ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

更級日記コミュの第2文

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
いみじく心もとなきまゝに、等身薬師仏をつくりて、手あらいなどして、人まにみそかに入りつゝ、京にとくあげ給ひて、物語のおほく候ふなる、あるかぎり見せ給へと、身を捨てて額をつき、祈り申すほどに、十三になる年、のぼらむとて、九月三日門出して、いまたちといふ所にうつる。

コメント(7)

これもインパクトありましたね。等身大の仏像ー!?金持ちのする事は解らん…。流行ってたんですかね?「お子様の健やかな成長を願って」みたいな業者がいたとか。お勤めの練習用(りかちゃん仏様へのお勤めセット)ですかね?もし、物語を読みたいがためだけに作ったとしたらなお凄いですね。思わずねじりハチマキに彫刻刀を持った作者の姿を想像してしまいました。それにしても祈り方が凄まじい。とりあえず手は洗うとして、身を捨てて額をつきって、「お、お嬢様、他になさるべき事が…」
確かに「等身薬師仏をつくりて」ってどういうことでしょうね?
自分で作ったのか、わざわざ自分のために作ってもらったのか(雛人形・五月人形みたく?)、たまたま家で作ってあったのか(神棚・仏壇のように?)… ちょっと気になる。。

あと、「人まにみそかに入りつつ」というのが少女らしい秘密の儀式っぽくて可愛らしいですね。きっと本人は大真面目だったんでしょうね…☆
やはり等身大の薬師仏というのが気になります。

疑問?(←この書き方は興ざめでしょうか。)

この等身大の薬師仏を菅原孝標女がお父様に頼んで作ってもらったんでしょうか。



疑問?てつやさんの言うとおり、物語を読みたいからだけで作ったのでしょうか?




疑問?この等身大というのは誰の等身大なんでしょうか。孝標女?、当時の人の平均?



疑問?よこよこさんの言うように、自分で作ったのか?



疑問?
そして、なんで薬師仏なのでしょうか。地蔵やら、釈迦仏やら、阿弥陀如来やらではだめだったんでしょうか。薬師仏に意味があるのでしょうか。

ああ、疑問ばかりで解決しません(笑)。

暇ができて気が向いたら調べてみましょう。
うらわでわらうさんの疑問?に対してなのですが、薬師仏は病を治すと同時に現世利益を司る仏であったので、現実的な願いに対して薬師仏にすがるというのは当時の人々にとって妥当な行動だったのではないかと思います。。

時代によって信奉される仏も変わっていくようです…
「つくりて」と言っている以上、中古品ではないのでしょう。しかもわざわざ「等身に」を加えているあたり、孝標女と同じサイズだったのでは?他の古典作品にはあまり登場しないケースですよね。やはり、「孝標が子供達の無病息災を祈って置いていた仏像に祈った」と言う解釈が無難な気がします。人まにみそかに入りつつ祈り申していた訳ですから、彼女も使用方法が間違っている事は分かっていたのでしょう。しかもそんなに本が読みたいなら、そんな遠い仏様に祈らなくても、お祖父さんのお祖父さん(菅原道真)に祈る方がご利益がありそうじゃないですか。
でもやはりここは、
「物語を読みたいがためにお小遣いをはたいて仏像を作り、秘密の儀式を行った結果、願いが叶う第一歩として帰京することになりました。」とするのがストーリーの展開としては面白いですね。
もしくは「等身」は巨像でもなく、ミニチュアでもない、大体の人間と同じ実物大の像だヨというおおまかな意味なのかも…

そして(孝標が赴任地での家族の安全を祈願して)つくった薬師仏に、こっそりと自分だけのねがいを一心に願掛けしているという、ほほえましくも滑稽な構図を描写しているのかも。

「等身薬師仏をつくりて」の主語があいまいなのが、わかりにくいんですよね。。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

更級日記 更新情報

更級日記のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング