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懐かしい物ふぁんくらぶ♪コミュの地球戦隊ファイブマン

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1990年(平成2年)3月2日から1991年(平成3年)2月8日までテレビ朝日系列で毎週金曜日17:30 - 17:55に全48話が放送された、東映製作の特撮テレビドラマシリーズ「スーパー戦隊シリーズ」第14作である。


あらすじ

死に絶えた星に緑をよみがえらせる研究をしていた星川博士は、地球を離れて植樹作業をしていたシドン星で、全銀河の星々の支配を企むエイリアン軍団・銀帝軍ゾーンに襲われる。博士と妻の緑は、サポートロボットのアーサーG6を5人の子供達と共に地球へと帰還させるが、彼らは生死不明となってしまう。

それから20年、両親と離れ離れになった五人の兄妹は同じ小学校の教師となっていた。ある日、ゾーンは1000個目の星として地球の侵略を開始。総攻撃を仕掛けるゾーンは、星川五兄妹の勤めるニュータウン小学校をも破壊してゆく。だが突然現れた3体のマシンが、ゾーンを阻止し始めた。ゾーンがいつか地球を襲うだろうと考えていた星川五兄妹は、侵略に備えアーサーG6と共にトレーニングを積んできていたのだった。戦闘機を次々と撃墜され唖然とするゾーンの面々の前に、マシンから降りた5人が姿を現した。強化スーツを纏った彼らは自らをこう称した。「地球戦隊ファイブマン!!」


概要

特徴
当時の『スーパー戦隊シリーズ』カウント12作目にて登場した初の「兄妹戦隊」。全員が小学校の教師と言う設定で、これに伴って子ども絡みのストーリーも多く登場した。他にも新しい試みがいろいろと行われており、男女での異なった変身アイテムの使用や(現在唯一)、「銀河戦隊ギンガマン」として敵側にも戦隊が登場する等、初めてのことが多く行われた。

毎回ではないものの、変身時にはコードネームの前に本名を一緒に名乗っていた他、番組後半からは「変身後もコードネームではなく、変身前の本名を呼び合う」ようになるが、これもシリーズ初のことであった。また、本作品では一般人(少なくとも教え子や学校関係者など、彼らと接触のある者)も彼らの正体を知っており、従来の「ヒーローは一般人には正体が不明」という不文律を破る試みも行っている。

アイキャッチは画面右下に表示されるファイブマンのロゴのみ。ロゴのみ表示されるアイキャッチは戦隊シリーズで唯一この作品のみである(強いて他の戦隊の例を挙げるとすれば、ジャッカー電撃隊の第1話の後半パートに表示されるロゴしか例がない。これは当時の低予算に伴う配慮だと思われる)。

また、前作「高速戦隊ターボレンジャー」まで中央に大きく表示されていたオープニング・エンディングのスタッフおよびサブキャストの表記が、この年から右下寄せになった(ただ「恐竜戦隊ジュウレンジャー」「五星戦隊ダイレンジャー」は主題歌表記のみ中央に表示されている。また監督表記は「鳥人戦隊ジェットマン」から中央の大きな表示に戻っている)。フォント(ゴナ)は「超力戦隊オーレンジャー」までが変わらず。


キャスティング
ナレーターは、『超新星フラッシュマン』に次いで小野田英一が2度目の登板を果たしている。次回予告のナレーションは、早い段階でドンゴロス役(2代目)の加藤治に変更され、更に後半は変身メンバーを演じる5人が交代で務めるようになった。一時期、5くん人形の声優陣が担当していたこともある。

中盤より登場した敵幹部「初代艦長シュバリエ」を演じたのは『フラッシュマン』にグリーンフラッシュ/ダイとして出演した植村喜八郎。これは「かつて戦隊ヒーロー・ヒロインとして出演した俳優が、後の作品でレギュラー・準レギュラー敵幹部を演じる」2例目のケースとなった(1人目はその「フラッシュマン」でレー・ネフェルを演じた萩原さよ子)。以上のことから、本作と『フラッシュマン』との共通点は多い。

同じくイエローフラッシュ/サラとして出演していた中村容子もゲストとして出演した。


評価
初期のストーリーは、5人のゾーンへの復讐や兄弟の絆を中心に展開されており、特に第1話・第2話の評価は非常に高い。しかし、視聴率は当時の最低視聴率を更新し続けるほど悪く、シリーズ打ち切りが危惧される状態に陥る。

