とんちゃんで被災地を元気に 対馬の飲食店主ら石巻へ
被災地で料理を振る舞うことになった部隊のメンバーら 対馬市上対馬町の飲食店主ら約５０人でつくる「対馬とんちゃん部隊」が３０、３１日、宮城県石巻市で東日本大震災の被災者に焼き肉料理「とんちゃん」を振る舞う。部隊のメンバーは「料理を味わって元気になってもらいたい」と張り切っている。
とんちゃんは、豚の肩ロースを、みそやしょうゆ、ニンニク、唐辛子などで作った甘辛いタレに漬け、野菜などと一緒に焼いた料理。戦後、対馬在住の韓国人が広めたとされる。
対馬の定番料理をＰＲしようと、昨年２月に部隊が発足。同年４月、福岡市で開かれた「第２回九州ご当地グルメコンテスト」に出場して優勝を果たし、とんちゃんの知名度を上げた。
部隊では、震災直後から「被災者の力になりたい」との声が上がっており、５月末に会議を開いて料理を振る舞うことを決定。市も支援を申し出て、活動費の約１６０万円を予算化した。
石巻市の避難所には６〜１０人のメンバーが向かい、約１０００食分を用意する予定。隊長の斎藤豪さん（３９）は「困ったときはお互いさま。とんちゃんを食べた被災者の笑顔を見たい」と話している。（島居義人）
（2011年7月2日 読売新聞）
被災地で料理を振る舞うことになった部隊のメンバーら 対馬市上対馬町の飲食店主ら約５０人でつくる「対馬とんちゃん部隊」が３０、３１日、宮城県石巻市で東日本大震災の被災者に焼き肉料理「とんちゃん」を振る舞う。部隊のメンバーは「料理を味わって元気になってもらいたい」と張り切っている。
とんちゃんは、豚の肩ロースを、みそやしょうゆ、ニンニク、唐辛子などで作った甘辛いタレに漬け、野菜などと一緒に焼いた料理。戦後、対馬在住の韓国人が広めたとされる。
対馬の定番料理をＰＲしようと、昨年２月に部隊が発足。同年４月、福岡市で開かれた「第２回九州ご当地グルメコンテスト」に出場して優勝を果たし、とんちゃんの知名度を上げた。
部隊では、震災直後から「被災者の力になりたい」との声が上がっており、５月末に会議を開いて料理を振る舞うことを決定。市も支援を申し出て、活動費の約１６０万円を予算化した。
石巻市の避難所には６〜１０人のメンバーが向かい、約１０００食分を用意する予定。隊長の斎藤豪さん（３９）は「困ったときはお互いさま。とんちゃんを食べた被災者の笑顔を見たい」と話している。（島居義人）
（2011年7月2日 読売新聞）
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