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懐かしい物ふぁんくらぶ♪コミュの銀河漂流バイファム (バイファム13)

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JNN系(毎日放送・TBS系列)で1983年10月21日から1984年9月8日まで(TBSでは同年9月21日まで)放送されたSFアニメ(ロボットアニメ)。全46話。放送は、第23話までは各局とも毎週金曜19:00〜19:30、第24話以降は毎週土曜17:00〜17:30(TBSでは金曜17:00〜17:30)。制作:日本サンライズ。



概説
人類の植民惑星が異星人ククトニアンに攻撃され、護衛の守備隊は全滅、13人の子供達が取り残されてしまう。彼らは異星人に囚われた家族や友人達を自分達の力だけで救出するために、人型兵器ラウンドバーニアンで異星人と戦いながら、地球軍の練習艦ジェイナス号で旅をする、というストーリー。ジュール・ヴェルヌの小説『二年間の休暇』(少年向けには『十五少年漂流記』)をモチーフにしている。この宇宙版『十五少年漂流記』のアイディアは、『機動戦士ガンダム』の企画時に考案されたものであったが、『ガンダム』はそれとは異なる方向へと進んだため、改めてこのモチーフを用いてアニメ化したのが本作である。本作に「原案」として富野由悠季の名前がクレジットされているのは、この事情による。
メカやアクションに加えて、等身大の少年少女が生活し成長する物語でもある本作品は好評を博し、本放送後にも総集編が2本、及びオリジナル脚本の新作が2本OVAとして制作・販売された。なお、テレビアニメ作品を基にしたオリジナル脚本によるOVAの制作(とその劇場公開)は、本作が史上初であった。
テレビアニメ番組としても当初(延長以前)も延長以後にも、いくつかの実験的試みが投入されている。
次回予告を廃し、アバンタイトルを導入した(延長前。日本のテレビアニメでは初)。
敵陣営の描写を行わず、視聴者にもその概要を全く明かさない(延長前)。
オープニング主題歌が全英語詞で、ゴールデンタイムに放映する子供向けアニメとしては史上初の試みだったと言える(大人向けのアニメ作品では『ルパン三世その1』が先行)。
本放送から10年以上経過後、本作の外伝に当たるテレビアニメ作品『銀河漂流バイファム13』(ぎんがひょうりゅうバイファムサーティーン)が制作され、1998年3月21日から同年10月3日まで毎日放送などで放送された。全26話。続編ではなく、前作で描かれなかったエピソードを描くというものだった。旧作内の第23話から第26話に該当するが、制作上の都合などから旧作とは矛盾する描写も散見される。

放送時間

銀河漂流バイファム
1983年10月21日〜1984年3月30日
毎日放送(MBS)制作・JNN系全国ネット/毎週金曜 19:00〜19:30
1984年4月7日〜1984年9月8日
MBS/毎週土曜 17:00〜17:30
TBS/毎週金曜 17:00〜17:30
視聴率が振るわなかったため、第3クール以降(24話〜)は放送時間帯が変更された。またこの際、一部の地域では放送が打ち切られた。



銀河漂流バイファム13
1998年3月21日〜1998年10月3日
MBS『アニメシャワー』枠内/毎週土曜 26:05〜26:35(第1話)
MBS『アニメシャワー』枠内/毎週土曜 26:10〜26:40(第2話〜第8話)
MBS『アニメシャワー』枠内/毎週土曜 25:40〜26:10(第9話〜第26話)



制作スタッフ

銀河漂流バイファム

原案:矢立肇、富野由悠季
原作:神田武幸、星山博之
プロデューサー:植田益朗⇒井上幸一(SUNRISE)・丸谷嘉彦⇒藤井睦子(毎日放送)
監督:神田武幸
キャラクターデザイン:芦田豊雄
メカニックデザイン:大河原邦男
ゲストメカニックデザイン:永野護、市橋一美、松岡伸、佐藤正浩
美術監督:水谷利春
音響監督:太田克己
撮影監督:三浦豊作
音楽:渡辺俊幸
文芸設定:外池省二
特殊効果:干場豊
効果:森賢一(アニメサウンドプロダクション)
録音・選曲:茶畑三男
制作デスク:望月真人
設定助手:渡辺葉子
文芸助手:蔵薗まゆみ