この理由としては、次の事柄がよく挙げられる。

裏番組に当時人気絶頂だった『らんま1/2』を抱えていたため、視聴者が流れていた(翌年の『鳥人戦隊ジェットマン』が最高視聴率を記録した話は『らんま』が休止だった日であったり、翌々年の『らんま』終了後の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の10月からの平均視聴率が急上昇したあたりから、この作品の影響は計り知れない)。
長期シリーズ(当時1作目とされていた『バトルフィーバーJ』から数えて13年目、曽田博久のメイン脚本作品としても9年目に達しようとしていた)の宿命としてシリーズそのもののマンネリ化が極度に達しており(当時、東映スタッフ間でも「戦隊」を毎年作製して当たり前の定番的な捕らえ方をされておりマンネリ感に陥っていたという。また「ファイブマン」という安直なネーミングからも製作者の苦肉の策が伺える。)、ネタ切れに苦しんでいた。
前年に起きた東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件で犯人の宮崎勤が特撮オタクだった事で特撮自体が地に落ちていたため。その結果として前作の「高速戦隊ターボレンジャー」が途中から土曜日から金曜日の放送に変わった理由も宮崎勤による「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件」の影響で撮作品への批判が集中した為であるとされている。また同時期には仮面ライダーBLACK RXの後番組も予定されていたがこれも宮崎勤による「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件」で警察官が彼の部屋から押収したビデオが特撮ものばかりだったため中止になっている。(ただし時期から考察するとその可能性は低い。ちなみにその番組の主人公になるはずだったのは皮肉にも本作でファイブブラック/星川文矢を演じた小林良平である)後にスーパー戦隊シリーズでヒーローを演じている役者でさえ小さいころ本作を見ていたとはあまり聞かない。
などの意見がよく挙げられる。スタッフは何度かテコ入れが施したがその多くは失敗、第26話「九州だョン」では遂に視聴率1.8%に落ち、過去最低を更新した。

玩具面においても好調とは言い堅く、特徴の欄に記述された「男女での異なったアイテムの使用」も裏目に出る結果となった。特に後半にバンダイから発売された「DX大型基地マックスマグマ」が、各地で大量の在庫の山を築いたのはその極みともいえ、前作『高速戦隊ターボレンジャー』において、同様の巨大基地玩具「DXターボビルダー」が好調な売れ行きを示したのとは対照的な結果となった。
この原因として、

16,800円と非常に高値な定価。
バブル崩壊が始まっていたという時勢。
が考えられる。あまりの不振ゆえ破格的な値崩れが起こったが、それでも在庫を捌くことは出来ず記録的な赤字が発生、東映だけでなくバンダイとしても苦い思い出が残ることとなった。本編の最終回ではマックスマグマが戦闘中に大破するシーンがあるが、これには「スタッフがやけになった結果」という説も存在するくらいである。

その一方で、視聴率面での問題は後半には解決したと言っても良い状態であった。初代艦長シュバリエを登場させた第28話以降急激な上昇を見せ、第3クール以降(27話〜48話)に限れば平均視聴率は7.8%、第31話「あぶない母」では金曜17時30分台に放送された戦隊視聴率の中では最高となる13.3%を記録している。この数値は、いずれも「シリーズの救世主」と知られる次作『鳥人戦隊ジェットマン』を上回るものである。前述したマックスマグマの問題がそれと入れ替わるかのように発生していたため、あまり触れられない部分ではあるが、高年齢層も意識した作品作りの他、外国人ゲストを招くなど戦隊国際化要素を行ったことも功を奏した結果と考えられている。「ジェットマン」では、このうち高齢視聴者向け要素の取り入れが、より本格的に行われることとなる。


