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懐かしい物ふぁんくらぶ♪コミュの伝説の勇者ダ・ガーン (勇者シリーズ)

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1992年(平成4年)2月8日から1993年(平成5年)1月23日まで名古屋テレビ・テレビ朝日系で毎週土曜日17:00 - 17:30に全46話が放送された、サンライズ製作のSFロボットアニメ作品。およびその主役ロボットの名前。1990年代を代表するロボットアニメシリーズである「勇者シリーズ」の第3作。

ストーリー
ひょんなことから地球の分身である宝珠「オーリン」を手にした小学生高杉星史は、地球が産み出した8体の勇者たちの隊長に選ばれる。勇者は世界各地で宝珠(勇者の石)の姿で眠っているが、現代人の作ったメカと一体化することで変形ロボットとなり星史の指示に従い戦うのだ。

地球の運命をかけた伝説の勇者ロボと侵略者レッドロンとの戦いが始まった。 惑星上に5箇所存在する「開放点」を突き止められた惑星は、プラネットエナジーを抜き取られ炎の珠となって生命は全て死滅してしまうという。 はたして星史とダ・ガーンたちは地球救うことができるのか。


概要

特徴
所謂「谷田部勇者三部作」の最終作である本作品は、前二作までに得たノウハウを活かしつつ、さらに新たな要素を取り入れるなどの試みを行った意欲作である。

前二作が一話完結の単純明快な展開を基本としていたのに対し、本作品では全体的なストーリーラインに連続性を持たせている。これにより、前作までにはあまり見られなかった、複数話にまたがる連続エピソードが中盤から散見されるようになった。

本作品より登場人物のキャラクター性をより深く掘り下げて描くことが試みられており、後続の高松勇者三部作を始めとする作品においても受け継がれている。


玩具
勇者シリーズとしては初めて電動モーターによる可動ギミックを搭載したガ・オーンや、トランスフォーマーからの流用組として商品化されたレッドガイストなど、玩具的にも後のシリーズに与えた影響は大きいと言えよう。なお、「ダ・ガーン」というネーミングは玩具業界における男児向け玩具を指す「男玩(だんがん)」からのもじりである。


メインテーマ
さらに、本作品ではメインテーマとして「地球環境」が取り上げられている。こうした要素は、ダ・ガーン達が地球の分身であることや、自然食レストラン「つくし」の存在、さらにプラネットエナジーの設定など、作中の随所において度々描かれており、特に地球の声を聞くことが出来る桜小路蛍の存在は、このメインテーマを体現すると同時に作中でも重要な存在として位置付けられていると言えよう。

ただし、「つくし」のオーナーである春夫がオーボスの攻撃を地球の逆襲と勘違いする等、単純な環境保護の押し付けを批判している側面もある。人類VS自然という構造ではなく、人類の遺跡の大切さもテーマに加える事によって人類と自然との関係をより自発的に持たせる構造になっている。

また、後の『高松三部作』においてもメインテーマとされた「勧善懲悪の否定」が取り上げられている。実際、オーボス軍の幹部で死んだのはレッドロンとシアンのみであり、ブッチョは仲間になり、ビオレッツェとピンキーはオーボスの元を去り生き延びているなど、このように「敵キャラは倒したり殺したりするのが全てじゃない」という概念が勇者シリーズの中では、初めて取り入れられた作品でもある。しかし、一度悪に染まった者を生き延びさせるのは、それ相応の禊が必要でみなそれぞれ罰を受けている。


作品への評価
このように、後続の作品に繋がる様々な試みを行った本作品であるが、そのストーリー性の高さや、個性的な設定、個性的なキャラクターの存在により、今もって根強いファンが存在する。

一方で本作品の監督の谷田部の師匠にあたる富野由悠季は、放映当時レポート用紙に本作品の第1話の感想をぎっしりと書き、「敵の襲来シーンで死人が出ないのはおかしい」(撃墜される戦闘機からパイロットが脱出するシーンが随所に描写されており、これを指しての発言と思われる)と戦場におけるリアリティの矛盾を批判するくだりがあったという。

商業的には前年の『太陽の勇者ファイバード』が苦戦したので前年より広告費を投じ、『ファイバード』より高い売上が見込まれていた[1]。しかし同年のライバルが『恐竜戦隊ジュウレンジャー』であったこともあり「不発」に終わった。このためスポンサーのタカラが大幅な減益となる一因となった[2]。本作以降、勇者シリーズはタカラの男児キャラクターの主力の座から降りることになり、代わって有力になったのが『ビーダマン』である。



前二作との世界観の継続
一般的には勇者シリーズ中で世界観を共有している作品は『勇者エクスカイザー』と『太陽の勇者ファイバード』の二作品のみとされているが、以下の理由から「本作品も前二作と世界観を共有しているという」見方がある。

これはランダーズの一人・ドリルランダーが、公式設定における「尊敬する人物」に『エクスカイザー』のドリルマックスの名を挙げている事から、同じ世界観として設定されている『勇者エクスカイザー』の2001年、『太陽の勇者ファイバード』の2010年に対し、伝説の勇者ダ・ガーンはそれより前の1994年の設定がされていることに起因している。

また、ワンシーンだけではあるが、『勇者エクスカイザー』で星川家で飼われていたマリオらしき犬や、『太陽の勇者ファイバード』でハルカに飼われていたチャンプらしき小猿などが登場している(時系列的に実物であるとは考えづらいが)。