銀河漂流バイファム13

監督:川瀬敏文
演出:アミノテツロー、笠井賢一、吉本毅、山本恵、篠幸裕、星山博之
原作:神田武幸、星山博之
原案:矢立肇、富野由悠季
脚本:伊東恒久、平野靖士、外池省二、星山博之
撮影監督:桶田一屡
美術監督:丸森俊昭
音楽:渡辺俊幸
キャラクターデザイン:芦田豊雄
ゲストキャラクターデザイン:近永健一
メカニックデザイン:大河原邦男
ゲストメカニカルデザイン:井上邦彦
音響監督:太田克己
効果:森賢一(アニメサウンドプロダクション)
ナレーション:大滝進矢


主題歌・挿入歌

銀河漂流バイファム
オープニング
『HELLO,VIFAM』
作詞:ジャネット・辻野 作曲:David Mann 歌:TAO
エンディング
『Never Give Up』
作詞:ジャネット・辻野 作曲:David Mann 歌:TAO
挿入歌
『君はス・テ・キ』
作詞:荻田寛子 補作詞:ありそのみ 作曲:渡辺俊幸 歌:ムーヴ(白鳥座)
『The ASTRO ENEMY ミューラァのテーマ』
作詞:LINDA HENNRICK 作曲:渡辺俊幸 歌:佐田玲子
『パパにあえる、ママにあえる』
作詞:矢立肇 作曲:渡辺俊幸 歌:バイファムシンガーズ

銀河漂流バイファム13
オープニング
『オメガの扉〜HELLO, VIFAM』
作詞:ジャネット・辻野(訳詞:KATSUMI) 作曲:David Mann 歌:KATSUMI
エンディング
『Don't cry』
作詞:松本隆 作曲:宇佐元恭一 編曲:萩田光雄 歌:前田愛、前田亜季
挿入歌
『パパにあえる、ママにあえる』
作詞:矢立肇 作曲・編曲:渡辺俊幸 歌:バイファム・シンガーズ
『Blue…』
作詞・歌:冨永みーな 作曲・編曲:渡辺俊幸
『約束』
作詞・歌:笠原弘子 作曲・編曲:渡辺俊幸

登場人物
各記事に記載の年齢は、作品に初登場時の設定。「バイファム13」関連の情報は声の出演を除いて全て省略。声の出演が併記されているものは、順に銀河漂流バイファム、銀河漂流バイファム13での声の出演を示している。