物語・諸設定・キャスト

ファイブマン
ファイブレッド/星川 学(ほしかわ がく) - 演:藤敏也/スーツアクター:新堀和男
兄妹の長男で、剣道が得意な27歳の理科教師。兄弟の父親代わりとして皆を支えてきたため、責任感が強くリーダーシップも抜群、他の兄弟や生徒からの信頼は並大抵ではない。その言動は兄、教師というよりもはや保護者である。「少年魔神剣」のエピソードで自身と諱字が同じである学(まなぶ)少年に見せた態度などを見ても、長兄、青年教師といった域を遥かに越え若い父親といった印象すら受ける。そんな彼をしても完璧ではなく、幽霊関係は大の苦手。個人武器はVソード。
「学」という名前は「科学」からとったものであるが、全ての教科とも取れる名前になっている。これに関しては、当時はレッドのみ別格にするのが主流であったため、あえて全教科を包含する名前にした、という説もある。
ファイブブルー/星川 健(ほしかわ けん) - 演:信達谷圭/スーツアクター:石垣広文
兄妹の次男で、25歳の体育教師。スポーツ万能で特に柔道を得意とする。人にも自分にも厳しい熱血漢であり、武器に頼るより肉体を駆使するべきという信念を持つ(だがその信念をあえて曲げたこともある)。子どもに勇気を教えるため、変身せずに敵を倒したことも。個人武器はツインアレイ。
ファイブブラック/星川 文矢(ほしかわ ふみや) - 演:小林良平/スーツアクター:大藤直樹)
空手が得意な20歳の国語教師。宇宙のあらゆる言語を理解できるほどの語学の天才であるが、性格は末っ子だけあってかなり大人気ない。親の顔を知らないことにコンプレックスを抱えている。双子の姉であるレミとのコンビネーションは抜群。個人武器はパワーカッター。
ファイブピンク/星川 数美(ほしかわ かずみ) - 演:宮田かずこ/スーツアクター:蜂須賀昭二
兄妹の長女で23歳の算数教師。皆の母親代わりであり、学同様兄妹の保護者のような存在(そのことが不満を鬱積させ、危うく敵の罠にかかりかけたこともある)。戦闘力においては他の兄妹に劣る部分もあるが、コンピュータのように冷静な判断力と分析力で、リーダーの学を効果的にサポートする。特技はフェンシング。個人武器はキューティーサークル。
ファイブイエロー/星川レミ(ほしかわ れみ) - 演:早瀬恵子 後・咲田めぐみ 現・成嶋涼/スーツアクター:蜂須賀祐一
20歳。兄妹の次女であり、三男の文矢とは二卵性双生児である。性格は明朗活発で、文矢同様に子どもっぽい面が多い。絶対音感を持つ音楽教師で(「レミ」という名前も恐らく「ドレミファソラシド」からとったものであろう)、職業柄のリズム感のよさを活かしてか、カンフー術など足技を中心とした格闘技を非常に得意とする。料理や掃除といった家事は全く出来ず、もっぱら数美やアーサーに任せている。個人武器はメロディタクト。
アーサーG6 - 声:松本梨香/スーツアクター:田邊智恵
星川博士が製作したサポートロボットで、幼い兄弟を一人前の戦士に育て上げた。番組のエンディング映像では、幼き日の兄弟の七五三や入学式に本当に保護者として写っており、それを実感することができる。5人が戦士となってからは、5人を援護する指揮官的役割もこなす。「アースカノン」に変形する。番組開始初期は『アーサーG5』だったが、アースカノンへの変形機構が追加された事によりG6に改名する。名前の由来は「アーサー」は地球の英語「EARTH」から。初期名称の『G5』の由来は不明。
宇宙の暴れウルフ・グンサー - 演:日下秀昭
かつて重傷を負ったところを星川夫婦に助けられた際、スターキャリアを発見して強奪した戦士。やがてファイブマンと戦うが、学との間に友情が芽生えることとなる。
星川 博士(ほしかわ ひろし) - 演:三ツ木清隆
兄妹の父親。天才科学者であり、ロボや武器など、ファイブスーツ以外の殆どのファイブマンの関連物は彼が発明したものである。シドン星で植物を復活させる研究を行っていた際、ゾーンの襲撃を受けて幼い子ども達を星から脱出させ、自らは生死不明となる。終盤で銀河系P16という別の惑星に逃げ延びて無事であったことが判明する。
星川 緑(ほしかわ みどり)- 演:石井めぐみ
兄妹の母親。ゾーン襲撃の際、博士とともに生死不明となった。物語中盤で偽者が登場したことがある。



変身アイテム
Vチェンジャーブレス・Vチェンジャーコンパクト
ファイブマン の5人が装備している変身用のブレス。男性(学、健、文矢)がVチェンジャーブレス、女性(数美、レミ)がVチェンジャーコンパクト。いったんVチェンジャーを腰に引き、「ファイブマン」の発声とともにVチェンジャーを掲げて変身する。



