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日本ぶらぶら歩きコミュの四国遍路秋21

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遍路秋21
07‘11.26 「屋島寺」84番〜「長尾寺」87番

 朝、高松市のビジネスホテルを出る時不整脈に気が付いたが慌ただしく出発してしまった。歩き始めて1時間が過ぎても不整脈は治まらないので不安になってきた。通り掛った琴電の春日川駅のベンチでごろりと寝転んで休憩したがなかなか正常に戻らない。その間何本かの電車が止まっては又発車して行く。思い切って次の電車に乗り一駅先の片本駅で降りた。此処が屋島寺の登り口である。どうやら脈は正常に戻ったようだ。
 屋島寺まで標高300m.の急勾配の参道を登り始めて少し行ったところで後ろから来た顔見知りのお遍路さんに追い越された。「大丈夫ですか?」と声を掛けられてしまった。ゆっくりゆっくり病人の様に歩いていたので心配されてしまった様だ。登るしかない、発作が出ないように歩くしかない。「ナムダイシ ヘンジョウコンゴウ」と唱えながら登った。参道脇にある校舎から子供たちの合唱する声が聞こえてきて穏やかな気持ちになれた。何とか本堂までたどり着き参詣を済ませ、次は「八栗寺」85番に向かう。
 八栗寺は更に登りがきつく一般の参詣者の為にロープウェーが通っていた。乗り物に乗るのは残念な気もしたが無理をせずロープウェーで登ることにした。よくこんな山の高いところに寺を建てたものだと感心してしまう。
 八栗寺の参詣も終えると後の「志度寺」86番「長尾寺」87番は平坦な所に有る為楽であった。今日の宿は長尾寺の直ぐ向かいの旅館『ながお路』と言う所である。宿泊者は自分以外にもう2人のお遍路さんと、仕事で出張に来た数名の人達であった。夕食時の食堂では皆一堂に会したが、宿の女将は客扱いに慣れて居るらしく一人一人に声を掛けては受け応えしていた。自分たち遍路の質問にも面倒がらずに答えてくれていた。
 いよいよ明日は最後の札所であるのだが特に何の感慨も沸いてこないのはどうしてだろう。物事に感動する気持ちが薄くなっているのだろうか?それとも感激するものが今回の旅で少なかったと言うことなのだろうか?確かに若い頃と違い何を見てもどのような事があってもある程度以上には驚かなくなってしまったことは事実である。歳を取ると言うことはそう云う事なのだろうか。

コメント(2)

歳をとるとそうたやすく感動しなくなるものですね。いろいろなことが分かりすぎて、虚像と実像が見分けられるようになって、幻想が冷めていくのです。

若い頃は知らないことばかりで、経験したことのない出来事ばかりで、その一つ一つに心が揺り動かされたもの。

世界の秘境を差がして回る冒険家も、いつか「慣れ」の中で、心の中に燃える炎が少しずつ冷えていくのを感じることでしょう。永遠に感動し続けることはきっと出来ないのです。

それより現状認識をより次のステップに変換することが、求められていくような気がします。

ところで私も50歳の頃不整脈に悩まされましたが、たばこを止めて以来ピタッと治ってしまいました。まあこれは個人差がありすぎるのでまったく参考にはなりませんが。
アンクルダダさん

コメント有難うございます。
私の不整脈は心房細動なのですが最近は薬を飲んでいるせいか発作の起きる回数は少ないものの何時起こるか解らないのが不安です。私はタバコは吸わないのですが酒は飲んでいたので約半年前から禁酒しているのですがそれでも発作が起きてしまう事があります。心気的なものがあるのかもしれません。

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