子供達
スコット・ヘイワード(声:鳥海勝美)
15歳。男子。男子の最年長者で、ジェイナス号のキャプテン。一番の年長者で、ボーイスカウトのリーダーをした事があるというだけの理由から、子供達のリーダーとなる。生真面目な性格で自分に対しあまり自信が持てないが、ある事件を契機に次第に人間的で柔らかい一面が表に出るようになる。当初はやけに悲観的な発言をして周囲を不安がらせるなど、精神面で頼りない面も見受けられたが、戦いの中で徐々にリーダーとしての力量を備えるようになり、他の子供達からリーダーとして認められ、頼られるようにもなる。クレアとは幼馴染み。タウト星に囚われたロディを救出すべく奮起し、稚拙な腕前ながら、黄色い塗装の練習用バイファムで出撃した事もある。
ロディ・シャッフル(声:難波克弘/保志総一朗)
14歳。男子。フレッド・シャッフルの兄。白のツナギに赤いTシャツが似合う行動派な少年。積極的で、彼の行動から事態が展開することも多く、本編の主人公格となっている。典型的なネアカ人間で喜怒哀楽が激しく、誰とでもすぐに打ち解ける。戦闘では主にRVバイファム(機体番号7)に搭乗。メカの扱いに関するセンスが良く、RVの操縦に関しては長い航海の間に相当の腕前に成長しており、ミューラァからは地球軍のエースパイロットと勘違いされていたほど。途中で13人の中で唯一設定が描き直され、後半では成長し背も伸びて、顔つきも精悍になった。同年齢のバーツとは親友、相棒そして肩を並べる戦友としての絆が深い。ケイトの死に対して、原因を作ってしまったカチュアを一度は責めるが、のちに和解。ククト星降下後、彼女に惹かれていく描写があったが、その先はなかった。余談だが、13人中(男子7・女子6)異性のパートナーができなかったのは彼だけである。
バーツ・ライアン(声:竹村拓)
14歳。男子。ベルウィック星で他のメンバーに合流。一見ツッパリ少年風だが、実はとても心優しく、面倒見のいい性格で場を盛り上げるムードメーカー。基本的には行動派だが、一歩引くという大人の感覚も身につけていて、メンバー内では最も精神年齢が高い。歳の近いロディやスコットとは特に仲がよく、覗き事件・エロ本騒動など、共に思春期の男子らしい行動も目立った。マキとは両親の事を語るなど恋愛関係につながるとも思えるエピソードもあった。歯が一本欠けているが、放置されていたRVディルファムに搭乗して初めて戦闘した際折れたもの。RV操縦に関しては一日の長があり、当初操縦シミュレーターで他の子供たちにレクチャーを施すほどであった。宇宙に出てからの戦闘では、RVネオファムに搭乗。旧式ながら、ロディのバイファムと対等を誇り、最後まで共に戦った(ジェイナスには他のバイファムや補充のトゥランファムもあったのだが、乗り換えることはなかった)因みに、宇宙ではよく肩のバーニアを被弾する。解放されたタウト星で地球軍と合流した際、ククト星降下後の大気圏内戦闘に備えて補給物資の中からスリングパニアーをこっそり拝借するなど、抜け目がない。
クレア・バーブランド(声:冨永み〜な)
14歳。女子。ちょっぴり太めの高級将校の一人娘。世話好きで頭の回転が速いが、少々潔癖症。ストレスを内に貯める嫌いがあり、時には爆発することも。スコットの良き理解者だが、どちらかと言えば尻に敷くタイプかもしれない。戦闘にはほとんど参加せず、主にジェイナスの内政・家事を担当する。
マキ・ローウェル(声:羽村京子/手塚ちはる)
13歳。女子。目深にかぶった「MAKI」印の帽子とショートパンツがトレードマークの、ボーイッシュな女の子(因みに帽子を取ると髪は意外に長い)。コンピュータやメカに強く、行動派の面が目立ち、時としてやや大人ぶった言動をするが、女の子らしいチャーミングな一面も併せ持つ。趣味の音楽はクラシックらしい。戦闘時には主にパペットファイターを操縦し、敵ARVを撃墜している。後半では一時補充されたRVトゥランファムに砲手として搭乗したが、操縦担当のケンツの五月蝿さに辟易し、カチュアと交替している。
シャロン・パブリン(声:原えりこ)
11歳。女子。男の子のような風貌で、一人称は「オレ」。あっけらかんとしてマイペース。協調性に欠け、当初は他の子供たちとトラブルを起こすこともままあった。ただ、根が明るく憎めない性格のため、深刻な事態になることは殆どない。ケンツにはいつもちょっかいを出してからかっているが、彼の描いたレッドベアーマークを描き直してやるなどの気配りも見せる。また、後にはがさつな彼女を嫌っていたペンチとも仲良くなる。手先の器用さを活かしたエピソードが多い。直接戦闘に絡むことは稀だが、砲手として敵ARVを撃墜したこともある。
フレッド・シャッフル(声:菊池英博)
10歳。男子。ロディの弟で、兄とは対照的に引っ込み思案で内向的な少年。涙もろい。頭の回転が早く、手先も器用。子供達の戦闘に重要な役割を果たした「高ゲタ」は、彼のアイディアによるものである。戦闘にはほとんど参加せず、主にコンピュータ処理を担当。ペンチのことが好き。
ペンチ・イライザ(声:秋山るな)
10歳。女子。詩と読書が好きな、一見物静かな女の子だが、時折芯の強さを見せ周囲を驚かせる。フレッドと仲が良く、優柔不断な彼を常にリードしている。シャロンとはある事件をきっかけに気の置けない悪友となる。直接戦闘に絡むことは稀。見かけによらず寝相が悪い。皆と一緒に風呂に入ろうとしないケンツを怪しんだシャロンにつきあい、風呂を覗くという大胆な一面も持つ。
カチュア・ピアスン(声:笠原弘子)
10歳前後。女子。緑の髪と瞳が特徴的な、冷静沈着で心優しい少女。普段は物静かだが意外な程の行動力を持ち、他の子供達の危機を幾度か救った。実はククトニアンであったという出自が後に明かされ、幼くして過酷な運命に晒されることになる。頭脳明晰で、ベルウィック星脱出の際にはシャトル操縦に関して知識を役立てた。ジェイナスに移ってからは主に情報処理を担当。後半では、砲手として操縦担当のケンツと共にRVトゥランファムに搭乗した。
ケンツ・ノートン(声:野沢雅子)
9歳。男子。軍人一家に育ち、社会で一番偉いのは軍人だと信じている熱血少年。軍事マニアでもあり、RVなどの兵器にも詳しい。通称「軍曹」(バーツの命名)。行動力だけは旺盛だが、それを支えるものがないので戦闘時には静止を聞かず猪突猛進、敵とみるや真っ先に発砲するなど、常にジェイナスのトラブルメーカーとなっている。一方で、異性の悪友シャロンに対しては純情な一面も見せる。また、異星人であることが判明したカチュアの事を責めた際に、彼女をかばうジミーとは大喧嘩をしたが、後に別件で彼とは蒙古斑を見せ合う仲になった(その後、カチュアとも和解し、よき仲間となる)。戦闘時には好んで火器を扱った他、後半にはカチュアと共にRVトゥランファム(機体番号11)に搭乗し、ククト星へ降下した(ジェイナスと合流直前の戦闘で当機は失われているが、合流後格納庫に残されていた8号機に乗り換えている)。
ジミー・エリル(声:千々松幸子)
7歳。男子。ベルウィック星の宇宙ステーションでカチュアといっしょに救出された少年。やや閉じこもりがちなところがあり、会話が苦手。いつも行動がワンテンポ遅く、のんびりしているように見えるが、カチュアが責められていると激しく怒る。動植物への愛情が強く、またカーゴルームの遺跡の変化にいち早く気づくなど、観察力も鋭い。同じポッドで脱出し、同じように無口なカチュアといつも一緒にいたが、一度ケンツと喧嘩をして打ち解けた後は彼とコンビになることも多くなる。マルロやルチーナの良き遊び相手であり、物語終盤ではカチュアの行く末も左右した。戦闘にはほとんど参加していないイメージがあるが、ジェイナス号の砲手として幾度となく敵ARVを撃退している。戦争終結後、ケンツに「うちに来ないか」と持ちかけられるが…。
マルロ・Jr.・ボナー(声:佐々木るん)
4歳。男子。ルチーナと同じく、最年少メンバー。いざという時は男らしく振る舞おうとする健気な一面も見せる。最年少組ではあるが、それに甘んじることもなく、生活面では二人ともきちんと言いつけられた仕事を(楽しみながら)こなしている。
ルチーナ・プレシェット(声:滝沢久美子)
4歳。女子。遊びたい盛りのちょっぴりおませな女の子。家が隣同士だったマルロとは仲が良いが、どちらかと言えば「お姉さん」役か。将来の夢は、マルロのお嫁さんになること。子供達のマスコット的存在として、物語に花を添えた。

