暦、二十四節気を定期配信コミュの１１月１０日「甲子」です。

■１１月１０日「甲子」■

「甲子」（かし・かっし・きのえね）とは、甲子待ち・甲子祭の略称。子祭ともいいます。

陰陽五行説で「甲」は陽の木、「子」は陽の水で相生の関係にあり相性のいい日です。十干十二支（じゅっかんじゅうにし）の組み合わせ６０種類のうちの第１番目で、おめでたい日とされています。

この日「甲子待ち」と称して「子の刻」（午後１１時～午前１時）まで起きて大豆・黒豆・二股大根を食膳に供え「大黒天」を祀ります。
「子」（ね）を、「ねずみ」と結びつけ、ねずみを大黒天の使いであるとみなて、子の日に祀るようになりました。

「甲子」のほか「庚申」「己巳」は、江戸時代に商家で盛んに行われました。現在でも各地に行事として残っています。

甲子は、日の単位では６０日で一巡し、年では６０年で循環し巡ります。中国では甲子の年は政治上の変革があるとされ、甲子革命が説かれたりしました。日本でも甲子の年には、年号（元号）の改元が行われました。

◇　◇　編集後記　◇　◇
甲子とは第１番目の日です。今日から何か始まるのでしょう。何につけ始まりはいいことです。開店、開始、始動、建前、出発、設立、創業などこの日に設定すると縁起が良くていい結果になります。
筆者敬白

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