武器・装備
ファイブラスター
5人共通の装備。剣として使うこともできるレーザー銃。銃のグリップ(剣の柄)の部分がVパワーグリップであり、これを個人武器に合体させてパワーアップさせる。
ファイブテクター
37話より登場。5人共通の装備。健が開発した強化プロテクター。肩、手、足にセットする。全身をエネルギーで包んで体当たりする攻撃が可能。
Vソード
ファイブレッドの個人武器となる直線的なデザインの諸刃剣。厚さ3cmの鉄板も切り裂き、剣先で触った物体の分析が可能。エネルギーをスパークさせて敵を切り裂く「Vソードアタック」という技がある。伸縮自在で、Vパワーグリップを外すとVシャトラーという短剣になる。Vソードの刃部分は小型短剣のVサーベルになる。
ツインアレイ
ファイブブルーの個人武器。刃のついた円盤をVパワーグリップで結合させた鉄アレイ状の武器。戦車も粉砕する威力がある。Vパワーグリップを外すとヨーヨー(ツインヨーヨー)や爆弾付きフライングディスク(ツインリスビー)となる。
パワーカッター
ファイブブラックの個人武器。刃のついたナックルパーツ(ブラックジョー)とVパワーグリップを合体させたナックルパーツ。直径2cmの鉄棒も切断する。回転しながら敵を切り裂く「スピンカッター」という技がある。カッターディスクという小型手裏剣を射出することもできる。
キューティーサークル
ファイブピンクの個人武器となるフルーレ状の武器。厚さ1.5cmの鉄板も貫く。必殺の突き「サークルフィニッシュ」を繰り出す。フルーレの鍔の部分は変形して小型コンピュータ・サークルピュータとなり、41話では探査機能の「ファイビックスアイ」で姿を隠すカメレザルギンを発見した。
メロディータクト
ファイブイエローの個人武器。打撃武器として使用する他、敵を縛るリボンを射出する。連続で殴りつける「ドレミ拳」、リボンからエネルギーを流し込む「メロディーパワー」という技がある。Vパワーグリップを外すと、敵の戦闘意欲を下げるメロディーを奏でるイエローフルートになる。
アースカノン
12話より登場。アーサーG6が変形した必殺バズーカ砲。アーサーG6に秘められていた変形機構が事故で解放されて使えるようになった。ファイブレッドの呼びかけに応えてアーサーがマグマベースから出動、移動中にアースカノンに変形。「レディ」「ターゲットロック」「ファイア!」の流れの後アーサーが「ゴー!」と叫びながら摂氏10万度の火炎砲を発射する。かなり重いため、五人そろっていないと使用できない。
スーパーファイブボール
30話でアースカノンを破られたために登場した新必殺技。『ゴレンジャー』のゴレンジャーストーム、『サンバルカン』のバルカンボールのようなボール型爆弾を相手にぶつける必殺技。五人のエネルギーをボールに充填しながらパスし、五人目となった者(必ずしもレッドではない)が敵に向かってボールをぶつける。



合体技・必殺技
ブラザーアタック
最初の必殺技。ファイブレッドの「兄弟戦士ブラザーアタック!」の合図の後、ファイブイエローのメロディータクト(で敵を縛る)→ファイブピンクのキューティーサークル→ファイブブラックのパワーカッター→ファイブブルーのツインアレイ→ファイブレッドのVソード(Vソードアタック) の順で連続攻撃を行う。各メンバーの個人技を必殺技にまで昇華させたコンビネーションである。



メカニック
ホークアロー
5人のオフロード用スーパーバイク。最高時速は330キロで、ホークカノンという武器が装備されている。
マグマベース
ファイブマンの基地。星川兄弟の地球での自宅でもある。かつて星川博士が地球を離れる際に建造した宇宙船で、シドン星脱出にも使用された。3連装の巨砲を初め、多くの火器を持つ。



