宇都宮二荒山神社コミュの近代技術文明の落とし穴～超高層ビルという負の遺産～

二荒山神社前に県内一の高層マンションが建設されようとしています。
民間の高級分譲マンションです。
総事業費６５億円のうち３３億２千万円が皆さんの税金です。
一緒にもう一度考えてみませんか。
場所は二荒会館です。

以下、案内チラシです。

近代技術文明の落とし穴
～超高層ビルという負の遺産～

高度経済成長以降、日本は急速な発展を遂げ、
都市にはその象徴とも言える超高層ビル群が立ち並びました。
しかし、超高層建築を中心とする街並みは、
エネルギーに大きく依存しなければ成り立ちません。
その結果、ヒートアイランド現象や生態系の変化など様々な問題が起こっています。
また、地域の伝統ある街並みや景観を大きく破壊したことも、
大きな負の遺産となりました。

宇都宮市中心部においても高層建築の県庁が完成し、
二荒山神社前のマンションなど行政が関わる複数の超高層建築も計画をされています。果たしてこのまま計画を進めることが、本当に市民の幸せにつながるのでしょうか？
子どもにツケをまわすことにならないのでしょうか？

池田先生は、1968年に完成した日本最初の超高層建築である「霞ヶ関ビル」をはじめ、
新宿副都心の京王プラザホテルや新宿三井ビルなどの設計を手がけ、
日本に超高層建築を導入した人物です。
その池田先生は現在茅葺きの家に住んでいます。
あるとき、超高層ビルに居住する人間の世界に違和感を持ち、
そして、環境に調和し、自然に溶け込んだ建築を目指すようになったそうです。
近年では「環境」の視点から、長崎のハウステンボスの設計を手がけたことで、
ご存じの方も多いかと思います。

そこで、先生の豊富な経験をふまえて、
超高層建築という近代技術文明がもたらした光と陰を明確に分析していただき、
その上で、これからの日本の「伝統的文化に基づいた新たな発展」について
お話しいただきます。
　　　　
■講　師：池田武邦先生
　　　　 1924（大正13）年1月生まれ
　　　　東京大学第一工学部建築学科卒業・工学博士
　　　　株式会社日本設計事務所創立（現・株式会社日本設計）
　　　　NPO法人樹木・環境ネットワーク協会理事（最高顧問）
　　　　現在は長崎県の茅葺きの家に住む。

■参加費：無料

■日　時：２００８年４月１９日（土）
　　　　　開　　場　１３：００
　　　　　VTR上映　１３：３０～
　　　　　講　　演　１４：２０～１６：００

■場　所：宇都宮二荒山神社　二荒会館（TEL：０２８-６２２-５２７３）
　　　　※駐車場は無料です
　　　　　（神社西側の浄鏡寺横から入る専用駐車場をご利用下さい）

■主　催：池田武邦講演会実行委員会
　　　　　代表：浅野かおるこ

■協　賛：明日の宇都宮中心街を考える会
　　　　 LRTに反対する会
　　　　地方自治を学ぶ会
　　　　オンブズ栃木

■連絡先：浅野事務所　　　　
　　　　　栃木県宇都宮市中央２-３-２　
　　　　　TEL&FAX：028-634-7059