[編集] 大人の地球人
ケイト・ハザウェイ(声:滝沢久美子)
26歳。女性。クレークの助手としてクレアド星に派遣されていた地質学者。クレーク亡き後、ジェイナスの子供達の引率者・母親代わりとなる。カチュアの出生の秘密を知り、頼れる者もなく一時は酒に溺れるが、ロディの説得などもあって立ち直る。第16話でジェイナスを飛び出してしまったカチュアを連れ戻すべく、パペット・ファイターで出撃するが、帰還の際敵の攻撃を受け、宇宙に散る。子供たちによって、彼女の遺品は葬式として宇宙に流された。しかし後日談のOVAでは、死亡したかと思われていた彼女は実はククトニアンの捕虜となって生きており、これもまた生存していたミューラァによって保護されていた。しかし、過酷な尋問によって記憶を失っていたため、なんとか記憶を戻してあげようと奔走する子供たちも、彼女自身も苦悩する。結局記憶を戻す事はかなわず、失意のまま帰路につくロディ達であったが、最後の最後、シャトルが発進する寸前に記憶が蘇った。ロディの初恋の人。
メルビン・クレーク(声:笹岡繁蔵)
42歳。男性。クレアド星の遺跡調査隊のチーフとして派遣された宇宙考古学者。学者にしては胸板厚くワイルドな風貌で、正規のクルーや多くの避難民を失ったジェイナスを抜群の行動力で指揮し、ベルウィック星まで移動させることに成功する。すでにベルウィックも襲撃された後だったが、生き残った地球軍へ救助の約束を取り付けるべく単身赴いた帰り、乗っていた輸送機がククト軍に撃墜され、死亡した(死体は発見されなかった)。ケイトがひそかに愛していた人だが、彼女自身それに気づいたのは彼を失った後であった。
フレデリック・ローデン(声:仲村秀生/藤本譲)
年齢不詳。男性。地球連邦宇宙軍駆逐艦レーガン艦長。階級は大佐。イプザーロン系での異星人襲来の報を受け、派遣された地球軍先遣艦隊の司令。その際、タウト星へ向かうジェイナスと接触、子供たちを保護し地球へ送還しようとするが、彼らの両親を救出したいという純真な思いに心を動かされる。その後、タウト星攻防戦において星の大爆発に艦隊ごと巻き込まれ、戦死した模様。
中尉(声:山田俊司)
本名不明。年齢不詳。男性。クレアド星脱出の折、ジェイナスの指揮を執ることになった先任士官。正規の軍人は8名にまで減ってしまったため、やむなく民間人に協力を申し出て砲座についてもらうが、素人がまともに敵と渡り合える訳もなく次々と戦死、ジェイナスの生存確率は0.29%と出る。そこでRV部隊で出撃していた中尉は、最後に残った部下2人を帰還させ、自らは敵の母艦に特攻をかけて、壮絶な最期を遂げた。炎に包まれるコックピットで最後まで彼の頭にあったのは、妻子と過ごした楽しい休暇の思い出であった。

