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都市気象・ヒートアイランドコミュのヒートアイランドについて質問です

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よくヒートアイランド強度って聞きますけど、あれって何なんですかexclamation & question

コメント(10)

こんにちは。

一言でいうと都市と郊外の気温差ΔHのことをヒートアイランド強度といいます。
つまり気温差が大きい場合は、ヒートアイランド強度が大きいことになります。

西欧のように都市と農村のようにはっきりと分かれている場合はわかりやすいのですが、日本のように都市が郊外にダラダラと広がっている場合は分かりにくいでしょうね。
ありがとうございます。

では、その大きさの目安とは何なんですか。

強度が何度なら何を示しているのか、よく分かりません。

強度が1.0℃ならば、2.0℃ならば・・・・・・よく強度は何度だったという話がありますが、あれは何なんですかexclamation & question
ヒートアイランド強度が2℃だから3℃だから何ということではありません。

ただし、気温差が大きくなるほど、郊外に比べ都市では生息し得ない生物がいたり、気象条件によっては集中豪雨が起きるかもしれません。

ヒートアイランドの大きさに関するのひとつの目安として、気温差をバロメーターに使っているのです。

詳しい方、よろしければ補足をお願いします。
大学院でヒートアイランドを研究しているものです。
そもそも都市部の気温が郊外よりも高くなる現象を何故ヒートアイランド現象というのか?
等温線(温度が等しいポイントを繋いだ線)を日本列島に引いてみると、東京などの都市部だけ、間隔が密になって、島(island)みたいに浮き上がってみえるわけですね。これを「ヒートアイランド現象」と定義してます。

何が問題かというと、私は生まれも育ちも九州で今東京の大学に通っているのですが、間違いなく夏は東京の方が暑いです。気温にすれば東京の方が2,3℃高いだけですが東京はアスファルト舗装面、コンクリートビル群に囲まれており、そこから熱放射が来るため、体感温度は九州よりもウンと高いです。緯度が低い九州地方などは太陽からの熱放射は東京よりも強いですが、一方向からの熱放射なので庇などで日射をコントロールしてあげれば、人間が感じる熱を簡単に調整出来ます。都市部が熱いからクーラーをつける→クーラーの排熱で気温が上がる といった悪循環に陥っています。エネルギー負荷の観点からも好ましいことではありません。


都市部だけ異常に高温になっているため、都市型雷雨など今年は特に影響がでていますね。周囲との温度差が激しいため軽くなった空気が上昇気流を起こし都市部にだけ積乱雲が発達するというサイクルです。
1つ気になった事があるので書き込ませて頂きます。

最近の都心の乾燥にはヒートアイランド現象が強く関係しているとニュースで耳にしたんですが、具体的にどう関係しているのでしょうか?
ご存知の方がいらしたら教えて下さい。

急な書き込み失礼しました。
都心の乾燥にヒートアイランド現象が関係しているというよりも、
「アスファルト舗装など水分が蒸発しない地表面が多くなった」ことが、ヒートアイランド現象と都市の乾燥の両方の原因になっているということです。

草地や土の地面など、水分が蒸発する地表面の場合
日射エネルギー → 地表面の水分の上昇 → 空気中の絶対湿度の上昇(潜熱化) → 気温は変わらず

アスファルトなどの乾燥した地表面の場合
日射エネルギー → 地表面温度の上昇 → 顕熱放射 → 気温上昇 →ヒートアイランド現象
> ZENさん

丁寧にご説明ありがとうございます♪
勉強になります。
確かに都心部には大きな川も少なく舗装された土地ばかりですもんね!!
乾燥した街、何かさみしいですねがく〜(落胆した顔)
都心の相対湿度は長期的には乾燥してきているけど、絶対湿度では実はあまり変わっていなかったりします。

緑被率の低下や風速の減少は湿度の低下要因ですが、一方で、自動車や水冷式の空調は潜熱を捨てるので湿度を増大させます。

相対湿度の低下の要因として一番大きいのは、気温の上昇かも?
冬の夜間には放射冷却が強く働いて、HIIが強く出ると聞きました電球

これはどうしてでしょうか?都市と郊外がともに放射冷却によって気温が下がるならHIIは大きく変わらないと思うんですが・・・・。

都心部よりも郊外の方が放射冷却が進みやすいのですか?
都心より郊外の方が放射冷却が進みやすいので、朝方のヒートアイランド強度は大きくなります。

地面からの赤外放射は、真上だけではなくて、半球状に、等方的におこなわれます。
建物が少ない郊外では、赤外放射はほとんど遮られませんが、
建物が多い都心では、赤外放射が建築物に遮られてしまい、その結果、放射冷却も進みません。

身近では、たとえば、冬の夜間、自動車を建物近くに駐車した場合、建物に面している窓ガラスは凍り付かないのに、建物に面していない窓ガラスは凍り付く、といったことで、その違いが実感できると思います。

放射冷却が進まなければ地面の温度は下がらず、そして、地面の温度が下がらなければ空気の温度も下がりません。

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