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暦、二十四節気を定期配信コミュの二十四節気「秋分」です。

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■二十四節気「秋分」━しゅうぶん━━━━━━━━

9月23日18時51分「秋分」です。旧暦8月「酉(とり)」の月の中気で、新暦9月23日頃。天文学的には太陽が黄経180度の「秋分点」を通過するときをいいます。

秋分点とは、黄道と赤道が交わる点のうち、赤道の北から南へ向かって太陽が横切る点のこと。この日、太陽は真東から昇り、真西に沈みます。昼と夜の長さがほぼ等しいと言われていますが、実際には秋分から3日後です。

また、この日は「彼岸の中日」にあたります。彼岸の名称の由来は、仏典の波羅蜜多という梵語を漢訳したもので、現実の「生死の世界」から煩悩を解脱し、理想の「涅槃の世界」へ至るの意味。あちら側の世のことで、こちら側の世のことを、此岸(しがん)といいます。

仏教では、四方(しほう):東西南北と、四維(しい):南東・南西・北西・北東の八方位に、上下を加えた十方世界(じっぽうせかい)を説き、そこに諸仏の浄土を描く十方浄土を観念します。浄土は仏の住む処で、成仏する為に精進する菩薩の世界です。

法華経では「この娑婆世界を変じて瑠璃地の清浄世界と変ず」と説く。この世で生きながら、心が清浄であれば、それが清浄の土であるという。毘盧舎那仏(びるしゃなぶつ)(奈良東大寺)の蓮華蔵世界です。

東方浄土:薬師如来、
南方浄土:釈迦如来、
西方浄土:阿弥陀如来、
北方浄土:弥靭菩薩。

病のため出家した藤原道長は、九体の阿弥陀如来像を安置した京都の無量寿院にて、仏像の手から延びる五色の糸を握り締め、西方浄土の極楽往生を信じつつ臨終しました。この姿から、仏教信仰と方位観との具体的な結合がみてとれます。

後に、道長の子の藤原頼道が天喜元年(1053)建立の宇治・平等院の鳳凰堂(阿弥陀堂)には、阿弥陀如来像が安置され「極楽いぶかしくば宇治の御堂をうやまへ」といわれました。平等院の庭と建物は、極楽浄土を表し「浄土庭園」と呼ばれます。

鳳凰堂の前を流れる宇治川は「彼岸の河」に見立てられ、「来世(彼岸)西方浄土(鳳凰堂)」と「現世(此岸)宇治川の対岸」という仮想の世界が現されています。春秋の彼岸の中日夕刻には、鳳凰堂の中央背後(西方)に落日します。

平等院鳳凰堂は国宝です。現行一万円札の鳳凰は、鳳凰堂の屋根の上の鳳凰をデザインしたものです。

****編集後記****
たまには鳳凰堂に参詣に行ってみては・・・
所在地◇京都府宇治市宇治蓮華116◇JR奈良線「宇治駅」徒歩10分

コメント(1)

9月23日お彼岸の中日です。東京ではいい天気・・・午後から曇ってきました。

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