[編集] ククトニアン
ラレド(声:藤城裕士)
年齢不詳(壮年〜中年?)。男性。ジェイナスの子供達と初めて接触を持ったククトニアン。重傷を負いジェイナスに保護され、そこでカチュアがククトニアンである事を示唆する。ペンチには父親を思い起こさせる存在であった。自分の命が長くない事を悟り、囮となって宇宙に消えた。彼がリベラリストグループの一員であり、地球軍に接触する役目を託されていた事を後に子供たちは知ることになる。
シド・ミューラァ(声:古田信幸)
推定23歳。男性。ククト第三軍第3ククト星師団特殊部隊第2特務別動隊指揮官、少佐。ククトニアンと地球人の混血児。そのため、反地球感情が高まっていたククトニアン社会で激しい差別を受け、実力だけが評価される軍に身を投じた。ARVデュラッヘに搭乗し、ロディの好敵手として戦闘を重ねる。リベラリスト(反戦主義者)の捕虜となるが、脱出し軍に復帰。しかし後の戦いで上官に裏切られ、単身軍に切り込み、行方不明となる。OVAでは無事生還、軍を退役し、ケイトを保護。
名前の由来は、当時ロス疑惑で話題になった三浦和義の「三浦」から引用し「ミューラァ」になった模様。ビジュアル面でのモデルはデヴィッド・ボウイ。
レアラ・ジェダ(声:堀内賢雄)
年齢不詳。男性。ククトニアンのリベラリストグループのリーダー的存在。政治犯としてタウト星に投獄されていた時に、同じく囚われたロディと出会う。タウト星脱出後、ククト星でロディ達と再会。グループの行動隊長として活躍し、戦闘時には独自に開発したARVギャドルに搭乗した。普段は温厚で人当たりがよいが、危急の際は計算高く、非情な一面も持つ。
グレダ・デュボア(声:原えりこ)
年齢不詳。女性。ククトニアンのリベラリストグループの一員。
シャル・サライダ(声:緒方賢一)
年齢不詳(初老)。男性。ククトニアンのリベラリストグループの精神的指導者で、かつ技術者でもあり、リベラリストグループの使用するARVギャドルの設計者。「博士(はかせ)」の肩書きで呼ばれている。ミューラァの父の友人であり、両親を失った彼の育ての親でもあった。そのため、彼の置かれた複雑な立場を慮っていた。
ククトニアンの子供達(声:真柴摩利=ガイ、吉田美保=メル、綾崎みき=ケイ、西宏子=ユウ)
ガイ(推定12歳 男子)、メル(推定10歳 女子)、ケイ(推定8歳 女子)、ユウ(推定6歳 男子)の4人組。ガイとユウは兄弟。ククト星の収容所に捕らわれている両親を探す旅をしていた。食糧を奪うためにジェイナスの子供達と接触したが、すぐに打ち解ける。彼らの協力を得て無事両親に再会し、ククトニアン市民の住むコロニーに戻っていった。