巨大ロボ
ファイブロボ
スカイアルファ、キャリアベータ、ランドガンマが「合体! トリプルジョイント!」の合図合体した巨大ロボ。全高36.5メートル。重量268トン。出力は180万馬力。武器は両腕のツインカノンと、異次元から現れる剣「超次元ソード」。超次元ソードによる剣技(技名は特に設定されていないが、セリフとして「銀河に一つのこの星を守りたまえ!」(セリフは話数によって違う)がある。)を必殺技とし、斜めから敵を斬り裂く。ソードの刃上部を分離させた二刀流で敵を斬るバージョンもある。
スカイアルファ
ファイブレッドが搭乗する巨大戦闘機。全長25.5メートル。重量83トン。マッハ4で飛行し、武器として「アルファレーザー」を装備している。ファイブトレーラーの先端部、ファイブロボの顔、胸になる。
キャリアベータ
ファイブブラック、ファイブイエローが搭乗する巨大トレーラー。全長22.9メートル。重量147トン。最高時速は420キロ。攻撃の際は屋根を開いてベータランチャーを出現させ、そこからミサイルを発射する。ファイブトレーラーの荷台部、ファイブロボの腹、足になる。
ランドガンマ
ファイブブルー、ファイブピンクが搭乗する巨大戦闘車。全長12.3メートル。重量38トン。最高時速は700キロを誇り、車体上部のガンマカノンで攻撃を行う。ファイブトレーラーの砲台部、ファイブロボの腕になる。
ファイブトレーラー
スカイアルファ、キャリアベータ、ランドガンマが合体したトレーラー。レーザー砲を装備。全長34.1メートル。重量268トン。最高時速は390キロ。
スターキャリア/スターファイブ
グンサーが乗ってきた真っ赤な巨大戦闘機(全長33.5メートル、重量292トン)。宇宙も航行出来、元々は星川博士が地球に帰還するために開発したものだった。「変形! スターラウンド!」の合図でスターファイブに変形する(全長39.8メートル、重量292トン)。出力は160万馬力。ブーメランとしても使える盾のスターシールドと、2丁の「スターガン」を武器とし、片方のスターガンから放つスターハングビームで敵を捕縛してからもう片方のスターガンでとどめをさす「ハングビームエンド」が必殺技である。
スーパーファイブロボ
ファイブロボとスターファイブが「合体! スーパーブラザージョイント!」の合図で合体した超巨大ロボ。全長52メートル。重量560トン。飛行速度は時速850km。走行速度は時速200km。出力は320万馬力。拳を飛ばすジェットナックルが得意。拳の代わりにファイブテクターを装備したブルーを発射する「人間大砲」を使用した事もある。頭部からは、スーパーファイブロボビームや妨害電波ビームを放つ。また、ヌンチャクや超次元ソードを使用したこともある。全身のエネルギーを右拳にこめ、体ごと飛び込む「スーパーベクトルパンチ」を必殺技とする。この技は、47話以降は右パンチを決めた後、続けて左パンチを決めるバージョンに強化された。
マックスマグマ
マグマベースにスーパーファイブロボが「合体! マックスクロス!」の合図で合体(格納)した人型巨大要塞。全長77.6メートル。重量2980トン。必殺技は、全身に装備されたビーム砲を一斉に発射する「ダイヤモンドマックス」。元々基地である構造上、歩行が出来ない。



銀帝軍ゾーン
銀河宇宙の征服を目論む混成エイリアン軍団。銀河皇帝メドーの下、今まで999個の星を滅ぼしており、地球を1000個目の標的に選んだ。銀河戦艦バルガイヤーを根拠地とし、多脚形態に変形する戦闘機バルゴールを繰り出す。共通通貨として「ドルエン」というお金を使っている(日本円に換算して1ドルエン=約100円)。



首領
銀河皇帝メドー - 演:松井千佳/声:金野恵子
艦内に顔だけで出現するゾーンの支配者。その正体は、かつてバルガイヤーが片想いの末、死なせてしまった王女メドーを投影した立体映像であり、幹部を利用するために映し出されていた幻だった。


