暦、二十四節気を定期配信コミュの二十四節気『芒種：ぼうしゅ』です

━季節のお便り━━━━━━━二十四節気『芒種』━

６月６日１０時２７分「芒種・ぼうしゅ」です。旧暦５月、午（うま）の月の正節。新暦６月５～６日頃。天文学的には太陽が黄経７５度の点を通過するときをいいます。

芒種とは、稲や麦など「芒・のぎ」のある穀物を植え付ける季節の意。のぎの付いた実は「もみ」のことで籾をつける種や苗を植える季節を「芒種」と呼びます。
梅雨入り前、田植えの開始期にあたります。雨が絶え間なく降り続き、農家は田植えの準備などで多忙を極めます。

五月雨（さみだれ）：元来の意味は陰暦五月に降る雨のことで、現在の梅雨のことでした。「さ」は五月「みだれ」は水垂が変化したらしい。五月雨雲（さみだれくも）は五月雨（梅雨）の雨を降らせる雲のことで厚く垂れ込めた雲のことです。この厚く垂れ込めた雲の切れ間から、青空がのぞくのを五月晴れと呼んだのが本来だったが昭和初期頃から、現在の太陽暦五月の爽やかな雲ひとつ無い晴天のことを「五月晴れ」と呼ぶように変化したのです。

芒種の５日後が暦の上で「入梅」となります。梅の実が梅の実が黄ばみ始め熟する頃。カマキリや蛍が軒下や川のほとりに現れ始めます。
雨が降り、カビが生えるといったうっとうしい季節でもあります。

━「６月の花」━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆「紫陽花」（あじさい）６月１日～７月１５日頃

「紫陽花」は、唐の詩人が命名した紫の花のことで、あじさいの花のことではなかったのですが、平安時代の学者が「あじさい」にこの漢字を当てたもで、その誤用が広まってしまったのだそうです。中国では「八仙花」「綉球花」などと呼ばれます。

北鎌倉の「明月院」は、境内に多くのあじさいが植えられ「あじさい寺」として有名です。鎌倉市山ノ内。

＊＊＊＊編集後記＊＊＊＊

★配信をしている５月２５日は前日の夏日とは打って変わって気温の低い雨天です。気温の変化が激しい時期です。皆様お体ご自愛の程