登場メカ

ラウンドバーニアン
ラウンドバーニアンを参照。


ラウンドバーニアン以外のメカ
外宇宙練習艦ジェイナス
異星人の襲撃を受けたクレアド星からの脱出に利用され、その後子供たち13人による、ククト星までの果てない旅に使用された宇宙船。4等級恒星間宇宙船。ヘルメス級2番艦。同型艦にホダカ。半球状の居住スペース(その下部にラウンドバーニアンの格納庫がある)と後ろに伸びた航行用の部位からなる。
クレイ8000系と呼ばれるコンピュータが航行を管理するシステムとなっており、乗組員はコンピュータと対話して命令を指示することができる。艦ごとにコンピュータに愛称が付けられており、ジェイナスのコンピュータは「ボギー」と命名されていた(声優はペンチ役の秋山るなが担当)。ボギーと子供達が対話をする描写は、本作の制作企画書に盛り込まれていた「コンピュータと共存する子供」というテーマを最もよく表していた。
練習艦、という名から判るとおり、本来は軍人が恒星間航行の練習をするための船で、本格的な戦闘はあまり考慮されておらず、艦自体の武装はレーザー砲座がいくつかあるだけである。ただし、練習艦ゆえに未熟な乗員による操船が行われることを考慮し、コンピュータによるバックアップ能力は通常の軍艦よりも高いとされていた。
推進機関周囲に接続された数個のブロックはドッキング・カーゴと呼ばれ、分離させて大気圏突入カプセルとして使用することが出来る(劇中では、RV2機を搭載して突入降下している)。船体自身にも大気圏突入能力はあるが、自力での再脱出は不可能らしく、ククト星に強行着陸した際にジェイナスは擱座し、放棄される。その際格納庫ハッチの一部は切り出され、バイファム・ネオファムの盾に流用された。船体は戦後も回収される事はなく、本作の2年後の後日談となるOVA版においてもそのままであった。
ジェイナス艦内の倉庫の奥深くには大量のエロ本が積まれていたが、これは艦長の趣味とされている。
意外にRV収容数は多く、クレアド星脱出後の戦闘で数機が撃墜されてるにも関わらず、ロディやバーツの使用した機体の他にもケンツが一度だけ使用したバイファム8号機や、これも一度だけ使用されたイエローの練習機、未使用のネオファムまでが存在している。また、中盤で地球軍から補給を受けた際に少なくともトゥランファム2機と各機用のスリングパニアーも運び込まれている。
なお、企画段階では本艦の名称は「グラドス」とされていた。この名前は、一部制作スタッフが共通する後の作品『蒼き流星SPTレイズナー』において、敵勢力の名称に転用されることになる。
その他の地球軍の宇宙艦
本作の設定では、国連の常任理事国に相当する米・ソ・英・仏・中が宇宙艦を保有していることになっている。タウト星で登場して沈没したのはロナルド・レーガン(放映当時の米国大統領)、最終回でカチュアとジミーを除く11人の子供を収容したのはバンガードである。
ウェア・パペット
装甲宇宙服に補助動力ユニットが内蔵された、一種のパワードスーツ。外部に武器を装備することで戦闘用にも運用される。「オールオーバー」と「トウィンクル・ヘッド」の2タイプが存在するが、性能面では殆ど差はない。一応はトゥインクル・ヘッドの方が新型だが、旧型のオールオーバーの方が後述するパペット・ファイターのような周辺機器が充実していたようだ。元は大人用に開発されたものであったため、背の低い子供達がこれを着用するには脚部内部に「高ゲタ」の装備が必要となった。
パペット・ファイター
地球軍の単座式宇宙用戦闘機。ジェイナスにも搭載されており、主にマキが搭乗した。ケイトが行方不明になった時もこれで出撃していた。ウェア・パペット「オールオーバー」を着用した状態で搭乗するため、戦闘機側の生命維持装置は簡略化されている。武装は小型のビームガンとミサイルポッド。ARVとは、正面戦闘では到底敵うはずもないので高速で接近し近距離でミサイルを一斉発射する一撃離脱型の使われ方が多かった、なお、永野護のメカデザイン初仕事がこの機体であった。
ニュートロンバズーカ
ケンツがジェイナスの格納庫で発見した、自力で移動可能な大型のビーム砲。RVの手持ち武器ではなく、発砲の際の反動が艦に影響するため、ウェア・パペットで艦から離し、人間の手による船外活動の要領で管制操作を行う。しかし、大型であるために姿勢制御などの取り回しが難しく、小回りが全く利かない(操作を誤ってジェイナス本体にぶつけてしまったこともあった)。出力は大きく、一撃で異星人の中継衛星を破壊した程であったが、取り回しの不便さと、敵からの標的にしかならなかったためか、実戦で使われたのはその一度きりだった。
地球軍戦闘機
RV以外に用いられていた地球側の兵器。後の機甲戦記ドラグナーでもデザインを流用して使われている。
謎の遺跡
クレアド星で発見された、石碑のような形状の構造物。実はククトニアンが彼らの抗争で荒廃した惑星に設置した環境再生システム。正式名称はリフレイドストーン。また再びククトニアン同士での抗争が起きた時に備えて、開発に携わったククトニアンのリベラリストによりククト製のコンピュータを狂わせるエクストラ力線を発する機能が隠されており、この機能が発動したおかげでジェイナスは当初のククト軍の猛攻から生き延びることができた。が、その事実が知られたのは相当後になってからで、当初は何に使われるものかまったく不明だった。終盤では、ククトニアン側でもエクストラ力線を無効化する装置を開発したらしく、効果は上げられないようになっていた。
XU23a
異星人の輸送機。主に序盤によく登場した。ちょうどキノコのような形状をしており、飛行時は独特の音を立てる。内部にはウグなどのARVを搭載している他、この機体自身もビーム砲を装備している。その形からは想像できないほど高速で移動することができる。ちなみに、XU23aとは地球側が付けたコード。
物語がククト星に移ってからはXU23aの登場は減り、代わってARVを2機搭載できるフローティングタンク、4機搭載できる大型フローティングタンクが登場している。ジェイナスの子供達は、見た目からこれらを「ばってん印」と呼称していた。


