとふたりでホテルのラウンジで飲んで、それからストリップ店にいったりしながら、“腹が減った”っていって神田のすし屋で食べてそれから、PhiladelphiaのShot barで飲み直すってな具合です」
「あ〜、もうこんな時間になっちゃった。酔いましたね〜、今度お会いしましたら、フランスの話でもしましょうか。フランス語混じりでね。それともスペインかロシアの話にしましょうか。今宵はどうもありがとうございました」
『・・・・・!・・・・・?』

〜Bonne nuit Monsieur!〜

追記:知り合いのスナック経営のママはいつもこういう。
『お客さん、このしとと話しない方がいいですよ。まともに聴いてたら頭おかしくなっちゃうから!』



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