プラネットエナジーと解放点
惑星の持つ生命エネルギー、これを劇中では「プラネットエナジー」と呼称し、これがオーボス軍が様々な惑星へと侵攻する最大の目的となっている。 このプラネットエナジーが噴出する地点が「解放点」である。この解放点は一つの惑星に5つ存在し、一つでもそれがヒットされた場合、プラネットエナジーの活性化に伴って地殻変動や火山の活性化等の天変地異が発生し、生命や惑星自体に多大なダメージを与えることとなる。そして、全ての解放点がヒットされた時、その惑星はプラネットエナジーを放出する火球と化し、生息する生命は死に絶えてしまう。そうして放出されたプラネットエナジーをオーボス軍は吸収してきた。

劇中では地球の解放点としてアフリカ(ケニア、タンザニア付近)、チベット(光の洞窟)、南米(アマゾン川流域)などが登場している。



余談
ダ・ガーン役の速水奨と高杉美鈴役の五十嵐麗は夫婦だが、共演する事は少なかった。だが、今回久しぶりに共演したため新鮮な気持ちで演じる事が出来たと語っている。
本作の主人公である高杉星史役の松本梨香は、高乃麗が演じるヤンチャーのキャプテンスーツの方が星史のキャプテンスーツよりカッコいいと羨ましがっていたという。また、この2人も速水夫妻同様共演する事が非常に少なかったという。
根元巡査/ビッグランダー/ランドバイソン役の島田敏は、ランドバイソンが合体するシーンの決め台詞で「ラァァァァァァァァァァァァンドッバイソン!!」という「ラ」の部分を伸ばして叫んでいたため、その度に共演者たちは大爆笑したという逸話がある。


スタッフ
企画:サンライズ
原作:矢立肇
シリーズ構成:五武冬史、平野靖士
脚本:五武冬史、平野靖士、志茂文彦、川崎ヒロユキ、谷田部勝義
絵コンテ:大畑清隆、大庭秀昭、杉島邦久、ふくだみつお、高松信司、富永恒雄、関田修、菱川直樹
演出:大畑清隆、大庭秀昭、杉島邦久、ふくだみつお、高松信司、富永恒雄、関田修、菱川直樹、森田光太
キャラクターデザイン:平岡正幸
メカデザイン:大河原邦男
デザイン協力:スタジオライブ、デザインメイト、岡田有章(デザインオフィス メカマン)
アニメーターチーフ:高谷浩利
美術:岡田有章
カラーコーディネーター:歌川律子
撮影:鳥越一志
編集:Y.Aスタッフ、布施由美子、野尻由紀子
音楽:岩崎文紀
音響:千葉耕市
音響制作:千田啓子
録音:整音スタジオ
音楽制作:ビクターエンタテイメント
プロデューサー:今井慎(名古屋テレビ)、小原麻美(東急エージェンシー)、吉井孝幸、古沢文邦(サンライズ)
監督:谷田部勝義
演出チーフ:高松信司
製作:名古屋テレビ、東急エージェンシー、サンライズ
著作権:(C)1992 SUNRISE INC.・名古屋テレビ

主題歌
OP
「風の未来へ」(作詞:山田ひろし/作曲:井上徳雄/編曲:井上日徳/歌:佐藤有香)
ED
「ハレルヤ・パパイヤ」(1〜45話)(作詞:横山武/作曲・編曲:鶴由雄/歌:佐藤有香)
「風の未来へ(合唱バージョン)」(46話)(作詞:山田ひろし/作曲:井上徳雄/編曲:井上日徳/歌:松本梨香(高杉星史)・速水奨(ダ・ガーン)・紗ゆり(香坂ひかる)・白鳥由里(桜小路蛍)・高乃麗(ヤンチャー王子))
挿入歌
「LOVE EARTH」(作詞:横山武/作曲・編曲:岩崎文紀/歌:白鳥由里(桜小路蛍)
「伝説の勇者〜心はひとつ〜」(作詞:川崎ヒロユキ・横山武/作曲・編曲:岩崎文紀/歌:松本梨香(高杉星史)・速水奨(ダ・ガーン)
※この合唱バージョンはサントラ盤に収録されているが、最終回に使用されたものとはパートが異なっている。

関連商品

DVD
伝説の勇者ダ・ガーン BRAVE-BOX 1(2005年2月24日)第1話〜第23話までを収録、4枚組。
伝説の勇者ダ・ガーン BRAVE-BOX 2(2005年4月22日)第24話〜第46話までを収録、4枚組。
バンダイビジュアルより発売。


CD
伝説の勇者ダ・ガーン VOl.1(1992年3月27日)サウンドトラック。
伝説の勇者ダ・ガーン VOl.2(1993年2月3日)サウンドトラック。ボーナストラックとして、最終回の後日談的エピソードを描いたミニドラマ「ダ・ガーンへのメール」が収録されている。
「伝説の勇者ダ・ガーン」~ミステリアス・ベル(1992年11月6日)ドラマCD。
「伝説の勇者ダ・ガーン」~ミステリアス・ツアー(1997年10月22日)
総てビクターエンタテインメントより発売。


小説
『伝説の勇者ダ・ガーン』 原作:矢立肇 著者:鷹見陸 角川スニーカー文庫刊
テレビシリーズをノベライズ化した作品。上下二冊が発行され、上巻は1992年11月。下巻は1993年1月に発売された。基本的なストーリー構成、登場人物は変わらないが、小説化にあたり、未登場の人物、変更された設定などが多数見られる。

リンク
伝説の勇者 ダ・ガーン
http://www.yusha.net/da-garn/sakuhin.html





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