放送リスト

銀河漂流バイファム

異星人来襲! 開拓星から全員脱出せよ!
緊急発進! 傷だらけの練習艦ジェイナス
生存確率0.29%! 絶望への挑戦
ベルウィック軌道へ! 地上基地応答なし
憧れの操縦席(コックピット)・ラウンドバ−ニアン始動
博士をさがせ! 異星人との遭遇
孤立した14人 異星人飛行物体来襲!
高ゲタ作戦!? 小さな戦士の出撃だ!
雷鳴の中の敵襲・僕達だけで戦うんだ!
宇宙(そら)か地(ち)か - 基地攻防の大決戦!
さらばベルウィック ジェイナスの旅立ち
発進準備完了! 地球へ向けて出発だ!
射撃訓練開始! 恐怖の宇宙戦闘初体験!!
敵のスパイか!? 舞いこんだ謎の逃亡者
衝撃! 異星人が残した意外なメッセ−ジ
総員援護体制! カチュアをつれもどせ
さよならケイト めざせ新たなる目的地
落書き天国 キャプテン自信喪失
もう一つの戦争 ジェイナスの小さなママ
立てスコット! リーダーはきみだ
敵ビーム波状攻撃! 僕たちに明日はある
ジェイナス応答せよ! 地球軍からの通信
ジェイナスは僕らの船だ! 新たなる出発
ケイトさんの日記
ザ・グラフティ ロディ・シャッフル(前半の総集編)
新型R・V出撃!!
ロディ帰艦せず
囚われのロディ
タウト星脱出命令
決死の大気圏突入
みしらぬ星ククト
雨あがりの再会
さよなら愛しの船
ククトを探索せよ
ケンツを助けろ!
収容所に向かえ!
囮になったロディ
輸送機をうばえ!
包囲網を破れ!
ミューラァの秘密
カチュアを撃つな!
パパ! 一瞬の再会
奇襲作戦開始!
大宇宙のうた
とっておきの贈り物
いつまでも13人


