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日本ぶらぶら歩きコミュの四国遍路秋16

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四国遍路秋16

07‘11月21日 「三角寺」65番「常福寺」番外
 昨夜は此処「ろんどん荘」は満員だった。仕事で出張に来ている人たちが殆どで、お遍路は自分ともう一人の若い男性だけであった。その若い男性お遍路は今朝先を急ぐらしく暗いうちに出発して行った。
 今日のコースは65番「三角寺」を巡る事になる。ここは標高が500m.と結構な高さで山登りを覚悟しなければならない。気を引き締めて朝食後早々に出発した。昼食を調達する為にコンビニを教わって来たが始めての地ではなかなか見つからず地元の人に何度か尋ねてしまった。  
 山の方向に向かい歩く調子が出てきたころ松山自動車道に突き当りその側道を行くがこの辺は墓地がずっと続き広い公園にもなっている。人の通りも無い為、暗いうちに出た若いお遍路さんは寂しい思いをしたのではないかなど取越し苦労をしてしまった。

「陽射しさす遍路道に我が影が行く」「見下ろす瀬戸内の海 今日も晴れ」。
 三角寺はお遍路さんや車で来たお参りの人たちで結構にぎわっていた。参詣を済ませて寺を少し出たところの見晴らしが良い場所で昼食のおにぎりを食べた。瀬戸内海を見下ろしていると自分自身を頭の上から見下ろして居る様な錯覚に捉われ面白かった。
 山を下りて民家のある所まで来ると道端に案内板が合った。読んでみるとこの道は昔土佐街道と言い土佐から伊予に抜ける生活道路であったらしい。大名行列が通った頃には村人たちが総出で世話をしたと言う事が書かれてあった。この狭くて起伏の多い田舎道を見ていると行列は可也苦労したのではないかと当時が偲ばれた。
 通り道に番外の寺「常福寺」があり参詣して納経帳に記帳してもらう。そこから4キロくらい行くと「境目峠」を越えて徳島県の領域にはいるのだがこの峠は四国4件に跨っているらしくそれで境目峠と言う名前が付いたらしい。
 きょうの宿泊地の民宿岡田に着いたのは午後3時位でまだ村の年寄りたちがゲートボールの最中であった。毎日の日課である洗濯を済ませて風呂を頂き明日の予定などを検討していると直ぐ時間が過ぎてしまう。夕食の声が掛かり食堂に下りてみると宿泊者は結構多く7,8人は居ると思われた。この民宿は遍路の間で評判が良く又札所間の中継地点にも適しており混み合うようであった。食事が終わりここの老主人の流暢な遍路コースの説明を聞いていると成るほど人気の程が伺われた。

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