幹部
ガロア艦長 - 演:石川武
銀河戦艦バルガイヤーの艦長として幾多の星を滅ぼしてきた。シドン星を滅ぼした際、学にレーザーガンで顔を傷つけられ、それ以来学=ファイブレッドにライバル心を抱く。レッドをも圧倒する剣の腕の持ち主であり、特に大力を活かした必殺技「大風車剣」の威力は絶大。だがサカサマデー(20年に一度の、メドー以外の者の立場が普段と逆転する日)や、シュバリエの登場をきっかけにその立場は危うくなっていき、第33話「必殺裏返し」Bパートにてついにメドーに見限られ、翌週から掃除係に降格されてしまう(シュバリエに嘲笑われつつトイレ掃除をさせられるシーンまで登場した)。だがある日、掃除のために入った部屋で謎のエネルギーを見つけ、これを利用しシュバリエの目を盗んでゴルリンを強化改造。第44話「死闘ロボ戦」においてこのゴルリンに数台の重機を融合させ巨大ロボビッグガロアンを作り出しスーパーファイブロボを撃破(文字通り首を取っている)して復権を果たす。しかし結局地位に執着する性格故に、メドーの棺に落ち込み爆死する(なお、彼とドンゴロス、マックスマグマの最期は最終回予告編にも収録されている)。
銀河剣士ビリオン - 演:山下伸二(現・工藤俊作)
剣と酒を愛し、戦いを無常の喜びとする左利き剣士。自分より少しだけ弱い敵を見つけては、戦いを挑み倒している。最終的に敵を殺すことを目的とするため、パートナーでも傷つけばあっさり見捨てる非情な性格。トラルギン、ソーラ、学(まなぶ)少年らを道具としてファイブマンを倒そうとしたが果たせず、最後は第46話「父母の行方」にてバラドルギンの戦死を見届けた後、単身戦い戦死を遂げた。このとき戦いに臨む彼の表情とセリフのカットは本作品の名シーンの一つといえる。
銀河博士ドルドラ - 演:西初恵
冷酷なゾーンの女科学者。兵器開発などを担当する作戦参謀的な存在だが、戦闘用サイボーグさえも圧倒する非常に高い戦闘能力も合わせ持つ。そのため自ら戦場に赴くことも多い。変装も得意としており、文矢を完全に騙したこともある。第46話「父母の行方」にてバルガイヤーの正体を知り、絶望のあまり狂乱していたところをザザとともに合身銀河闘士バラドルギンにされ、ニュータウン小学校を襲撃しシドンの花を滅ぼそうとするが、ファイブマンに敗れて戦死した。
銀河の牙ザザ - 演:渡辺元子
生まれたばかりで死にかけていたところをドルドラが命を救い、生体改造によって作り出した人工生命体で、ドルドラに絶対服従を誓い常に援護している。ビリオンと行動を共にすることもある。ピンク色の鉱石でできた二本のクリスナイフ風の短剣と格闘技を武器とする。第46話「父母の行方」にて狂乱するドルドラを救おうと近づいたところ、バルガイヤーの放ったエネルギーによって主共々合身銀河闘士バラドルギンにされ戦死した。レミとはライバル関係。
銀河商人ドンゴロス - 声:神山卓三(第1話〜5話?~)→加藤治(第6話?〜)
金儲けのことしか考えていない商人。エセとはいえ、何故か関西弁を話す。最後はその性格が仇となり、逃げる前に金庫から金を盗もうとしていたところをバルガイヤーの爆発に巻き込まれて死亡した。
初代艦長シュバリエ - 演:植村喜八郎
バルガイヤーの初代艦長。引退して悠々自適の生活を送っていたが、ゾーンが地球破壊に手間取っていると知り、再び戻ってきた。やがてガロアに代わって艦長に復帰する。歌が大好きな自称「銀河のヒーロー」。即興で歌を作ることもある。第34話「人間カン詰」においては和風の陣幕を張った本陣を構え、ファイブマンの缶詰を台に並べて飾るなど、独特の美意識も見せた。
ガロアを遥かに凌ぐ剣の達人であり、射撃や鞭の腕前も超一流。艦長に復帰後はファイブレッドとライバル関係となり、刺客としてわざわざヒョウコブラルギンを造り差し向けるなど、並々ならぬ対抗意識を見せた。最期は47話「超獣大脱皮」において、ファイブレッドとのチェーンデスマッチでの一騎打ちに敗れ、バルガイヤーによって『最高極上の死のエキス』として吸収され死亡した。
銀河超獣バルガイヤー - 声:加藤精三
ゾーンの真の支配者。生命体だが、長年ゾーンの基地「銀河戦艦バルガイヤー」として幹部を欺き続けていた。シュバリエの命を素とする最高極上の死のエキスで銀河超獣へ大脱皮した。シドンの花を弱点とする。
銀河戦隊ギンガマン - 当時、レギュラー幹部以外クレジットがなかったため、声優は不明。
バイカン星人(ギンガレッド)
モノメ星人(ギンガブルー)
グラチス星人(ギンガブラック)
フジミン星人(ギンガピンク)
グリンカ星人(ギンガイエロー)
5人のエイリアンによって構成される悪の戦隊。全員雄のエイリアンであり、ギンガピンクは他に例を見ない男性ピンクである。第9話「ギンガマン登場」で初登場。その後シュバリエ直属の部下として第28話「地獄の合唱」で再登場し、以後準レギュラーとなる。
個人の武器を用いた技以外に『アクマイザー3』の魔方陣アタックを髣髴とさせる必殺技ギンガマンアタックがあったり、最終決戦前には「銀河戦隊ギンガマン」の名乗りとポーズまで披露するなど、作中での描写はかなり優遇されていた(1996年の『激走戦隊カーレンジャー』に登場した『暴走戦隊ゾクレンジャー』もテーマソング・必殺技をもらう高待遇を受けているが、登場そのものは1話限り)。
最期は47話「超獣大脱皮」のAパート最後において、それぞれの対応する色同士のファイブマンとの一騎討ちに敗れ、シュバリエに最後の挨拶を送りつつ爆死した。その死にシュバリエが一瞬愕然となり、激怒するシーンが描写されていることから、シュバリエからの信頼は篤かったものと思われる。
1998年に同シリーズにて『星獣戦隊ギンガマン』という作品が放送されたが、これとは全くの無関係。シリーズにおいて、「ギンガマン」といえば2つのものを指すことになったため、掲示板などにおいて本作品を知らない世代が、「銀河戦隊ギンガマン」という言葉に訂正を行う過ちはよく見られる。