銀河漂流バイファム13

再び13人!!
戦場真っ只中! 必死の逃避行!
敵か味方か? 謎の女のメッセージ!
双子の赤ちゃん! 神様からの贈りもの?
総員奮戦せよ! 恐怖の子育て戦争!
ゆうれい女の正体?出動ミルク大作戦
乗せる、乗せない! 13人の大決断
ジェイナス危うし! 敵は、内と外にいた?
ヤギと人質? ふってわいたお食事会
ジェイナス号が凍る! 幼い命を救え!
赤ちゃんは元気に! 両親はどこにいる!
ひとり足りない!? 脱出へのカウントダウン
絶体絶命! さらば愛しきJr.たち
ぼくらの選択 タウト星をめざせ!
危機一髪の大バトル! 男性7人vs.女性7人!?
ジェイナス大洪水!? お、溺れちゃうよー!
でた? でた! でた!! 真夜中のゆうれい騒動
ボギー制御不能! 浮遊機雷の恐怖
両親に会える!? 飛んで火に入る13人!!
決死のランディング!救出への第一歩!?
再会への秒読み! 収容所へいそげ!
とざされた道 ジェイナスに帰還せよ!
脱出不能!! 逃亡者を探せ!
残された道 輸送機を奪い取れ!
大ピンチ!! 最後のチャンスにかけろ!
飛び立て13人!!



社会現象

放送当時、裏番組の『ドラえもん』が強力であった等の理由により視聴率が低迷。放送時間帯の変更を機に、放送を打ち切りにした地方局がいくつかあった。しかし、当時の中学生・高校生を中心とするアニメファンが番組存続の署名運動を敢行し地元テレビ局に提出、ついには続編の放送を決定させるまでに至ったというエピソードがある。この模様は当時の朝日新聞でも取り扱われ、アニメファンを社会現象のひとつとして印象づけた。


関連事項

模型化
放送当時、バンダイより1/100、1/144スケールでRVが、1/24でウェア・パペットがプラモデル化された。関節部には当時としては採用が始まったばかりのポリキャップが用いられていた(それまでシリーズの中で大スケールのモデルにポリキャップを採用したものはあったが、主力シリーズといえる1/144スケールの全モデルにポリキャップを採用したのは、このシリーズが初だった)。劇中でオプション装備とされたスリング・パニアーは別売りされず、RVとのセットで発売された。ARVもプラモデル化されたが一部にとどまっており、ARVルザルガなど商品化には至らなかったものも存在する。また、ARVジャーゴは商標上の問題から「レコンタイプ」という名称に変更され発売された。その後も数度に渡り再販が繰り返されているが、近年では2006年のDVDボックス発売に合わせ、バイファム、ネオファム、トゥランファムのスリングパニアー付きキットのみ再販されている。その他放送当時、カバヤ食品からチョコスナックのおまけとして小サイズのプラモデルキットがあった。 バンダイからプラモデル以外にハイコンプリートモデル(初期)のラインナップとしてバイファムとネオファムが商品化されている。後にスリングパニアー単品とセットの商品がそれぞれ発売されたが、合わせて番組後半に登場したシールドが付属するようになった。 この他近年、CM'sから1/144近似サイズのバイファム、トゥランファム、ネオファムの可動フィギュアが発売された。ディルファムについては現在予定品とされている。また取り扱い問屋である宮沢模型限定の色違い限定版として練習用バイファムと迷彩色トゥランファムが存在する。またメガハウスからククト星市街戦を模した塗装完成済みジオラマが発売されている。

2006年の静岡ホビーショウでは、バンダイの新シリーズリアルロボットレボリューションの候補として新作原型が参考出品されている(発売未定)。



『銀河漂流バイファム』 VIFAM 
http://www.youtube.com/watch?v=Rsve_hLfARM

銀河漂流バイファムOP
http://www.youtube.com/watch?v=bxKPKM28Hjw

銀河漂流バイファムED
http://www.youtube.com/watch?v=Etq4PLT5DJE



コメント(3)

真ん中の画像のプラモ、持ってました〜(^^♪

少年期らしいトラブルの描写や、これまた少年期らしい解決の仕方などの描写で、好感が持てる作品でしたね。
|ω・`)チラ

大好きな作品です。

泣けるエピソードが多いんですよね。

カチュアがククトニアンと分かった後の13人の葛藤とか、ジミーとケンツの友情。

そしてジェイナスがククト星に不時着して13人を見送るところなんて・゜・(ノД`)・゜・。 ジェイナスも彼等少年少女達の親だと・・・

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