オープニングテーマ 『JIKU 〜未来戦隊タイムレンジャー〜』 作詞:磯谷佳江 作曲・編曲:亀山耕一郎 歌:佐々木久美 戦隊シリーズ初の女性ソロによる主題歌。ゴスペルから始まるイントロ、パイプオルガンやクワイアを導入し、80年代のクラシカル寄りのヘヴィメタルを彷彿させるアレンジに加え、英語中心の難解な歌詞やサビの部分で繰り返される変拍子は、それまでの特撮ヒーロー主題歌のイメージを覆した楽曲となっている。 メインボーカルの佐々木がハスキーな声質であることで、重厚な伴奏やコーラスに埋もれて聞き取りにくいという意見もある。事実、放送途中よりOP映像に歌詞テロップが表示されると言う戦隊シリーズとしては異例の措置が取られている。2007年現在で間違いなく、戦隊史上子供が一番歌いにくいオープニングテーマであろう。 また、「タイムレンジャー」という言葉はサビには登場せず、Bパートで歌われているが、英語発音のために聞き取りにくいこともあり、第1話放映直後は「戦隊史上初、戦隊名の登場しない主題歌」と誤解する視聴者もいた。スーパー戦隊シリーズで2007年現在に至るまで、サビに戦隊名が登場しないオープニングテーマはこの曲が唯一であることからも、いかにこの曲が異質であるかが窺い知れる。 なお英語版『Beyond All Space and Time』(第45話ではオープニング曲として使用)が存在する。これまでの主題歌と違い、日本語を直訳したものではない本格的な英語詞(大意は日本語の詞と同じ)が与えられている。歌っているのはこちらも佐々木。
オリジナルビデオ 未来戦隊タイムレンジャー VS ゴーゴーファイブ ※『超力戦隊オーレンジャー』終了以降、戦隊シリーズでは前作の戦隊との競演によるスーパー戦隊Vシネマが作られているが、『百獣戦隊ガオレンジャーVSタイムレンジャー』は幻になった。公式に何故そうなったかについてのアナウンスは無く、キャストの問題(当時タイムレッド/浅見竜也役の永井大が学業専念のため俳優業を休業していたため、撮影に参加出来なかったのではないか?)内容の折り合い等(ガオとタイムの作風の違いからこの両作品を共演させるのは難しいかったか、タイムの最終回でタックと4人が未来に帰ったため戻ってくるとつじつまがあわなくなるのではないか?)、本作の商業的な失敗などファン内では様々な憶測が出回った。スーパー戦隊Vシネマで実現しなかったのは「轟轟戦隊ボウケンジャーVSマジレンジャー」も同様。ただしパワーレンジャー・ワイルドフォースでは「ガオレンジャーVSタイムレンジャー」が実現している。