銀河闘士・合身銀河闘士
ゾーンの主力戦士。地球の昆虫や動物に似た姿と能力を持っている。名前の末尾には〜ギンとつく。その前につく接頭語はル(ガメルギンなど)・ラー(エノキラーギンなど)・ラ(サイラギンなど)など数パターンが存在する。
29話「合身vs合体」からはガロアの開発したフランケンカプセルによって二体の銀河闘士を合体させた合身銀河闘士が登場した。マックスマグマにさえダメージを与えた合身銀河闘士第一号・カニアリギンの異常なまでの強さと、後の合身銀河闘士たちの弱体化の激しさは今なおファンの間で語り草である。



銀河闘士

ガメルギン
トラルギン
ゾウルギン
コンドルギン
エノキラーギン サイラギン
オオカミルギン
ガガーギン
カブトギン
モグラルギン デンキウナギン
トドルギン
コウモルギン
ゴキラーギン
クモルギン ブタルギン
アメーバルギン
ライオギン
コガネギン
カマキラーギン コオロギン



合身銀河闘士

カニアリギン
イカタマギン
タヌキツネギン ワニカエルギン
ゴリワシギン
サメジゴクギン ヒョウコブラルギン
サソリナマズギン
サザエマジロギン カメレザルギン
ヒルアゲハギン
テラノTVギン イワカセキギン
バラドルギン


その他

銀河植物シドンデモン
放浪剣士クイーンキラー
銀河魔神バールギン
銀河怪獣カイジュルギン
銀河獣アンモナイトン
ミリア星人ソーラ
銀河魔神剣サーベルギン
銀河忍者バツラギン



戦闘兵
バツラー兵
ゾーンの戦闘兵。胸にゾーンの紋章が描かれた黒いタイツに甲殻類のような肩当て、×(バツ)の字のような模様が刻まれた顔という姿。カニのハサミのような剣が武器。銀河忍者バツラギンをリーダーにしている。
第26話「九州だョン」では戦隊史上初の幹部に命令&死刑宣告した戦闘員となった。

戦闘機
バルゴール

巨大ロボ
巨大化獣ゴルリン
白い体をした巨大改造エイリアン。銀河闘士の体を吸収して、再生・巨大化させる。ただし銀河闘士が完全に息絶える前に吸収できなければ巨大化させることはできない。登場順に1号、2号と番号を振り分けられている。15話に登場したゴルリン13号は銀河植物シドンデモンと合体した。最初から巨大化していたサイラギンを吸収しようとした所をファイブトレーラーに妨害され、ゴルリンのままでファイブロボと戦ったゴルリン6号、走っている途中で転んだ際に頭を打って気絶し、コウモルギンを吸収・巨大化させるのに間に合わなかったゴルリン12号、ガロアによってビッグガロアンに改造され、パワーアップしたゴルリン36号などもいる。価格は一体10万ドルエンである(大きさから考えると非常に安価?)。
黒ゴルリン
30話「黒ゴルリン」から登場。シュバリエが操る黒いゴルリン。銀河闘士を吸収・巨大化させる能力を廃して戦闘用に強化されており、銀河闘士を吸収しなくてもファイブロボと互角以上に戦う。武器は両肩のキャノン砲。30話ではハンマーの鉄球部分でイカタマギンと組み、ドッジボール戦を行った。最後は最47話「超獣大脱皮」にてシュバリエの死と時を同じくして、スーパーベクトルパンチ二連発に敗れて爆死した。
ビッグガロアン

