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鳥居民コミュのおっとりと論じよう

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つい先日ミクシイに参加した画廊の亭主です。
驚きました、まさか鳥居民のコミュニティまであるなんて。
不勉強で、実は私も「昭和二十年」の存在を知りませんでした。歴史、特に近代史についてはそれなりに読んでいたつもりだったのが、誠にお恥ずかしい限りです。
知ったのは昨秋刊行された丸谷才一対談集「おっとりと論じよう」(文藝春秋)です。本読みの達人、丸谷才一と井上ひさしが、著者鳥居民を迎えて絶賛の嵐です。
慌てて「日本の古本屋」で検索したけれど揃わない。アマゾンで11巻全部買いました。
昨夜5巻まで読みました。
日本は戦後60年を経てやっと真の歴史書を生んだ、そう思います。
上は天皇をはさんで木戸、近衛のそれぞれの思惑に想像力と膨大な資料を駆使して切り込み、政治を司る人間の責任のとり方に深い洞察を加えています。よきリーダーに恵まれなかった日本の悲劇がよくわかります。
下は勤労動員の女学生たちや、疎開児童の戦時下の生活、厳しいけれどどんな中にも楽しみや感動がある、人間の切ない営みに思わず目頭が熱くなりました。

丸谷才一対談集から、少し、引用します。
丸谷:菊池寛は徳富蘇峰の「近世日本国民史」について、「文壇にこれほど刺戟を与へた歴史の本はなかった」と評価しましたけれど、利用した文筆業者はみんなそのことを口にしなかったいう噂がありますね。この「昭和二十年」についても、将来、日本の小説家や劇作家やノンフィクションライターはみなこれを源泉とし、ここから材料を得て、数多くの佳作や名品を書くことになるんじゃないでしょうか。
井上:いや、将来ではなくて、もうすでに大切な手引き本になっています。私も昭和史を扱うことが多いのですが、まず鳥居さんのこの本にあたります。そして、自分の考えがこの本とあまりにちがいすぎるような時は、もう一度立ち止まって自分の考えを再吟味します。・・・(以下略)

まだ二刷か三刷しか出てなくて、売れていないようですが、司馬さんの本とは根本的に違います。司馬さんは近代日本の明るい面ばかりを強調し、そこに私たちは救いを求めたのですが、真の救いは歴史を正確に直視しなければ得られない。
鳥居さんの悠揚迫らぬ筆致は、私たちに謙虚に歴史に向かい合うよう導いてくれるように思います。
史書として、原典を明示しているのは当然のことながら、これで完結後に「索引」ができたらすばらしいと思います。
それまで著者の健康と長寿を祈るばかりです。

コメント(3)

>ときの忘れもの亭主さま

コミュニティへのご参加、どうもありがとう
ございます。正直これだけの人に加わって
いただけるとは思っておりませんでした。管理
人以外の参加者はなく、せいぜい三ヶ月で
お取り潰しだろう、と考えておりましたもので。
望外の喜びです。

丸谷才一、井上ひさし両氏との鼎談のご紹介も、
ありがとうございます。恥ずかしながら、書店
で見かけたことがあるものの、鳥居氏も登場
しているとは知りませんでした。さっそく購入
いたします。

『昭和二十年』はコアな読者が結構いるよう
ですね。以前、ネットで検索してみたところ、
野坂昭如氏が読者らしいということを知り
ました。何度か読み返されているようです。
聞いたところでは、昨秋、朝日新聞に鳥居氏
のインタビューが掲載されたそうです。これ
もいずれ機会があれば入手したいところです。

戦前や戦時中について調べる際には、もちろん、
各分野各事象ごとに詳しい資料があるていど
刊行されているのでしょうが、その全体像を
分かりやすい形で描いているという点では、
『昭和二十年』が一番なのではないかと思い
ます。そして文章に味わいがあって読むのが
楽しい。悲惨な時代を描いているのに、クスリ
とさせられる箇所も多い。まあ、私は歴史に
疎いので、もっぱら「クスリ」方面をこの
コミュニティでも紹介しておりますが。

『昭和二十年』について語る鳥居氏の記事など
を拝見しておりますと、これを終わらせずには
死ねん、といった凄みよりは、日々淡々と執筆
に勤しんでいるような印象を受けます。残りの
巻を一挙に書き上げてしまおう、という焦りの
ような雰囲気は感じられません。その仕事ぶり
が健筆と長寿につながるよう、祈っております。

長々書いてしまいましたが、今後ともどうぞ
よろしくお願いします。
自己紹介トピがないようなので、こちらに書き込みさせていただきます。nagaoと申します。よろしくお願いいたします。
「昭和二十年」6巻まで買ったのですが、その後、挫折してしまいました。また再読したいと思います。
>nagao_eijiさま

コミュニティへのご参加、ありがとう
ございます。今後ともどうぞよろしく
お願いします。

「昭和二十年」、私は昨年中に既刊分
を読むつもりでおりましたが、なんや
かやと結局まだ読み通しておりません。
まあ、時間が経ったからといって価値
を落とすシリーズではないので、ぼち
ぼちと読んでいければと思っています。

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