その他
5くん人形 - 声:平辻朝子、高坂真琴
人形劇で使おうとしていたファイブマンを模ったパペット人形に、魂が宿ったもの。テコ入れの1つとして第23話より登場。劇中においてファイブマンの応援などを行っていた他、前述の通り一時期次回予告も担当していた。
ガロアどん - 声:梅津秀行
5くん人形同様、人形劇で使う予定だったパペット人形に魂が宿ったもの。こちらは名前から分かる通り、ガロア艦長を模っていた。5くんたちに苛められるのが常。結果的にこれらは話の流れを悪くしてしまっており、特に高齢視聴者の評判は軒並悪かった。そのためいつの間にか姿を消すこととなり(34話「人間カン詰」までは登場が確認できる)、失敗したテコ入れの代表格となっている。



スタッフ

原作:八手三郎
連載:テレビマガジン、てれびくん、テレビランド
脚本:曽田博久、渡辺麻実、藤井邦夫、井上敏樹
音楽:吉田明彦
キャラクターデザイン:大畑晃一、篠原保
撮影:いのくままさお
助監督:諸田敏、渡辺勝也、竹本昇
アクション監督:竹田道弘
特撮監督:佛田洋
車輌協力:MAZDA
オートバイ協力:スズキ自動車
プロデューサー:宇都宮恭三(テレビ朝日)・鈴木武幸(東映)
監督:長石多可男、蓑輪雅夫、新井清、東條昭平
ナレーター:小野田英一
製作:テレビ朝日、東映、東映エージェンシー


主題歌
主題歌シングルは本作よりアナログ盤からCDに完全移行した。


オープニングテーマ
『地球戦隊ファイブマン』
作詞:売野雅勇 作曲:小杉保夫 編曲:山本健司 歌:鈴木けんじ
1985年の『電撃戦隊チェンジマン』以降ロック色の強い主題歌が続いていたが、本作品では鈴木の歌声もあって、明るくさわやかな曲に仕上がっている。
後の戦隊シリーズのOP・ED曲で名編曲を多数輩出するアレンジャー・山本健司の戦隊初編曲作でもある。本編のほか、番宣CMでも使用されている。

エンディングテーマ 
『ファイブマン、愛のテーマ』
作詞:売野雅勇 作曲:小杉保夫 編曲:松下一也 歌:鈴木けんじ
OPとEDでアレンジャーが異なるのはシリーズ初。
タイトル通り、守るべきものへの愛を歌い上げている。メロディの美しさもあって、シリーズの名ED曲のひとつに数えられており、人気投票などでは必ず上位に食い込んでいる。
日本テレビ系の番組「ズームイン朝」の特集コーナーなどでイントロ部分が使用されるなど、番組以外でも活躍している。
なお、最終回では2番の歌詞が使用された。


トピックス
ファイブブラック/星川文矢を演じた小林良平と、ファイブイエロー/星川レミを演じた早瀬恵子(現:成嶋涼)は後に結婚。その他、早瀬と同じ倉田プロモーションに所属していた水野美紀が、39話においてミリア星人ソーラ役で女優デビューを果たしている。
また本シリーズとは縁の深い後楽園ゆうえんち(現在の東京ドームシティアトラクションズ)が当時開園35周年を迎え、歴代作品のレッドが集結した特別イベント「レッド大会」が11月3日から12月2日まで約一ヶ月間開催された。
2000年のNHK大河ドラマ葵・徳川三代でガロア艦長役の石川武とシュバリエ役の植村喜八郎が共演している。また、ファイブマンとは関係がないが、同じ戦隊シリーズの出演者としてジャッカー電撃隊にスペードエース・桜井五郎役で出演した丹波義隆も出演していた。


1990 - chikyû sentai fiveman (地球戦隊ファイブマン) OP
http://www.youtube.com/watch?v=hLdmSrPdAvk

地球戦隊ファイブマンED
http://www.youtube.com/watch?v=02pHUX8m1Sg

Chikyuu Sentai Fiveman Henshin
http://www.youtube.com/watch?v=iUG2onp5cyI

(・∀・)年代がうかがえる戦隊ですね

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